医師とコ・メディカルのための便秘と各種の大腸疾患、健康食品(特別企画;創立3周年記念謝恩企画3)
生活習慣、薬物療法、ダイエット、ヨーグルト等の健康食品の選択
■講師 後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
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【セミナー概要】
<開催のねらいとお誘いの言葉>
大腸がんは女性のがん死のトップです。男女合わせても肺がんに次いで2位となっています。
大腸内視鏡検査を4万件実施した専門の医師が気づいたことはいくらやっても増えていく、原因を断たなければならないということでした。肥満と間違ったダイエットが、便秘と腸内環境の悪化を引き起こし、慢性腸炎と大腸がんの増加となった。対処法としてそれぞれ、正しいダイエットの知識、便秘治療と乳酸菌、大腸がんの予防、大腸内視鏡検査で予防する、ことが必要です。それぞれについて詳しく説明します。
皆様、奮ってご参加ください。
10:00−12:00講義
13:00−15:00講義
1.肥満と大腸がん
2.正しいダイエットの知識
3.便秘と腸内環境の悪化
4.便秘治療と乳酸菌
5.慢性腸炎と大腸がんの増加
6.大腸がんの予防、大腸内視鏡検査
セミナー要綱
セミナーNO. | 144 |
開催日 | 2012年5月27日 10:00〜15:00 |
講師 | ■後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長) |
診療科目 | 一般医学系 |
DVD価格 | 5,500円(会員価格/税込) |
終了したセミナーの報告と開催の模様
■5月27日(日)に開催しました第144回医療技術セミナー「便秘と各種の大腸疾患−生活習慣、薬物療法、ダイエット、健康食品の選択」は盛会裏に終了しました。
講師には、新宿大腸クリニック院長後藤利夫先生にお願しました。後藤先生には、1月29日に「大腸鏡の”水浸法”による検査」、3月11日に「新しい麻酔薬、ポりペクトミーと評判の取れる胃カメラ法」に続いての3回目です。一回目の”水浸法”の人気に驚いて、急遽3月11日には関連するテーマである”ポリペクトミー”を開催することとし、もともと3月11日に予定していた今回の「便秘と大腸疾患」を急遽5月27日に変更させていただいた次第でした。関係者の皆さま、受講者の皆さまにはご迷惑をお掛けしました。心よりお詫び申し上げます。
今回の医療セミナーは、創立3周年記念謝恩企画の3つ目のセミナーとして、コ・メディカルにも開かれたものにさせていただきました。
講義は、第一部「便秘(の原因)とその治療」?「腸やせ」便秘、?便秘解消法、第二部「乳酸菌とヨーグルト」?心臓病・脳卒中の予防、2がんの予防、?アトピー・アレルギーの予防、?うつの予防、第三部「肥満・ダイエット」?肥満と健康、?ダイエットの理論、第四部「大腸内視鏡の効用」という組立てで行われました。
大腸がんは女性のがん死のトップで、男女合わせても肺がんに次いで2位となっている状況で、肥満と間違ったダイエットが便秘と腸内環境の悪化を引き起し、慢性腸炎と大腸がんの増加となった、というのが講師である後藤先生の分析です。対処法として、正しいダイエットの知識、便秘治療と乳酸菌(飲料)への正しい理解、大腸がんの予防、大腸内視鏡検査による予防に関する知識を普及させようということで、詳細な解説が行われました。また、難治性の便秘の原因とし後藤先生の作られた「腸やせ」という概念の解説や胃下垂や腸下垂におけるαループ、逆αループの解説等では、後藤先生の誠実で気取らず、意気込まず、淡々とした解説がとっても印象的で好感がもてました。また、「乳酸菌とヨーグルト」の項では、心臓病・脳卒中の予防として血圧を下げる効果のある乳酸菌の成分やその機序、血糖値やコレステロールを下げるヨーグルトの紹介や解説も行われました。
質疑応答では、シャワラーやコロンハイドロセラピー等の治療器械の治療法や価格、入手方法の他に、乳酸菌やヨーグルト、特に後藤先生ご自身が愛飲されているものとかについて集中しました。
全体的には、第一部の「便秘と治療」につい長い時間が割かれてしまい、昼食時間に大きく食い込むということにもなり、充実した内容のセミナーに成りました。
■講師 後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
<略歴>
88年3月東京大学医学部卒業(医師免許取得)
88年4月〜94年3月東京大学付属病院物療内科(消化器研究室)に勤務、研修医、医局員を経て助手
94年4月〜98年3月徳田虎雄に会い、徳洲会
病院(鹿児島、徳之島病院)に勤務する
98年3月〜00年3月西新宿胃腸クリニックを開設し、独立・開業
00年4月〜03年3月自由診療で大腸内視鏡を
行う
03年4月〜09年3月大隅鹿屋病院内視鏡セン
ター長。鹿児島県で多くの講演活動。
09年3月〜現在新宿にコンパクトな実験クリ
ニックである「新宿大腸クリニック」を開設
(稀有な歩みの詳細は、ホームページでご覧下さい)
<紹介>実父の大腸がんを機に大腸がんの早期発見・治療の重要性を痛感し、「大腸がん撲滅」を目標に独自の無麻酔・無痛大腸内視鏡検査法を開発。
全国各地の医療機関で無痛内視鏡検査を実践、後進の指導にあたるかたわら、著作・講演等の啓蒙活動にも熱心である。独自の無痛大腸内視鏡検査は好評で、遠方から足を運ぶ患者も少なくない。また「大腸がん撲滅」のために始めた便秘外来では患者の悩みに親身に対応し、その誠実な人柄に信頼も篤い。
<著書>
『腸をきれいにする特効法101改訂版』(主婦と生活社、14年)、『あなたの知らない乳酸菌力』(小学館、11年)、『その便秘こそ大腸ガンの黄信号』(祥伝社、01年)、『腸イキイキ健康法』(主婦と生活社、02年)、『腸いきいき健康ジュース』(ムック、07年)など著作多数。