4時間でマスターできるレクチャーマラソン；認知症、うつ、不眠を極める

■講師　黒岩義之 先生（帝京大学医学部附属溝口病院　客員教授（神経内科）、附属　溝口病院脳卒中センター長、横浜市立大学名誉教授）
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【セミナー概要】
３つの“脳神経症状”−“4時間でマスターできるレクチャー・マラソン”高齢社会を迎え、一般人口の数人の一人が経験するといって過言でない脳神経症状として、「物忘れ（認知症）」「うつ」「不眠」があります。
 
「聞かないと損する“神経内科の話”：“物忘れ・うつ・不眠”の診方」をテーマに、「4時間でマスターできるレクチャー・マラソン」と銘打ち、神経内科の極意を6テーマに分けてまとめてお伝えします。
 
パワーポイントを豊富に用いて分かりやすく解説します。日常の忙しいご診療の一助になれば幸いです。奮ってご参加下さい。
 
10:00-12:00１．“認知症”を極める
「正常脳の思考・判断機能について」（10：00〜10：40）
「認知症の診察方法」（10：40〜11：20）
「アルツハイマー病など認知症疾患の治療」（11：20〜12：00）
 
12:00-13:00昼食・休憩
 
13:00-15:00２．“うつ、不眠”を極める
「正常脳の感情・情動機能について」（13：00〜13：40）
「うつの診方と治療」（13：40〜14：20）
「不眠の診方と治療」（14：20〜15：00）

セミナー要綱

終了したセミナーの報告と開催の模様

■3月6日に開催しました第92回医療技術セミナー「聞かないと損する”神経内科”の話?−脳神経症状の診かた−物忘れ（認知症）、うつ、不眠の診かた；4時間でマスターできるレクチャーマラソン−」は盛会裏に終了しました。
内科の医師の方々も、他科の実地医家もまた、精神科や神経内科の領域が一番苦手だと思っておられる方が多いと思いますが、それを克服していただくセミナーとして企画しました。
講師は、横浜市立大学神経内科教授黒岩義之先生でした。黒岩先生は、全国医学部長病院長会議の会長（現職）を始め、政府の委員等をたくさん歴任されておられますが、狂牛病（プリオン）騒動の際のご活躍はつとに有名な話です。また、セミナーは、昨年の4月29日と12月12日に続く一連のシリーズであり、今回が3回目のセミナーとなりました。特に今回は2回目のセミナー「神経内科の話?頭痛としびれ、腰痛・背部痛、めまい、けいれん、ふるえ」と対の関係になります。ぜひ、ＤＶＤをお求め下さい（また、セミナー中に、5月29日に予定しております4回目の企画への受講者各位のご意見を求めさせていただき、とっても良いご提案をいただきました。乞うご期待デス）。
午前の講義は、「“認知症”を極める」という大きなテーマの下に「正常脳の思考･判断機能について」「認知症の診察方法」「アルツハイマー病など認知症疾患の治療」という3つのテーマでお話いただきました。特に立ち上がりの“脳の思考・判断機能”部分については、「人類の誕生と発達」「人間を人間足らしめる臓器は脳である」といった壮大なテーマでお話いただきましたし、それらを裏付ける約500枚に及ぶスライドとたくさんの動画を駆使されつつ行われました。具体的には、”認知症（物忘れ）”と”パーキンソン病”について詳細でわかりやすい解説をお願いできました。会場からもネット受講者からも質問が殺到し、昼食時間に大幅に食い込んでしまいました。
午後の講義は、「“うつ”と“不眠”を極める」との大きなテーマの下で、「正常脳の感情・情動機能」「うつの診かた」「不眠の診かたと治療」というテーマでお話しいただきました。午後もスライドと多くの動画を駆使して、目に見える講義をしていただき、とっても分かりやすいと大評判でした。質疑も、終了時間を大きく超えて、いつまでも続きましたが、今回もまさに”息もつかせぬ”名講義でした。

■講師　黒岩義之 先生（帝京大学医学部附属溝口病院　客員教授（神経内科）、附属　溝口病院脳卒中センター長、横浜市立大学名誉教授）
＜略歴＞
東京大学医学部卒。岩手医科大学神経内科助教授、虎の門病院神経内科部長、横浜市立大学医学部長・副病院長・神経内科学教授を経て、現職。
学会会長（日本臨床神経生理学会、日本自律神経学会、日本神経治療学会）を歴任。全国医学部長病院長会議会長、医療系大学間共用試験実施機構理事、医師国家試験専門委員、日本脳科学学会連合評議員、厚生労働省の各種専門委員、日本医師会疑義解釈委員、医薬品医療機器総合機構専門委員などを歴任。
専門領域は認知症・パーキンソン病・多発性硬化症・プリオン病・頭痛・てんかん・脳卒中など。