DVD・テキスト(開催実績)

プライマリケアのためのリハビリテーション

s00196
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筋・骨格系体系を理解したリハビリテーションのA C(整形外科領域)

■講師 竹井仁 先生(首都大学東京 大学院 人間健康科学研究科 理学療法科学域)
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【セミナー概要】
理学療法は、徒手療法+運動療法+物理療法+αからなります。徒手療法とは、各系(感覚器系、結合組織、筋系、神経系、関節系、循環系、内臓系など)に応じて取捨選択する構造的アプローチです。一方で、運動療法は、機能的アプローチに含まれます。すなわち機能的アプローチとは、初期の伝統的理学療法(自動的・他動的関節可動域運動や運動療法、歩行訓練、漸増的抵抗運動、電気療法など)と、その後の神経学的な抑制と促通の理論からなる方法が含まれます。これらを併せることで包括的アプローチが達成されます。自分が得意な方法にだけ患者様を当てはめるのではなく、各疾患の患者様一人一人の症状と徴候に合わせて治療アプローチは変わらなくてはなりません.どれだけ多くの引き出しを持つことが必要か、その引き出しについて紹介したいと思います。
皆様奮ってご参加下さい。
10:00〜10:30リハビリテーションにおける理学療法
10:30〜12:00構造的アプローチと機能的アプローチの概念
12:00〜13;00昼食・休憩
13:00〜15:00実技デモと若干の実習

セミナー要綱

セミナーNO. 196
開催日 2013年6月16日 10:00〜15:00
講師 ■竹井仁 先生(首都大学東京 大学院 人間健康科学研究科 理学療法科学域)
診療科目
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■6月16日(日)に開催しました第196回医療技術セミナー「プライマリケアのためのリハビリテーション−筋・骨格体系を理解した理学療法のABC」は盛会裏に終了しました。
今回の医療技術セミナーの趣旨は、「日常診療でリハビリが必要な疾患にはリハビリが処方されるとしても、医師が自分で出来るわけではなくて、その後は理学療法士さんや作業療法士さんに委ねるであろうが、医師には、その治療の考え方やその実際の内容を知っておいていただきたい」と考えたからです。セミナーには、医師以外に、理学療法士さんや看護師さん(救命救急センターの;急進期治療)もお出でいただきました。
講師には、首都大学東京健康福祉学部理学療法学科教授の竹井仁先生をお招きしました。昨年の夏、NHKテレビに出演されていたのに目が留まり、「この先生だ!」と思い尻込みされるのを無理にお願いしました。
講義は、午前が「理学療法の評価と治療アプローチ」という小タイトルで、?リハビリテーション、?理学療法、?構造的アプローチと評価項目、?機能的アプローチの組立て。午後は「軟部組織へのアプローチ」の小タイトルの下、?筋膜について、?筋膜マニピュレーションの理論、?筋膜マニピュレーションの治療例、?デモで、実際には約1時間の実技指導をお願いできました。(なお、”マニピュレーション”の適した訳語としては、”ほぐす””施術”と教えて下さいました)。
講義の中では、理学療法は徒手療法+運動療法+物理療法+αから成り、徒手療法は「構造的アプローチ」で、運動療法は「機能的アプローチ」に含まれ、色々なアプローチがあります。理学療法士は、色々な手法の理論や手技につき学習し、引出しを増やして、患者さんの一人一人違う症状や兆候にあわせて、治療アプローチを自在に変えられる技量を身に付けるべきだ、ということでした。また、治療の現場ではほとんど考慮されていない作業療法士さんに依頼できる法的な限界をも示されました。また、診察の技法について、モデルさんを相手に、実際にお示しいただきました。
で、セミナーは、閉会の宣言、特に2週間後に、「腰痛」を取上げ、AKA-博田法を取上げる・・・と案内しましたら、そこから俄然盛り上がり、ざっくばらんないろいろな質疑が始まりました。参加された医師からは、「たしかに理学療法の指示書は書くけど、実際にはどういう治療や指導が行われているか知らなかったし、あまり考えたこともなかった。PTさんの判断でやられて、お任せ状態でした。色んな手法が有ったんですね」「PTやOTさんから、よく、〇〇療法のセミナーに行きたいとの申請が上がるけど、行かせた方が良いんですか」との質問が出て、竹井先生は「ぜひ積極的に行かせてやってください。そしてPTさんの引出しを増やし、いろんな事例に的確に対応できるように援助してあげてください」とお応えになりました。こういう事情は、どこの病院やクリニックでも似たような状況ではないのでしょうか
(関連記事を、「こぼれ話」に掲載しております)

■講師 竹井仁 先生(首都大学東京 大学院 人間健康科学研究科 理学療法科学域)
87年3月東京都立府中リハビリテーション専門学校理学療法科卒業
87年4月東京都職員共済組合清瀬病院リハビリテーション科勤務
93年3月青山学院大文学部第二部教育学科卒業
97年3月筑波大学大学院修士課程修了
96年4月東京都立医療技術短期大学理学療法学科講師
98年4月東京都立保健科学大学理学療法学科講師
02年10月学位(医学博士)取得(東邦大学)
05年4月首都大学東京大学院人間健康科学研究科理学療法科学域准教授
首都大学東京健康福祉学部理学療法学科准教授
12年4月首都大学東京大学院人間健康科学研究科理学療法科学域教授
首都大学東京健康福祉学部理学療法学科教授、現在に至る
 
<著書>
触診機能解剖カラーアトラス上下巻(文光堂).系統別・治療手技の展開第3版(協同医書出版).運動機能障害症候群のマネジメント(監訳)、続・運動機能障害症候群のマネジメント(監訳)(医歯薬出版)・筋膜マニピュレーション理論編・実践編(単訳)(医歯薬出版)・内部機能障害への筋膜マニピュレーション理論編(監訳)(医歯薬出版)・運動療法・徒手療法ビジュアルポケットガイド(単訳)(医歯薬出版).人体の張力ネットワーク膜・筋膜最新知見と治療アプローチ(監訳)(医歯薬出版).たるみリセット、不調リセット(ヴィレッジブックス).肩こりにさよなら!(自由国民社).「顔たるみ」とり(講談社).自分でできる!筋膜リリースパーフェクトガイド(自由国民社).肩こりの9割は自分で治せる(イースト新書Q).日めくりまいにち、筋膜リリース(扶桑社).やせる!筋膜リリース(自由国民社).キレイ!筋膜リリース(自由国民社)、疲れない体になるには筋膜をほぐしなさい(誠文堂新光社).他多数.
 
<学会活動>
日本理学療法士協会運動器分科学会副代表、徒手理学療法部門代表運営幹事
日本徒手理学療法学会理事長、東京都理学療法士協会副会長
専門理学療法士:運動器・基礎系・内部障害系、認定理学療法士:徒手理学療法
千川篠田整形外科非常勤
 
<マスコミ>
「中井正広の金曜日のスマイルたちへ」、「中井正広のミになる図書館」、「世界一受けたい授業」、「所さんの目がテン!」、「主治医が見つかる診療所」、「あさイチ」、「健康カプセル!ゲンキの時間」、「ためしてガッテン」、「林修の今でしょ!講座」、「ジョブチューン」、「チョイス@病気になったとき」など.

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