総合診療系

子どもの感染症、予防接種とそのリスクマネージメント(子どもの)疾患シリーズ1)

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予防接種とリスクマネージメント

■講師 浦島充佳 先生(東京慈恵会医科大学小児科 准教授 /総合医科学研究センター公衆衛生学 分子疫学 准教授)
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【セミナー概要】
予防接種はこれまで、天然痘根絶をはじめ、ポリオの流行防止など多くの疾病防止に大きな成果を上げてきました。わが国でも、感染症による患者発生や死亡者の大幅な減少をもたらすなど、感染症対策上きわめて重要な役割をはたしてきています。
今回の医療技術セミナーでは、小児の予防接種の実際とそのリスクマネージメントについて分かりやすく解説したいと思います。
皆さま、奮ってご参加ください。
10:00-12:00第1部:子どもの感染症と予防接種の実際
1.子どもの感染症(年齢、季節性、その他)
2.予防接種制度の概要
3.日本における予防接種の現状と問題点
(ワクチンギャップを含めて)
12:00-13:00休憩
13:00-15:00第2部:リスクマネージメントを中心として
1.予防接種のリスクマネージメント
2.予防接種の上手な受け方と接種法
3.安全なワクチン確保とその接種法

セミナー要綱

セミナーNO. 124
開催日 2012年4月29日 10:00〜15:00
講師 ■浦島充佳 先生(東京慈恵会医科大学小児科 准教授 /総合医科学研究センター公衆衛生学 分子疫学 准教授)
診療科目 総合診療系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■4月29日(日)に開催しました第124回医療技術セミナー「子どもの疾患シリーズ1子どもの感染症と予防接種、そのリスクマネージメント」は盛会裏に終了しました。大型連休2日目にあたる日曜日でしたが、コメディカルの方を含めて、全国各地より大勢の方にご参加いただきました。ありがとうございました。
講師には、東京慈恵会医科大学小児科/総合医科学研究センター分子疫学准教授の浦島充佳先生をお招きしました。浦島先生は、これまで原発事故と健康・環境問題で2回お願し、感染症問題でも2回目のご登場です。また、”小児の疾患シリーズ”としては、5月13日に「アトピー性皮膚炎」、6月24日に「小児の喘息とアレルギー疾患」と続きますが、すべて講師は東京慈恵会医科大学の先生方ですが、ただし偶然です。
セミナーは、この秋から小児マヒの予防接種に、これまでの生ワクチンに代わって安全性の高い”不活化ワクチン”が使われ始める・・・との話題性と、いくつもある予防接種を(私が国立感染症研究所感染症情報センターが公開されている「乳幼児予防接種スケジュール」で数えてみましたら16種ありました)、どういうスケジュールで、どう受けるか、あるいは接種の順番や受けるワクチンの種類をどうするかという”医療現場での困惑”に応える面でも、企画されました。
講義は、まずは「08年の小児の死亡原因5歳未満児約7200名の死亡の内訳」についてのレビューから始まり、次いで個別の感染症ごとに、ここ10年間の流行状況、罹る主な年・月齢、季節性・時期、症状の特徴、治療法等について、対象としては突発性発疹、麻疹、水痘、風疹、A群溶血性連鎖球菌咽頭炎、EBウイルス感染症、流行性耳下腺炎、咽頭結膜熱、百日咳、伝染性紅斑、手足口病、ヘルパンギーナ、無菌性髄膜炎、マイコプラズマ肺炎、感染性胃腸炎(ノロウイルス・ロタウイルス)、RSウイルス感染症、インフルエンザ等について解説を加えていただきました。時には、小児に限らず高齢者や妊婦への影響・注意等にも触れていただきました。
その後、ある区の区立保育園でのポリオ予防接種状況や関連する諸注意(肺炎、呼吸困難、鼻カゼ、接種後の熱性ケイレン、自閉症、卵アレルギー)、皮下接種の候補場所や方法、ワクチン同時接種の事故の例や、スケジュールの立て方等について詳細な解説を加えていただきました。
質疑応答では、会場からもネット受講者からも次々と質問が絶えず、熱気あふれる雰囲気の中で続き、予定の時間を一時間も超過してしまいました。会場には、ある地方市議会の議員さんも出席され、行政に活かすためにか、多くの質問をされてお帰りになりました。

■講師 浦島充佳 先生(東京慈恵会医科大学小児科 准教授 /総合医科学研究センター公衆衛生学 分子疫学 准教授)
<略歴>
86年3月東京慈恵会医科大学卒業
5月東京慈恵会医科大学附属病院長
直属の研修医として小児科で
研修開始
88年3月初期臨床研修修了
4月東京慈恵会医科大学小児科学
講座医員、東京都立北療育医療
センター小児科派遣
89年7月同上復帰、東京慈恵会医科大学
小児科学講座助手
93年5月医学博士の学位取得
94年4月米国・ハーバード大学留学
97年4月同上帰国
5月東京慈恵会医科大学附属病院
小児科准診療医員(無給)
6月同上診療医員
99年6月米国・ハーバード大学留学
00年6月MasterofPublicHealth取得
9月同上帰国
10月東京慈恵会医科大学薬物治療学
研究室助手
東京慈恵会医科大学附属病院
小児科兼任
01年9月臨床研究開発室兼任
11月薬物治療学研究室講師
05年11月臨床研究開発室准教授
06年4月臨床研究開発室室長
現在に至る
 
<所属学会>
日本小児科学会
日本血液学会
日本癌学会
日本小児保健協会
日本薬剤疫学会
 
<社会的活動>
内閣官房副長官補による委嘱
平成18年9月28日〜現在
内閣官房より講師を依頼
平成18年10月11日〜現在
内閣官房危機管理官アドバイザー
国立環境研究所より委嘱
・地球温暖化会議
平成19年5月15日〜6月5日
WHO(マニラ):
1.GlobalEnvironmentalChange
andHumanHealth、
2.MillenniumEcosystemAssessment

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販売価格  ¥5,500(税込)

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