一般医学系

心エコーのとり方の実際と心音と心電図所見からみた心エコーのとり方

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■講師 笠巻祐二 先生(日本大学板橋病院総合診療科 准教授)
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■講師 太田昌克 先生(日本大学板橋病院循環器内科 講師)
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【セミナー概要】
心臓は興奮収縮連関によって絶え間なく収縮と拡張を繰り返す臓器ですが、これを実際の臨床に当てはめると”興奮”は心電図により、”収縮”は心エコーにより評価することができます。言うまでもなく心電図は循環器診療においては必須の検査であり、ほぼすべての心疾患の診断、評価に用いられています。同様に、心エコー検査は、X線・CT検査のような被爆の問題がなく、非侵襲的であり、繰り返し施行できる長所を有し、あらゆる心疾患の診断、評価になくてはならない検査法として用いられております。一方、これまでの多くの心エコーに関するセミナーでは、両者を結びつけて捉えるといった視点がなかったと思われます。そこで、本医療技術セミナーでは、両者の検査を結び付け、心電図の読み方の基本を押さえながら、異常所見を心エコーで確認する際のポイントを分かりやすく解説し、実際のエコー画像を見ていただきながら身につけていただきたいと考えています。また、近年、若い先生方を見ていますと、様々な医療機器の進歩に伴い、理学的所見とくに”聴診”がおろそかにされているように感じます。本医療技術セミナーでは、典型的な心雑音から何を考え、心エコーを行うべきかについても実例を呈示しながら触れたいと思います。
皆様、奮ってご参加ください。10:00〜11:45講演【基礎編】
11:45〜12:00質疑応答
 
昼食時
 
13:00〜14:45講演【技術応用編】
14:45〜15:00質疑応答

セミナー要綱

セミナーNO. 195
開催日 2013年4月21日 10:00〜15:00
講師 ■笠巻祐二 先生(日本大学板橋病院総合診療科 准教授)
■太田昌克 先生(日本大学板橋病院循環器内科 講師)
診療科目 一般医学系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■4月21日(日)に開催しました第195回医療技術セミナー「心音と心電図所見からみた心エコーの取り方−気になる心音と心電図所見を心エコーで確かめ、関連付けて考える」は盛会裏に終了しました。
最近、エコー機の機能が様々に発達し可能性が飛躍的に高まって来て、エコー領域のセミナーは数多く存在するようですが、スキルアップでは、他のセミナーとの差別化のために『医師の専門領域と結び付ける』とのねらいで、昨年から”心エコー”では、『気になる心音と心電図所見を心エコーで確かめ、関連付けて考える』を企画して開催しております。
講師には、日本大学医学部板橋病院総合診療科准教授笠巻祐二先生と、循環器内科臨床研修指導医太田昌克先生をお招きしました。太田先生は『聴診と心音』からのアプローチ、笠巻先生は『心電図』からの心エコーへのアプローチです。素晴らしい内容のセミナーとなりました。
講義は、太田先生は、心負荷、心不全、?から?の心音(デモ)、大動脈弁狭窄症、僧房弁閉鎖不全症、大動脈弁閉鎖不全症、僧房弁狭窄症時の雑音や往復雑音、連続性雑音、湿性ラ音、内頸静脈の観察(怒張)、肝頚静脈逆流、傍胸骨拍動、四肢冷感等について、分かりやすい解説でした。笠巻先生は、世代の高齢化に伴い大動脈狭窄症が増えていることを指摘されるとともに、心エコーは、腹部エコーよりは難しいけど、描き出せるようになると明快ですよと、解説を始められました(何といっても肋骨と肋骨の間から超音波で検査するのですから!よく描けるモノです!いつも驚きます)。心電図と心エコーの役割、心電図所見から予想される心エコー所見、心電図所見から何が見えるか左室肥大を心エコーで診る、5例の症例検討、しかも予測とは違っていることもあるという症例も提示していただきました。
質問では、会場受講者からも、ネット受講者からも相次ぎ、大いに盛り上がりました。中で、保育園での検診では”雑音”のある子が多くなり、どう評価し、対処すればよいのか、というのもありました。確かに、貴重な質問でした。
主宰者としては、検査機器にばかり頼った診断から脱却して、聴診器での診断力を上げる、特に心音の判断力は大事・・・・という、いつもの主張もあり、実際に色々な心音を実際にお聞かせいただけるということも実現していただきましたが、大いに気をもんだセミナーでした。、

■講師 笠巻祐二 先生(日本大学板橋病院総合診療科 准教授)
<略歴>
85年日本大学医学部卒業
89年日本大学大学院医学科博士課程修了
89年日本大学医学部第二内科助手
90年練馬区医師会立光が丘総合病院内科
91年春日部市立病院内科
93年日本大学第二内科助手
93年Dalhousie大学生理学教室博士研究員
96年日本大学第二内科助手
06年日本大学循環器内科講師、
現在に至る
 
内科専門医、循環器専門医、日本心電学会評議員、日本心臓ペーシング・電気生理学会評議員、日本臨床生理学会評議員。専門分野は、心電図・心エコー・不整脈の診断と治療・虚血性心疾患の非侵襲的評価。

■講師 太田昌克 先生(日本大学板橋病院循環器内科 講師)
<略歴>
00年日本大学医学部卒業
03年春日部市立病院内科
04年日本大学医学部附属板橋病院循環器内科専修医
10年日本大学大学院医学科博士課程修了
12年日本大学医学部附属板橋病院専修指導医
現在に至る
 
日本内科学会認定内科医

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