一般医学系

原発事故により日常診療にいっそう役立つ甲状腺・頸部エコー+こっそり乳腺エコー

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原発事故により今後子どもの甲状腺検査は命を助けることになる

■講師 杉山高 先生(浜松南病院画像診断部 顧問)
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【セミナー概要】
福島原発の放射能漏れ事故により、将来、内部被曝により甲状腺癌の誘発が心配されています.今回のセミナーはこの背景と社会事情を考え、「甲状腺・頸部エコー+こっそり乳腺エコー」としました.頸部は狭い領域に重要器官が寄り添うように存在しています.これらの器官をお手持ちの装置、コンベックスから”リニア”へ探触子を持ちかえ、ちょっとした走査のコツを知ることで、甲状腺・唾液腺・頸部リンパ節のほか、脳梗塞の危険因子と目されるプラークを頸動脈エコーで診ていくというものです.今回は、これに乳腺エコーを新たに加えてみまました.講義では各臓器の検査法や日頃、経験した症例を呈示し、エコーの有用性を解説します.実技では親切・丁寧をモットーにベテランのスタッフが担当します.この機会に是非、お誘い合わせの上ご参集賜り、ご体験くださいますようご案内申し上げます。きっと、明日からの診療にお役立てできるものと確信します.奮ってご参加ください。■講演プログラムおよび要旨(受講者各位の録画・録音は固くお断り申し上げます)
 
10:00-12:00甲状腺・頸部エコー・乳腺エコー検査の診かた
各論1:甲状腺・唾液腺・頸部リンパ節・乳腺エコーの走査と正常像および症例呈示
12:00-13:00昼食・休憩
13:00-13:45
各論2:頸動脈エコーの走査と正常像および症例呈示
14:00—15:30
実技:唾液腺・甲状腺・頸動脈の走査について実技指導(乳腺エコーの実技はモデルさんの当日の
事情により模擬のモデルさんになる場合もあります)

セミナー要綱

セミナーNO. 121
開催日 2011年11月13日 10:00〜15:00
講師 ■杉山高 先生(浜松南病院画像診断部 顧問)
診療科目 一般医学系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■11月13日に開催しました第121回医療技術セミナー「原発事故により明日からの日常診療にすぐに役立つ甲状腺・頚部エコー検査+こっそり乳腺エコー検査−唾液腺・甲状腺・頚動脈エコーの診かた」は盛会裏に終了しました。
講師には、エコー検査界の最高峰であります浜松南病院画像診断部顧問の杉山高先生にお願いしました。杉山先生の一連のエコー検査シリーズ中で、初めて「+こっそり乳腺エコー」を取り入れていただきました。先月の「女性の診療」に続き「女性医療」を補完する内容となりました。また、3月11日に起きた東日本大震災以後、地震と津波被害の面は復興に向けて力強く歩み始めておりますが、震災に伴って起きた東電福島第一原発事故による放射能汚染事故への対応については一進一退の状況ですが、福島県では36万人の小児・児童に内部被ばくによる甲状腺癌の検査が始まる等、この領域での必要性と責任が高まってきており、今秋の原発事故による課題を取り上げる一連の企画の一環でした。そういう事情からも、今回は被災地からも数名、ご参加いただきました。
午前の講義では、唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)、甲状腺、頚部リンパ節、そして乳腺エコーの走査と正常像および症例(像)の呈示が行われました。特に今回はネット受講者からの依頼も届き、「乳腺エコー」の解説や症例の呈示も念入りに行っていただきました。先にも書きましたが、「乳腺エコー」の内容については、メディカル・コア時代を通じて久しぶりなので、このホームページの「お試し動画」上で公開させていただきます。どうぞ奮ってアクセスして下さい。また、午後の講義では、頚動脈エコーの走査と正常像、および症例呈示が行われました。
その後。実技に移り、受講者はモデルさんや乳房モデルを相手に、皆さんプローブを持って、熱心に取り組まれました。
質疑応答では、この日のテーマについてはもちろんでしたが、それ以外に、肋骨骨折を含む「胸部エコー」のことが話題になり、是非勉強してみたい、挑戦してやってみたい・・・・と盛上る一幕もありました。
いつも思うことですが、実技では、杉山先生のプローブは迷うことなくサッと対象を捉え、速攻で綺麗な画像として描出されることです。普通だったら、周辺部分からとか試行錯誤しながら捉えていくものだろうに・・・・と思うのですが。
受講者は皆さん、満足そうな表情で帰って行かれました。

■講師 杉山高 先生(浜松南病院画像診断部 顧問)
経歴:1967年より藤枝市立総合病院放射線科に勤務ののち超音波科を設立。超音波科長、診療技術部長を経て、2000年科学技術庁長官賞受賞、退職後、志太医師会検診センターで「エコーによる多臓器癌健診」を立上げる。2006年ケアネットTVによる「”の”の字2回走査法で出来る「超音波手技大原則」、腹部全臓器と乳腺・甲状腺の走査法を動画像で全11回に収録。放送後4巻のDVDをリリース、現在に至る。
著書:「腹部超音波断層マニュアル」(秀潤社)、「実践腹部エコー」「体表エコーの実践」「腹部エコーの実学」「表在エコーの実学」「ひと目でわかる腹部・消化管エコー“実践編”」「ひと目でわかる腹部・消化管エコー実習テキスト”基礎編”」ともに(医療科学社)、「全科救急エコー”虎の巻”」「腹部カラードプラ”虎の巻”」(ともに井上書林)など
資格:診療放射線技師、第1種放射線取扱主任者、超音波検査士、日本超音波医学会会員。東海超音波研究会顧問など

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医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

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