脳神経内科系(神経内科)

聞かないと損する”神経内科の話”③:明日からの診療にすぐ役立つ“神経診察実技と鑑別診断”の極意を学ぶ ①ハンマー1本あればできる日常プライマリケアの神経診察法と診察実技、②他科領域(整形外科や内科)の外来で見る脳神経症状の診かた

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4時間でマスターできるレクチャーマラソン 

■講師 黒岩義之 先生(帝京大学医学部附属溝口病院 客員教授(神経内科)、附属 溝口病院脳卒中センター長、横浜市立大学名誉教授)
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【セミナー概要】
開催のねらいとお誘いの言葉
神経診察は専門医でしかできない難しい技術と信じられていますが、必ずしもそうではありません。ハンマー1本、爪楊枝1本、ティツシュペーパー1枚あればできる神経学的診察の手順を分かりやすく解説します。歩行障害、脱力、しびれなどの脳神経症状をもつ患者は、内分泌異常・膠原病などの内科疾患の外来、変形性頸椎症・腰椎症などの整形外科疾患の外来、ベーチェット病などの眼科疾患の外来、内耳感染症などの耳鼻科疾患の外来、前立腺癌などの泌尿器科疾患の外来にも、来られます。
今回の医療技術セミナーでは「明日からの外来診療にすぐ役立つ“神経診察実技”を学ぶ」をテーマに、「4時間でマスターできるレクチャー・マラソン」と銘打ち、神経内科の極意をまとめてお伝えします。パワーポイントや動画を豊富に用いて、分かりやすく解説します。
講演プログラムおよび概要
“4時間でマスターできるレクチャー・マラソン”
 
10:00-12:001.“神経診察実技”を学ぶ
ハンマー1本、爪楊枝1本、ティツシュペーパー1枚あればできる神経学的診察の手順
12:00-13:00昼食・休憩
13:00-15:002.“他科領域”の外来で遭遇する脳神経症状の診かた
「一般内科外来での脳神経症状の診かた」(13:00〜13:40)
「整形外科外来での脳神経症状の診かた」(13:40〜14:20)
「眼科・耳鼻科・泌尿器科外来での脳神経症状の診かた」
(14:20〜15:00)
 

セミナー要綱

セミナーNO. 101
開催日 2011年5月29日 10:00〜15:00
講師 ■黒岩義之 先生(帝京大学医学部附属溝口病院 客員教授(神経内科)、附属 溝口病院脳卒中センター長、横浜市立大学名誉教授)
診療科目 神経内科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■5月29日(日)に開催しました第101回医療技術セミナー「聞かないと損する神経内科の話?;明日からの外来診療にすぐに役立つ”神経診察実技”と”鑑別診断の極意”を学ぶ−4時間でマスターできるレクチャーマラソン」は盛会裏に終了しました。
講師には、横浜市立大学医学部長で、大学院神経内科学教授、神経内科・脳卒中科部長で、全国医学部長病院長会議の会長をお勤め中の黒岩義之先生をお招きしました。黒岩先生には、昨年の4月29日に「神経内科総論」をお願いして以来4回、「神経内科の話シリーズ」としては3回目のお話で、今回は「神経内科」と「多科内科、整形外科、眼科・耳鼻咽喉科、泌尿器科、心療内科・精神科」等の各々の診療科との関連付けにポイントを置いたお話をしていただきました。
午前の講義では、「診察実技」と「一般内科の外来で遭遇する脳神経症状」についてお取上げいただきました。特に、”診察実技”では、ハンマー1本、爪楊枝1本、ティッシュペーパー1枚を使って、擬似患者さんを相手に、診察の”声掛け”の仕方から始まり、色々な検査の仕方についてお示しいただきました。
午後の講義では、「整形外科」「眼科・耳鼻咽喉科」「泌尿器・産婦人科」「心療内科・精神科」(予告では、整形、眼科・耳鼻科、泌尿器科になっておりましたが)で遭遇しやすい脳神経症状について、「心・血管」「肺」「肝」「腎」「膠原病、炎症性疾患」「内分泌」「電解質異常」「悪性腫瘍」「血液」「ビタミン欠乏・過剰症」という切口から起きる症状や関連付けの考え方や診かたについて解説を加えていただきました。
質疑応答で特に盛り上がった箇所は、「泌尿器疾患」領域部分で、神経因性膀胱(低活動膀胱)や過活動膀胱の原因や関連付け、治療の方法についてと、特に一過性脳虚血発作(TIA)や、脳卒中の予後の療法や対応について多くの質問が集中しました。
いただいたアンケートでは、午前の「内科領域の疾患」の解説や症例が高度すぎて難しかった・・・・とか、午後でも「多科領域の諸疾患との関連付け」の部分でも、幅広く関連をたくさん挙げていただいたのは良いけれど、今度は逆に、「もっと深めて欲しかった」とのご指摘もありました。次の企画にぜひ反映させていただきたいと考えております。
最後に、この日大型の台風2号が接近しつつあり、会場の外からは雨や風の音が聞こえてくる会場でのセミナーでしたが、ホントにたくさんの方にご来場いただきましてありがとうございます。心より感謝申し上げます。ただ、皆さん、無事にお家にお帰りになられたかどうか大変に心配しております。

■講師 黒岩義之 先生(帝京大学医学部附属溝口病院 客員教授(神経内科)、附属 溝口病院脳卒中センター長、横浜市立大学名誉教授)
<略歴>
東京大学医学部卒。岩手医科大学神経内科助教授、虎の門病院神経内科部長、横浜市立大学医学部長・副病院長・神経内科学教授を経て、現職。
学会会長(日本臨床神経生理学会、日本自律神経学会、日本神経治療学会)を歴任。全国医学部長病院長会議会長、医療系大学間共用試験実施機構理事、医師国家試験専門委員、日本脳科学学会連合評議員、厚生労働省の各種専門委員、日本医師会疑義解釈委員、医薬品医療機器総合機構専門委員などを歴任。
専門領域は認知症・パーキンソン病・多発性硬化症・プリオン病・頭痛・てんかん・脳卒中など。

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販売価格  ¥5,500(税込)

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