一般医学系

家庭医療シリーズ2 小児科外来の診療の実際とそのポイント

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小児科診療時の使えるエビデンスと楽しい診察の知恵

■講師 佐野潔 先生(静岡県森町家庭医療センター 長)
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【セミナー概要】
家庭医がよく遭遇する小児の疾患。上気道炎、胃腸炎、発熱、健診、予防接種などのEvidencebasedmanagementと、家庭医の行う小児診療の特徴を理解してそのノウハウを習得し、実際の診療に役立てましょう。また、育児上のお母さんの質問に答えられるよう、よくある疑問・質問を一緒に考えてみましょう。皆様、奮ってご参加ください10:00-12:00小児の外来診療時のアイデア、家庭医的診察とそのポイント
よく遭遇する小児疾患の診療・対処の仕方とポイント
12:00-13:00昼食・休憩
13:00-15:00疾患のEvidencebasedmanagementと育児相談一問一答

セミナー要綱

セミナーNO. 132
開催日 2012年1月15日 10:00〜15:00
講師 ■佐野潔 先生(静岡県森町家庭医療センター 長)
診療科目 一般医学系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■1月15日(日)に開催しました第132回医療技術セミナー「家庭医療における小児診療−診療時に使えるエビデンスと楽しい診察の知恵」は盛会裏に終了しました。
講師は、静岡県森町家庭医療センター所長であります佐野潔先生で、昨年の10月23日の「婦人医療」以来の2回目の招聘でした。
午前中は、小児の外来診療時のアイディア、家庭医的診察とポイント、よく遭遇する小児の疾患の診療・対処の仕方とポイントについて、午後は小児の疾患のEvidencebasedmanagementと育児相談一問一答についてのお話でした。
午前の講義では、まず、”家庭医”の概念についての解説から始められました。良いか悪いのかはともかく、世界で日本を除く殆どの国で普及している医療システムに関する考え方で、いわゆる家庭や家族と密着して、家族のそばであらゆる医療相談や診療にあたるお医者様のことで、○○科という垣根が無く、主婦=奥さんを中心に奥さんや子どもをはじめとする家族全員の健康と疾患に関し何でも相談に応じ、診る”掛かり付け医”のことです。以降、小児の特性、小児診察の基本、お母さん(の家族の中での位置づけ)、ラポート作り、病歴とり、親子関係の観察、子どもは家族のバロメーター、家庭不和に対する子どもの反応、診察・・・・と続き、ぬいぐるみや舌圧子のアートが出てくると俄然盛り上がりました。他に、象さんの鼻をした鼻鏡には(最近、キャラクターの付いたバンドエイドやマスクには感心しておりましたが)びっくりしました。他に、いやがる子のお腹をさする方法や縫合時の工夫、薄めたオレンジジュースや離乳食の工夫等について楽しくお話いただきました。
午後の講義は、小児診療の基本手技として採血、点滴、腰椎穿刺とを、そして薬剤処方や薬用量、輸液について、小児診療よくある症状として、発熱、消化器症状、呼吸器症状、けいれん、発疹等につき詳細な解説を加えていただきました。次に、健康診断で、生後2週間、2カ月、4カ月、6カ月、12カ月、18カ月ごとのポイントと注意について。次に、「よくある子どもの相談」「子どもの成長(母親からの)一問一答」についても、かゆい所に手が届くような内容でした。
質疑は会場受講者からもネット受講者からもたくさん出ました。
次回は「家庭医における整形外科に関するノウハウ」です。ご期待ください。

■講師 佐野潔 先生(静岡県森町家庭医療センター 長)
所属静岡家庭医養成プログラム/森町家庭医療センター所長・指導医
米国家庭医学会認定医・シニアフェロー/ミシガン大学医学部家庭医学科関連教授/滋賀医科大学客員教授/兵庫医科大学臨床教授/日本家庭医療学研究所理事/野口医学研究所理事
略歴78:川崎医科大学卒業、78−79:米国横須賀海軍病院、79−83:八尾徳洲会病院、83−85:米国ミネソタ大学地域家庭医療科、85−99:米国ミネソタ州ロックフォード・バッファロー家庭医療センター開業、99−06:米国ミシガン大学家庭医学科臨床准教授、06−10:仏国パリアメリカ病院開業、10−:現職
著書:臨床の現場で教えるPhysicianasteacher

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販売価格  ¥5,500(税込)

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