総合診療系

プライマリ・ケアにおける”胸痛”への対応

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こんな時どうする実際の症例で検討しよう!

■講師 内藤俊夫 先生(順天堂大学医学部総合診療学 准教授)
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【セミナー概要】
”胸痛”の原因疾患は循環器疾患から皮膚疾患まで多岐にわたりますが、いわゆる「アート」で診断されていることも少なくありません。確かに、豊富な経験に裏打ちされた「アート」は大切ですが、EBMに基づいた「サイエンス」を診療に関与させることも重要です。
本医療技術セミナー当日は、胸痛患者の症状をスコアリングして「冠動脈疾患らしさ」を判断する方法などを例示します。このセミナーでは無記名投票システム(Turningpoint®)を用いて、実際の症例に直面した時の選択をクイズ形式で検討します。
皆さま奮ってご参加ください。午前の部
・胸部レントゲンの見方
・心電図の見方
・急性冠症候群について
・解離性大動脈瘤について
・肺血栓塞栓症について
 
午後の部
・胸膜炎の対応
・心膜炎の対応
・化膿性椎体椎間炎について
・帯状疱疹の対応
・その他の胸痛

セミナー要綱

セミナーNO. 149
開催日 2012年4月8日 10:00〜15:00
講師 ■内藤俊夫 先生(順天堂大学医学部総合診療学 准教授)
診療科目 総合診療系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■4月8日(日)に開催しました第149回医療技術セミナー「プライマリケアにおける”胸痛”への対応−こんな時どうする実際の症例で検討しよう−」は盛会裏に終了しました。
講師には、順天堂大学医学部総合診療科准教授内藤俊夫先生をお迎えしました。内藤先生は、感染症領域をベースとされた総合診療を志されており、日本プライマリ・ケア連合学会の理事等大いに活躍されておられます。この企画も、約一年前に講師依頼のお声をお掛けしたのですが、東日本大震災等でお忙しかったとのことで、ようやく実現に漕ぎ着けたものです。
また、この日のテーマであります”胸痛”という症状も、決して循環器疾患だけでなく、呼吸器科から、皮膚科、整形外科等の疾患まで多岐にわたり、頭から決てかからずに、「VINDICATE!!!P」という鑑別の手法からアプローチしていくという点が、強調されました。具体的には、胸部レントゲン、心電図、急性冠症候群、解離性大動脈瘤、肺血栓塞栓症、胸膜炎、心膜炎、化膿性椎体椎間炎、帯状疱疹、胸痛と腰背部痛の鑑別、・・・という症状や疾病が取り上げられました。また、胸痛患者の症状をスコアリングして「冠動脈疾患らしさ」を判断する方法などが、示されました。
私が目にした、画期的な進行法として、小さな電卓程度の大きさのリモコンによる”無記名投票システム”を用いて、実際の症例に直面した時の選択をクイズ形式で投票していただき、その投票内容が、すぐに画面に表示されるというもの(上の写真)で、大変驚きました。素晴らしかったです。そういうわけで、テキストには主要な部分のみが掲載され、かつ後で配布される・・・という事になりました。
質問も、先のような選択クイズシステムが関係したのか、会場受講者からは、たくさん質問が出ましたが、ネット受講者からはいつもよりは少なかったですね。
 
内藤先生には、秋以降に、次は「”感染症”の診かた」をテーマに、再登板をお約束いただきました。大いに楽しみです。
 

■講師 内藤俊夫 先生(順天堂大学医学部総合診療学 准教授)
94年3月名古屋大学医学部卒業
5月順天堂大学医学部附属順天堂医院
内科臨床研修医
97年5月順天堂大学医学部総合診療科学講座専攻生
98年4月東京医科歯科大学医学部微生物学教室研究生
00年10月米国テンプル大学神経ウイルス学・癌生物学センター留学(助手)〜02年3月
02年11月順天堂大学医学部総合診療科学講座助手
03年7月順天堂大学医学部総合診療科学講座講師
07年4月順天堂大学医学部総合診療科学講座准教授
08年1月米国メイヨークリニック感染症科留学(VisitingClinician)〜08年8月
 
著書:
パーフェクト総合診療・原因不明の胸痛診断ガイドブック(エクスナレッジ)
パーフェクト総合診療・原因不明の腹痛診断ガイドブック(エクスナレッジ)
不明熱診療マニュアル(医学図書出版)
 
所属学会:日本プライマリ・ケア連合学会理事、日本病院総合診療医学会理事、日本感染症学会認定感染症指導医、日本内科学会認定総合内科専門医
 
専攻領域:総合診療科学。HIV感染症を中心とした感染症学。

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