循環器科系

日常診療に役立つ”頚部エコー”+こっそり”胸部エコー”の診かた

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唾液腺・甲状腺・頸動脈・胸部疾患(肋骨骨折)エコー

■講師 杉山高 先生(浜松南病院画像診断部 顧問)
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【セミナー概要】
たまには、コンベックスから”リニア”へ探触子を持ちかえてみませんか.その最も有用性の高い検査の1つに頸部エコーがあります.対象は唾液腺・甲状腺のほか、脳梗塞の危険因子とされるプラークを頸動脈エコーで簡単にみることができます.加えて、多くの臨床医の先生が半信半疑で受け止められるものに肋骨骨折があります.肋骨骨折の描出は胸部エックス線より、はるかにエコーの方が優れた方法です.走査は簡単.痛みの部分にピンポイント走査することで安全に診断できます.今回の医療技術セミナーではエコー装置の有効活用を考え、幅広な検査態勢の確立を目指し「頸部・胸部エコー」について日頃、経験した症例を呈示し解説したいと思います.この機会に是非、皆様お誘い合わせの上ご参集賜り、実技をご体験くださいますようご案内申し上げます。■講演プログラムおよび要旨(受講者各位の録画・録音は固くお断り申し上げます)
 
10:00-12:00頸部・胸部エコー検査の診かた
各論1:唾液腺・甲状腺・胸部(肋骨骨折・肺疾患)エコーの走査と正常像および症例呈示
12:00-13:00昼食・休憩
13:00-13:50
各論2:頸動脈エコーの走査と正常像および症例呈示
14:00—15:30
実技:唾液腺・甲状腺・頸動脈・胸部(肋骨)エコーの走査について実技指導

セミナー要綱

セミナーNO. 106
開催日 2011年7月24日 10:00〜15:00
講師 ■杉山高 先生(浜松南病院画像診断部 顧問)
診療科目 循環器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■7月24日(日)に開催しました第106回医療技術セミナー「明日からの日常診療にすぐに役立つ頚部エコー検査+こっそり胸部エコー検査−唾液腺・甲状腺・頸動脈+胸部疾患(肋骨骨折)エコーの診かた」は盛会裏に終了しました。
講師には、浜松南病院画像診断部顧問杉山高先生をお迎えしました。杉山先生にお願いするのは、わがスキルアップでは6回目くらいになるでしょうか今回は、2月6日以来、2回目の「頚部エコー」+「胸部エコー(肋骨骨折)」の開催で、大好評を博した企画の再来です。企画の”ウリ”は、「頚部エコー」といえば、これまで「頸動脈」「甲状腺」「リンパ腺・節」「唾液腺」と色々と細かく分けて別々に行ってきたテーマを一緒にやる、やれることにあります。また、肋骨の骨折はX線写真で診ても見えることもあれば見えないこともあるわけで、杉山先生苦心の研究と研鑽の結果、肋骨の痛いところにエコーのプローブを当てれば、実際にきちんと診れると実証されたものを「こっそり胸部エコー」と命名の上、実際の臨床の中で生かしていただこうと、実地医家各位に伝授しようとするものです。今後は、「こっそり」のタイトルをはずしていただいて、大々的にレクチャーしたいと張り切っておられます。
さらに、とりわけ「甲状腺エコー」の重要性について言及させていただければ、原発事故によるセシウム等の放射性物質の飛散問題は、チェルノブイリの例にも示されている通り、これから一層深刻な事態を迎えることになる筈で、一番影響が出やすい子どもの甲状腺のチェック等にますます重要なツールになると思われます。
講義は、午前には「唾液腺、甲状腺、胸部疾患(肋骨骨折)、リンパ節の走査・正常像と症例呈示」を行っていただきました。午後には、「頸動脈の走査・正常像と症例呈示」を行っていただきました。心に残っている言葉は、胸部エコーでは、「横隔膜」を狙っていただくと思わぬ疾病や異常が見つかることも多いですよ、というものです。質問は会場からも出ましたが、ネット受講者からのものが相次ぎ、日常診療の上での苦労がしのばれる内容も多く、なかなか有意義な討論になりました。
その後、待ちに待った実技指導がグループに分かれて行われましたが、皆さん、真剣に取り組んでおられました。
ある受講者の方からの感想では、「冬に『胸部エコー(肋骨骨折)』を指導していただいたが、外科をやっているので大変重宝している。X線写真では分からない骨折も多いんです。今では、肋骨を診る方法を生かしてのその延長線上で、関節の”健盤断裂”を診てるがこれがまたよく分かるんです」との事。うれしいお話と情報をいただきました。今後のセミナー企画に生かしたいと思います。遠くからご参加いただいた方も多く、ありがとうございました。

■講師 杉山高 先生(浜松南病院画像診断部 顧問)
経歴:1967年より藤枝市立総合病院放射線科に勤務ののち超音波科を設立。超音波科長、診療技術部長を経て、2000年科学技術庁長官賞受賞、退職後、志太医師会検診センターで「エコーによる多臓器癌健診」を立上げる。2006年ケアネットTVによる「”の”の字2回走査法で出来る「超音波手技大原則」、腹部全臓器と乳腺・甲状腺の走査法を動画像で全11回に収録。放送後4巻のDVDをリリース、現在に至る。
著書:「腹部超音波断層マニュアル」(秀潤社)、「実践腹部エコー」「体表エコーの実践」「腹部エコーの実学」「表在エコーの実学」「ひと目でわかる腹部・消化管エコー“実践編”」「ひと目でわかる腹部・消化管エコー実習テキスト”基礎編”」ともに(医療科学社)、「全科救急エコー”虎の巻”」「腹部カラードプラ”虎の巻”」(ともに井上書林)など
資格:診療放射線技師、第1種放射線取扱主任者、超音波検査士、日本超音波医学会会員。東海超音波研究会顧問など

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