一般医学系

褥瘡のラップ療法・開放性湿潤療法(OpWT) (床ずれパッド作製の実演付)

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新春謝恩講演会:在宅医療を支援する!!①;床ずれのラップ療法−在宅アタマの褥瘡対策

■講師 鳥谷部俊一 先生(大崎市民病院鹿島台分院 診療部長)
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【セミナー概要】
褥瘡のラップ療法・開放性湿潤療法(OpWT)超高齢社会を迎え、病院、施設、在宅を問わず褥瘡対策が大きな課題となっております.この十数年間に多くの知見が集積され、褥瘡の予防治療は飛躍的に進歩しました.1996年に講師が発案した“ラップ療法”は、だれでも簡単にできる処置法(開放性湿潤療法)に進化しました.2008年には医療用ドレッシング(モイスキンパッド)が発売され、ラップ療法の可能性を広げました.第11回日本褥瘡学会学術総会(2009年)のラップ療法シンポジウムでは、大会場の参加者を前に白熱した議論が展開されました.学会はラップ療法検討委員会を設置し、ガイドラインにおけるラップ療法の位置づけの検討に着手しました.ラップ療法に対する関心が全国的に高まる一方で、不確実な知識でラップ療法を行うことに不安を感ずる方々も多いと思われます.講演会では、講師の褥瘡治療経験(1500例)をもとに、ラップ療法の歴史、理論、手技、治療例などについて楽しく解説しますので、受講後は「明日からの褥瘡診療・治療が楽しみになる」ことは間違いありません.多くの医療関係者にご参加いただき、褥瘡でお悩みの患者家族のもとにラップ療法の正しい知識をお届けすることができれば幸甚です.
床ずれのラップ療法−在宅アタマの褥瘡対策−(床ずれパッド作成実演つき)
10:30-12:30褥瘡のラップ療法・開放性湿潤療法(OpWT)
1.ラップ療法の歴史
2.褥瘡の治り方
3.開放性湿潤療法OpWT=ラップ療法の治療理論
4.ラップ療法(穴あきポリエチレン)の実際
5.感染創の治療
6.ラップ療法のエビデンス
7.褥瘡の予防
8.足病変は要注意
9.ラップ療法と学会ガイドラインは並立する
10.失敗のないラップ療法
11.ラップ療法(医療機器)による処置例
12.在宅の褥瘡は開放性湿潤療法
13.アタマの褥瘡の治療と対策
14.まとめ
 
※コ・メディカルの方は受講料の割引がございます。お問い合わせください。また、当日の午後1時30分より3時30分まで、同じ会場にて、川崎協同病院外科和田浄史先生の講演会「絶対に燃え尽きない在宅医療のチームを作る3つの方法」を開催しますが、この講演会にもご出席いただける方にはお弁当を準備させていただきます。皆様、奮ってご参加下さい。

セミナー要綱

セミナーNO. 84
開催日 2011年1月10日 10:30〜12:30
講師 ■鳥谷部俊一 先生(大崎市民病院鹿島台分院 診療部長)
診療科目 一般医学系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■1月10日(祭・月)午前に開催しました第84回医療技術セミナー「褥瘡のラップ療法・開放性湿潤療法(OpWT)」は盛会裏に終了しました。
講師の鳥谷部俊一先生は、昨年の5月16日以来の2回目の講義でしたが、今回もまたたくさんの受講者をお迎えすることが出来ました。皆様に感謝申し上げます。
講義では、ますます進化を続ける「褥瘡のラップ療法」について、ラップ療法の理論編・実践編、感染症対策、虚血肢対策、各種のスキンケア、画期的な被覆材の紹介等が行われました。受講者の方々には”褥瘡”が日を追って治癒して行くスライドにどよめきの声を上げていただきました。また、実演編では、台所の水きり用のポリエチレンの袋とペットシーツが簡単に合体され、見る見るうちに床ずれに貼り付けるパッドが出来て行く様子を何度も見せられて、拍手とともに感嘆のため息をついていただきました。ご協力ありがとうございました。
お帰りの際に提出していただきました受講者の方のアンケートの多くには、「今日得た知識を現場でぜひ生かしたい・・・」との喜び、意気込みや決意の程が語られていました。受講者の皆様の今後のご奮闘を心よりお願い申し上げます。
ところで、講義の冒頭のスライドには、「類似品にご注意。純正品のロゴ”元祖ラップ療法・鳥谷部俊一”をお確かめください」とありましたし、かつ半年ぶりにお会いしてみると、ちょっとだけ刺々しさを感じました。それは終わり頃の質疑応答での対応の中にもあり、受講者の方々も感じられたであろうと推察しましたが、恐らく、”褥瘡のラップ療法”が病院等の医療現場では、乾いた大地に水が染み入っていくようにどんどん普及して行っている割には、学会の講演会等ではいまだ相手にされず無視されるか、揚げ足取りの難癖や攻撃が絶えず、かつ他方ではちょっと理由(わけ)知りの研究者には似たような手法を真似・宣伝されて、その結果うまく行かない場合には、その原因を”ラップ療法”に押付けられたり・・・・の攻撃がいまだ絶えないのであろうと推察しました。(具体的には、熱傷や糖尿病性の足の疾患に、このラップ療法を試したがうまく行かなかった・・・・等、の攻撃だそうですが、鳥谷部先生は、治療の対象はあくまでも”褥瘡”であると、特に講義の中でも強調されました)。
鳥谷部先生のご主張の通り、「正しい理論と知識」と「正しい技術と手法」がより一層普及され、日本中の多くの医療現場で実践していただきたいと、念じてやみません。

■講師 鳥谷部俊一 先生(大崎市民病院鹿島台分院 診療部長)
<略歴>
1953年青森県生まれ
1979年東北大学医学部医学科卒業
1982年東北大学医学部第二内科
1991年鹿島台町国民健康保険病院内科科長
1996年“褥瘡のラップ療法”を考案
2004年相澤病院褥創治療センター統括医長
2005年開放性湿潤療法OpWTを提唱
2010年東京都大田区・たかせクリニック顧問
 
<著書>
褥創治療の常識非常識−ラップ療法から開放
ウエットドレッシングまで(2005年;三輪書店)
褥創のラップ療法―部位別処置事例集―
(2007年;三輪書店)
褥創治療の最前線−Dr.鳥谷部の超ラップ療法
(2007年;ケアネットTV)

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