DVD・テキスト(開催実績)

関節痛診療シリーズ3 他の内科疾患と間違える膠原病類似症候(全4回シリーズ)

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内分泌疾患関連の膠原病類似症候/リウマチ

■講師 岸本暢将 先生(杏林大学附属病院膠原病科 准教授)
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【セミナー概要】
〜関節診察ハンズオン〜診察でここまでわかる筋骨格系疾患の大原則〜
「手がこわばる」という主訴があり関節リウマチの疑いで紹介受診しましたが、実際は糖尿病にともなうバネ指、手掌屈筋腱炎であったこともよく経験されます。全身の筋痛を主訴に診断された甲状腺機能低下症もあります。今回の医療技術セミナーでは、前半は糖尿病、甲状腺疾患を中心に内分泌疾患にともなってみられる筋骨格系疾患につき解説します。後半では、リウマチ性疾患の診断、特に見た目で“一発診断!”。かっこいいですね。経験がものをいいます。
でも落とし穴もあります。例えば、レイノー症状があって強皮症と思ったら実はSLE、などだまされてはいけません。いろいろなリウマチ性疾患の写真をご紹介し、診断のポイント、除外診断が必要な疾患を示し、さまざまな角度から解説いたします。
皆様、奮ってご参加下さい。
■講演プログラムおよび要旨(受講者各位の録画・録音は固くお断り申し上げます)
 
午前10:00−12:00
内分泌疾患(糖尿病・甲状腺疾患)にともなう膠原病類似症候
 
午後13:00−15:00
目で見るリウマチ〜一発診断〜
 
1.内分泌疾患(糖尿病・甲状腺疾患)にともなう膠原病類似症候
「手がこわばる」という主訴があり関節リウマチの疑いで紹介受診しましたが、実際は糖尿病にともなうバネ指、手掌屈筋腱炎であることも経験されます。皮膚硬化がみられ強皮症が疑われましたが、実は皮膚硬化が起こる糖尿病性手関節症であったりもします。また、全身の筋痛を主訴に診断された甲状腺機能低下症もあります。決して必要もないのに糖尿病患者にステロイドを使用することのないようにしてください。ステロイド使用で必ず糖尿病は悪化します。糖尿病、甲状腺疾患を中心に内分泌疾患にともなってみられる筋骨格系疾患につき解説します。
 
2.目で見るリウマチ〜一発診断〜
リウマチ性疾患の診断は、見た目、経験、一点のルール、疫学、診断基準などさまざまな要素を考慮して診断していきます。特に見た目で“一発診断”かっこいいですね。経験がものをいいます。でも落とし穴もあります。例えば、鞍鼻を認めたのでウエーゲナー肉芽腫症!と一発診断したら実は梅毒!であった症例、レイノー症状があって強皮症と思ったら実はSLE、などだまされてはいけません。いろいろなリウマチ性疾患膠原病の写真をご紹介し、診断のポイント、除外診断が必要な疾患を示しなどさまざまな角度から解説いたします。これでみなさまもエクスパート!

セミナー要綱

セミナーNO. 165
開催日 2012年9月2日 10:00〜15:00
講師 ■岸本暢将 先生(杏林大学附属病院膠原病科 准教授)
診療科目
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■9月2日(日)に開催しました第165回医療技術セミナー「関節痛診療シリーズ3『関節痛の鑑別診断と治療』−内科・内分泌疾患関連の膠原病類似症候/リウマチ」は盛会裏に終了しました。
講師には聖路加国際病院アレルギー膠原病科(成人、小児)の岸本暢将先生をお招きしました。岸本先生には、今回「関節痛診療シリーズ」として全4回で企画していただきましたが、昨年12月9日にも「不明熱」を切り口に「関節痛」「関節リウマチ(RA)」「膠原病」を取り上げていただきましたし、この6月3日に、このシリーズ第1回目の「膠原病を見逃さないためのアプローチ」や、7月29日の2回目で「顎関節・上肢の関節/腰や下肢の関節」について、お話いただいたことは記憶に新しいところです。
講義は、午前中が「内科疾患(内分泌疾患)にともなう膠原病類似症候」というタイトルの下、?糖尿病、?甲状腺機能亢進症とリウマチ症候、?甲状腺機能低下症とリウマチ症候、?副甲状腺機能亢進症を取上げていただきました。特に前提として、内分泌疾患に関連して認められる4つの症候、?手の指の色が変わったり、ばね指になったりする等のレイノー現象、?手根管症候群、?全身の疼痛、?偽痛風、を挙げられるとともに、以下各々について詳細な解説を行っていただきました。
午後は、「目で見るリウマチ〜一発診断」のタイトルの下、診断の決め手として、?パターン認識(の長所と短所)、?Aphorism定番ルール(の長所と短所)、?診断基準等の分析(の長所と短所)を3点を挙げられるとともに、たくさんの症例をお見せいただき、聴衆とのクイズ形式で楽しく進められました。
いつ聞いても相変わらずのお話上手と頭脳明晰さ、まだお若いのによくもまあこれだけ多くの症例や技術、知識をもっておられるものだなあと感心させられます。
質問は、会場受講者からもネット受講者からもたくさん寄せられ、時間内にはこなせない位でした。
 
ところで、この日の医療技術セミナーから、ここ数カ月にわたり準備を重ねてきておりましたネット中継のiPADによる実験がうまくいきまして、次回からは受講者にもご参加いただけるようになりました。

■講師 岸本暢将 先生(杏林大学附属病院膠原病科 准教授)
<略歴>
98年北里大学医学部卒業/沖縄県立中部病院研修医
00年在沖縄米国海軍病院インターン
01年ハワイ大学内科レジデント
04年ニューヨーク大学/HospitalforJoint
Diseasesリウマチ膠原病科フェロー
06年亀田総合病院リウマチ膠原病内科プログラムディレクター
同年米国リウマチ学会DistinguishedFellowAward受賞
07年東京大学アレルギー・リウマチ内科、東京医科歯科大学臨床医学教育開発学、北里大学総合診療科非常勤講師兼務
09年聖路加国際病院Immuno-RheumatologyCenter

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販売価格  ¥5,500(税込)

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