一般医学系

グローバルヘルスの視点から見た感染症(特別企画;㈱DDOとの共催))

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①SARS(’03年・中国)から最近の感染症の話題まで/②病院・クリニックの感染症対策

■講師 浦島充佳 先生(東京慈恵会医科大学小児科 准教授 /総合医科学研究センター公衆衛生学 分子疫学 准教授)
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■講師 小山智弘 先生(株式会社サンエイ 代表取締役)
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【セミナー概要】
①SARS(’03年・中国)から最近の感染症の話題まで
2002年から2003年にかけ、中国で発生したSARS(重症急性呼吸器症候群、新型肺炎)は医療関係者に大きな衝撃を与え、流行期間中にはWHOが世界規模の警報を発する事態へと発展しました。また、2009年の新型インフルエンザの流行も記憶に新しいところです。海外が発生源の感染症であっても、交通網がきわめて発達した現代は、瞬く間に世界的規模の流行が引き起こされる危険をはらんだ時代であると言えます。こうしたことから、日常的な医療・介護現場においても、「グローバルヘルスの視点」が強く求められるようになっており、これに立った正しい看護・介護の知識と技術が不可欠であると考えられます。
本セミナーでは、豊富な実例に基づき、グローバルな視点から見た現場のあり方について、わかりやすく解説をしたいと思っております。
 

 

このセミナーは、会場にLANの設備がありませんのでLIVE中継は出来ませんが、2月22日(水)以降、オンデマンド配信と復習用のDVDの頒布を行い(@3、000円)ます。
 
13:40−15:40
①SARS(’03年・中国)から最近の感染症の話題まで
SARS、小児感染症、インフルエンザ、多剤耐性菌、HIV
東京慈恵会医科大学小児科/医科学研究センター分子疫学准教授浦島充佳先生
 
15:45−16:15
②病院内/施設内感染症対策〜感染対策はお掃除から〜
講師小山智弘氏(株式会社サンエイ代表取締役)
病院内、施設内での感染対策は、医療的な動線の衛生管理だけでなく、環境要因からの感染を防ぐ除菌・除タンパクや、施設内の空気にまで着目した「感染経路の遮断」が大切だと考えられます。当日は、それらについて分かりやすく解説します。

セミナー要綱

セミナーNO. 141
開催日 2012年2月18日 13:30〜16:30
講師 ■浦島充佳 先生(東京慈恵会医科大学小児科 准教授 /総合医科学研究センター公衆衛生学 分子疫学 准教授)
■小山智弘 先生(株式会社サンエイ 代表取締役)
診療科目 一般医学系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■2月18日(土)午後に開催しました第141回医療技術セミナー「グローバルヘルスの視点から見た感染症」は盛会裏に終了しました。
この日のセミナーのテーマは、第一講演が、「SARS(’03年・中国)から最近の感染症の話題まで」と題され東京慈恵会医科大学小児科准教授の浦島充佳先生に、第二講演が、「病院・クリニックの感染症対策」と題され?サンエイの代表取締役の小山智弘様にお願いしました。
まず、第一講演の講師の浦島先生は、’03年冬に中国●●省で最初の流行が始まり、そこで治療にあたっていた1人の医師がその後香港に旅行したところで発症し、香港でその医師に接触した人物達がカナダやベトナム等に飛び火させ流行させて行った”SARS”の、流行の経緯と新種の感染症であると認識され対策が取られるまでに、診療にあたった医療関係者が次々と感染し、対策が後手後手に回る中で大きな流行となった様子を再現した動画を供覧されました。次に、’09年夏でしたか、メキシコやアメリカで流行し始めた新型インフルエンザが、国際空港等での大防疫作戦にも関わらず日本に持ち込まれ、流行した経緯の紹介がありました。また、大正時代に国際的に流行し多くの死者を出した”スペイン風邪”の事例も挙げられながら、感染症の流行ということ自体も問題であるが、結局、こういう感染症の流行の陰で最初に犠牲になるのは最前線での治療にあたる医師や看護師等の医療関係者であり、そのための対策としては、常日頃からの備えこそが重要である、と強調されました。『感染症対策は平時にあり』『危機管理こそ日頃からの活動の集大成』という訳です。
受講者のアンケートには、「大変わかりやすく、勉強になった」「危機管理の大切さを学んだ」といったものが寄せられました。
第二講演では、日常の病院やクリニックでの清掃や消毒の大切さとその質、各種の検査方法や対策のポイント等が語られました。
二つの講演に共通したものは、強いていえば「院内感染」であったでしょうか。特に、”日常でも、感染性の疾病の流行時にも、最前線に立つ医師や看護師等医療スタッフが最初に対峙することになり、日頃からの勉強と実践が重要であるということでしょう。
 
昨年9月から、「エコー検査技術」や「外傷や感染症等に関する医療知識の習得」に関して5回にわたり続けられてきました?DDO様との共催によります、主としてコ・メディカル向けの医療セミナーは、ひとまず今回で最後になります。講師を務めていただきました関係者の方々へ、そしてご参加くださった関係各位へ、心よりお礼を申し上げます。

■講師 浦島充佳 先生(東京慈恵会医科大学小児科 准教授 /総合医科学研究センター公衆衛生学 分子疫学 准教授)
<略歴>
86年3月東京慈恵会医科大学卒業
5月東京慈恵会医科大学附属病院長
直属の研修医として小児科で
研修開始
88年3月初期臨床研修修了
4月東京慈恵会医科大学小児科学
講座医員、東京都立北療育医療
センター小児科派遣
89年7月同上復帰、東京慈恵会医科大学
小児科学講座助手
93年5月医学博士の学位取得
94年4月米国・ハーバード大学留学
97年4月同上帰国
5月東京慈恵会医科大学附属病院
小児科准診療医員(無給)
6月同上診療医員
99年6月米国・ハーバード大学留学
00年6月MasterofPublicHealth取得
9月同上帰国
10月東京慈恵会医科大学薬物治療学
研究室助手
東京慈恵会医科大学附属病院
小児科兼任
01年9月臨床研究開発室兼任
11月薬物治療学研究室講師
05年11月臨床研究開発室准教授
06年4月臨床研究開発室室長
現在に至る
 
<所属学会>
日本小児科学会
日本血液学会
日本癌学会
日本小児保健協会
日本薬剤疫学会
 
<社会的活動>
内閣官房副長官補による委嘱
平成18年9月28日〜現在
内閣官房より講師を依頼
平成18年10月11日〜現在
内閣官房危機管理官アドバイザー
国立環境研究所より委嘱
・地球温暖化会議
平成19年5月15日〜6月5日
WHO(マニラ):
1.GlobalEnvironmentalChange
andHumanHealth、
2.MillenniumEcosystemAssessment

■講師 小山智弘 先生(株式会社サンエイ 代表取締役)
関西医科大学付属枚方病院医療安全対策委員会学外委員
関西医科大学付属病院財団法人愛人会理事
EMA(エンバイラメンタルメディカルアライアンス)会長

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