一般医学系

他科の実地医家のための眼科の疾患

s00178
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■講師 鶴岡一英 先生(東京都立府中病院眼科 部長)
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【セミナー概要】
眼科領域の疾患は他科の先生方にとってはわかりにくい分野ではないでしょうか。一方で日常の診療では、目にこんな症状がある、眼科でこんな診断を下された、こんな手術を受ける・・・などと、患者さんから相談されることも多いかと思います。眼科疾患も他科の疾患と深い関連があることは先生方にはご理解いただいていると思います。また、検査法、治療薬、手術方法等も年々進歩しており、疾患概念、治療方法等も以前とかなり変化・進歩しています。
この医療技術セミナーでは、まず他科の先生方が日常診療の中で遭遇しやすいありふれた疾患の現状を紹介するとともに、他科との連携をどのようにしたら良いかをわかりやすく解説します。また、この間マスコミなどで取り上げられている話題の疾患についても実情を紹介します。次に失明原因のトップ2である糖尿病網膜症、緑内障について、現状と対策を解説します。これらの疾患は30年前には問題とならなかった状態も高齢化社会になって治療に対する考え方が変化しています。眼科の臨床医の現場の声を他科の先生方に届けたいと考えています。
皆様、奮ってご参加下さい。
午前(10:00〜12:00)
?.日常臨床で遭遇しやすいありふれた眼科の疾患−訪れる患者の
病態と、悩みを理解できるようになるために
メガネ・コンタクトレンズのトラブル、ドライアイ、VDTと眼精疲
労、加齢黄斑変性症、白内障、近視・斜視手術他
 
午後(13:00〜15:00)
?.失明率トップ2の糖尿病網膜症、緑内障の失明から救うために

セミナー要綱

セミナーNO. 178
開催日 2013年2月17日 10:00〜15:00
講師 ■鶴岡一英 先生(東京都立府中病院眼科 部長)
診療科目 一般医学系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■2月17日(日)に開催しました第178回医療技術セミナー「他科の実地医家のための眼科の疾患−日常診療で遭遇しやすい眼科の疾患;糖尿病白内障、白内障、緑内障、加齢黄斑変性症、その他の疾患新しい治療はどれだけ有効か」は盛会裏に終了しました。
講師には、東京都多摩総合医療センター眼科部長鶴岡一英先生にお願いしました。鶴岡先生は、メディカル・コア時代に同じテーマでお願いして以来、4年ぶりのご登場です。
講義は、午前には、基礎知識として眼の構造・解剖と、新しい検査機器による検査技術の進歩について触れていただいた後、糖尿病白内障、白内障で、午後には、緑内障、加齢黄斑変性症、その他の疾患として、メガネやコンタクトレンズ等の矯正の他、屈折矯正として矯正手術、角膜切開、LASIK、水晶体眼内レンズ、角膜移植を取上げていただきました。
お話をお聞きしていて、大事な点は、白内障の治療に於いては若干の進歩があるものの、その他の糖尿病白内障という疾患は、失明のリスクをはらんでおり、きちんと食生活と血糖値をコントロールしないと危険だとの解説を詳細におこなっていただきました。また、緑内障も、原因は突き止められているけれども、薬物や手術による治療も、現在では決め手が発見されておらず、なかなか難しい状況のようです。
講義を聴いていて、眼科の領域ではなかなか飛躍的な治療の進歩というようなことはあまりなく、”肉を切らせて骨を切る”といった、失明や視力回復のためには、何かをすてて、リスクをはらみながら、の診療である・・・という全体的な印象を持ちました。また、最近、テレビで、盛んに”加齢黄斑変性症”の治療の話が出て、「お医者さんに相談だ・・・」とやっておりますが、あの薬も高いばかりで、結局は決め手に欠ける治療である・・・とのことでした。他の話題としては、”角膜移植のための角膜提供”も、脳死判定が行われるようになり、心臓や肺、肝臓や腎臓はよく目が付けられるようになったものの、角膜の提供は却って減ってしまった・・とのことでした。
質疑では、目薬等の点眼はどの程度吸収されて聞くものなのかといった質問が会場内から出ましたが、ネット受講者からたくさん来て、丁寧にお答えいただきました。

■講師 鶴岡一英 先生(東京都立府中病院眼科 部長)
<略歴>
78年日本大学医学部卒業
駿河台日大病院眼科
国立立川病院眼科
86年都立府中病院眼科部長
10年多摩総合医療センター眼科部長
 
<学会活動・専門医>
日本眼科学会専門医、
日本網膜硝子体学会、
日本眼科手術学会、
日本弱視・斜視学会

ビジターは購入できません。

医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

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