消化器科系

ありふれた機能性消化管障害の診断と治療

s00227
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胃食道逆流症、H.Pylori感染症、機能性ディスペプシアを極める!

■講師 下山康之 先生(群馬大学大学院病態制御内科学 助教)
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■講師 栗林志行 先生(群馬大学医学部附属病院消化器内科)
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【セミナー概要】
がんや潰瘍などの器質的疾患に対して、明らかな内視鏡所見がないにも関わらず、胸やけを訴える非びらん性胃食道逆流症(non-erosiverefluxdisease:NERD)、胃もたれや心窩部痛を認める機能性ディスペプシア(機能性胃腸症、functionaldyspepsia:FD)、下痢や便秘に伴う腹痛を訴える過敏腸症候群(irritablebowelsyndrome:IBS)などを機能性消化管障害と呼びます。近年、これらの疾患が増加していますが、この理由としてH.pylori感染率の低下に伴う胃酸分泌の亢進および胃がんや消化性潰瘍の減少、食事の欧米化による高カロリー・高脂肪食や肥満の問題、本邦における人口構成の高齢化、現代のストレス社会などが挙げられます。
本医療技術セミナーでは、別に挙げる構成で、GERDとNERD、FDやH.Pyloriに関する最近の話題等、機能性消化管疾患の診断と治療につき、解説致します。
皆さま、奮ってご参加下さい。午前10:00−12:00栗林志行
1.GERD(gastroesophagealrefluxdisease)とNERDの病態
2.GERD/NERD治療とPPI(protonpumpinhibitor)抵抗性GERD/NERD
 
午後13:00−15:00下山
3.機能性胃腸症FDの病態と治療―FDガイドラインの解説―
4.H.pyloriに関する最近の話題

セミナー要綱

セミナーNO. 227
開催日 2014年3月16日 10:00〜15:00
講師 ■下山康之 先生(群馬大学大学院病態制御内科学 助教)
■栗林志行 先生(群馬大学医学部附属病院消化器内科)
診療科目 消化器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■3月16日(日)に開催しました第227回医療技術セミナー『ありふれた機能性消化管障害の診断と治療−胃食道逆流症(GERD)、H.pylori感染症、機能性ディスペプシア(FD)、他を極める』は盛会裏に終了しました。
講師には、群馬大学消化器内科から栗林志行先生と下山康之先生をお招きしました。そもそもは、光学医療診療部の教授草野元康先生にお願いしたんですが、忙しくて時間が取れないということで、推薦のあった先生方です。草野先生は、カプセル内視鏡やダブルバルーン内視鏡等、最先端の話題の技術で消化器疾患を研究されておられる方と認識しております。
甘いもの、油っぽいもの、コーヒーの飲み過ぎ等でゲップが出たり胸ヤケがしたり、胃がもたれたり嘔吐したり、朝方苦いものがこみ上げてきたり・・・という経験は誰にでもあるのかと思いますが、かつては胃弱、胃下垂、慢性胃炎・・・といった病名で呼ばれていた疾患を取り上げていただきました。
講義の組立は、午前中がGERDとNERDの病態(?GERD/NERDの定義、?GERDの疫学、?食道の生理機能と胃食道逆流のメカニズム、?GERDの病態、?GERDの診断−i問診票、ii上部消化管内視鏡検査、iii24時間食道内pHモニタリング、iv24時間食道内インピーダンス/pHモニタリング、vPPIテスト、6GERDとNERDの病態の違い)と、GERDとNERDの治療(?GERD/NERDの治療、?PPI抵抗性GERDの病態と鑑別診断、?当院でのPPI抵抗性GERDの最終診断、?PPI抵抗性GERDに対する治療方針iPPIの投与時間・容量の変更、iiPPIの種類の変更(遺伝子多型による代謝の違い)、iiiNABに対する対応
ivPPI以外の薬剤の追加、?GERDと睡眠障害、6PPI抵抗性の予測因子
7PPI長期投与に対する懸念)でした。午後が、FDの病態と治療―FDガイドラインの解説―(?FDの総論(定義・診断基準など)、?FDの病態、?FDの治療)と、H.Pyloriに関する最近の話題、ということでした。
主宰者に分かったことは、胃の胃酸が食道に逆流するとGERD、十二指腸にいくとFDとなる。また、これらの疾患が肥満や睡眠時無呼吸症候群、骨粗しょう症と密接に関連する。ピロリ菌感染診断では、ガイドラインからいうと、見落としは訴訟にまで発展しかねない・・・と行ったことが興味を惹きました。
さすがに、このテーマでは会場もネットからも質問がたくさん出て、質疑は盛り上がりました。
考えてみれば、このセミナーは、昨年の10月27日の予定だったものが、台風の影響で延期された企画でした。開催できて幸いでした。

■講師 下山康之 先生(群馬大学大学院病態制御内科学 助教)
<略歴>
95年3月福井医科大学卒業
09年6月群馬大学附属病院消化器内科助教
13年8月群馬大学大学院病態制御内科学助教
 
日本消化器内視鏡学会(専門医・指導医)
日本消化器病学会(専門医・指導医)
日本消化管学会(胃腸科認定医)
日本ヘリコバクター学会(ピロリ菌感染症認定医)
GERDガイドライン協力委員
FDガイドライン協力委員

■講師 栗林志行 先生(群馬大学医学部附属病院消化器内科)
<略歴>
00年3月富山医科薬科大学医学部医学科卒業
6月群馬大学医学部第1内科研修医
01年12月足利赤十字病院内科研修医
02年6月桐生厚生総合病院内科研修医
03年6月群馬大学医学部附属病院第1内科医員
04年6月〜13年3月国立病院機構沼田病院内科/消
化器科
06年7月〜09年6月MedicalCollegeofWisconsin
留学
11年3月群馬大学大学院病態制御内科学修了
13年4月群馬大学医学部附属病院第1内科医員
<所属学会>
日本内科学会、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本消化管学会、日本睡眠学会、日本カプセル内視鏡学会、GERD研究会、
AmericanGastroenterologicalAssociation、
AmericanAcademyofSleepMedicine、
AmericanAssociationofSleepTechnologists、
 
<認定医、専門医等の資格>
日本内科学会認定医、日本消化器病学会専門医、
日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化管学会胃腸科認定医、Registeredpolysomnographictechnologist(RPSGT)

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販売価格  ¥5,500(税込)

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