一般医学系

プライマリケアにおける診療ガイドラインに沿ったC型肝炎診療を極める

s00216

患者さんに満足されるポイントと今後の治療の展望

■講師 藤岡高弘 先生(志木市市民病院院長/内科)
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【セミナー概要】
ウイルス性肝炎の治療法と患者さんの教育と指導法について学ぶ!
 
慢性肝炎の患者さんは、まったく病識の無い方もおられます。このような患者さんに病識を持たせて適切な治療に参加していただくことは、患者さんにも先生方にも大切なことです。一方、患者会などの講演会で病気のことを結構勉強されている患者さんもおられます。的確な病状把握と治療方針の提示が重要となります。私はどうしているかをお話したいと思います。
ところで、医師の説明や治療が不適切だったと裁判で敗訴しています。このように医師や患者さんにとって不幸な事態にならないために、新しいガイドラインに沿った診療(C型、B型ともに)についてもお話しいたします。また、患者さんの高齢化と、その対応に関してもお話しします。最後に、新薬の展望につきましても一言。先生方の患者満足度アップと集患に役立ちます。
皆さま、奮ってご参加下さい。
 
なお、この日の午前に開催されます『B型肝炎の診断と治療』にご参加いただける場合、昼食(弁当)をご用意いたします。ただし、できるだけ事前に参加登録してください。13;00−15:00
・疫学(肝癌患者は増加した)
・検診の経過(ウイルス陽性の約半数は精査をしなかった)
・慢性肝炎の予後
・治療の必要性(放置すると高率に肝癌を発症する)
・高齢者治療の必要性(高齢者慢性肝炎の死因の半数以上は慢性肝炎に関連したものである)
・治療目標(慢性肝炎による死亡を減らしたい)
・検査値の診かたと病状把握(GPTがすべてじゃない)
・ガイドライン(何故そうなったのかも)に沿ったC型、B型肝炎治療
・開発中の新薬(結構有望です)

セミナー要綱

セミナーNO. 216
開催日 2013年7月7日 13:00〜15:00
講師 ■藤岡高弘 先生(志木市市民病院院長/内科)
診療科目 一般医学系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■7月7日(日)午後に開催しました第216回医療技術セミナー「プライマリケアにおけるC型肝炎の診療を極める−患者さんに満足されるポイントと今後の治療の展望」は盛会裏に終了しました。
講師は志木市市民病院院長/内科部長の藤岡高弘先生にお願いしましたが、午前のB型肝炎の治療と合せて、”肝炎”を取上げる企画です。藤澤先生と藤岡先生は、ともに防衛医科大学のご出身で、ご一緒に仕事をされる時期もあったようで、藤澤先生のご紹介でお招きしました。
講義の構成は、C型肝炎の疫学、検診、予後、治療の必要性、高齢者の治療、治療目標、検査値の見方、ガイドライン、新薬の展望・・・との組立でしたが、ご担当いただいたC型肝炎だけでなく、B型肝炎の治療までも資料をご提供いただくとともに講義をしていただき、藤岡先生ならではの、各所に気配りに行き届いた講義でありました。資料には、鉄分を控えることが重要だとのことで、章二メニューに関するデータもご提示いただきました。
C型肝炎は主に、輸血を介して感染し、現在、数百万人のウイルス保因者がいるという。主宰者の小学生時代には予防接種等も注射針の使い回しが行われ、それも重要な一因になったようです。また、インターフェロンによる治療が始まり、効果を挙げているものの、高い費用の負担が問題になり、助成制度も設けられているということが現状認識です。
なぜC型肝炎とB型肝炎が、今、話題になっているのか・・・というと、?肝硬変・肝癌に進行するのを防止しないといけないが、変えられないもの(年齢)はあるが、治療の格段の進歩で、変えられるもの(治療方法等のうえで)が多くなってきた。?早期肝癌の完治が可能になって来て、それには何よりも早期発見が重要で、定期的な肝癌マーカー検査や定期的な画像診断が重要である、ということです。講義のまとめとして、?数百万人の肝炎ウイルス保因者がいる、?患者さんは高齢者に多い、?肝癌は増加しており、その原因は肝炎ウイルスである、?C型肝炎のウイルス型はIFNの反応の悪い1(1b)型が大半であるが、自覚症状が無いことで、いつの間にか進行し肝硬変や肝がんに進行してしまう、とのことです。
質疑では会場受講者からもネット受講者からも質問が相次ぎ、こなしきれないくらいでした。

■講師 藤岡高弘 先生(志木市市民病院院長/内科)
専門:内科全般、肝臓病学、感染症学、骨代謝学
 
<略歴>
82年防衛医科大学校卒業
防衛医科大学校中央病院研修医
84年国立長崎中央病院臨床研究部にて研修
86年防衛医科大学校中央病院専門研修
92年北里大学へ国内留学博士号取得
88年自衛隊富士病院、中央病院内科
(その後衛生学校で医療従事者の教育に携わる)
06年自衛隊中央病院呼吸器科部長
(国家公務員共済三宿謬院内科部長兼務)
11年志木市市民病院副院長/内科
12年同院長/内科
13年同総合健診センター長兼務
<専門医>
日本内科学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本肝臓学会専門医、日本感染症学会専門医、日本消化器内視鏡学会認定医、ICD制度協議会ICD
<著書>
『C型肝炎といわれた人へ改訂版』(著書;2005年;小学館文庫)ベストセラーになりました。
『C型・B型肝炎の治療とケアQ&A』藤岡高弘(著書;2007年;小学館文庫)
『オールカラー生活習慣病に視点をおいたよくみる病気がわかる本』岩岡秀明、岡田武夫、藤岡高弘、岩田健太郎(編著;2006年;照林社)
『よくわかる治療薬ブック:服薬指導・看護に役立つ』藤岡高弘、村上正裕、本江朝美(編著;2012年;照林社)他多数
<社会的活動>
『全国肝臓病患者連合会』『東京肝炎の会』を中心に、患者さんを対象にした健康講演会等での講演活動を、全国的に精力的に行っております。

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販売価格  ¥5,500(税込)

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日本メディカルスキルアップは対面形式のセミナー(会場受講)を重視し、2009年4月より計800回以上医療技術セミナーを開催してまいりました。製薬企業とは無縁の独立系セミナーで、臨床現場、専門領域の第一線で活躍する講師の質と圧倒的な学習時間で医療業界に貢献してまいります。一般医学系の他、さまざまなジャンルのセミナーを開催しております。