聞かないと損する”神経内科の話”①:頻度の高い”脳神経症状”の診方
4時間でマスターできるレクチャーマラソン;頭痛としびれ、腰痛・背部痛、めまいと痙攣、ふるえを極める
■講師 黒岩義之 先生(帝京大学医学部附属溝口病院 客員教授(神経内科)、附属 溝口病院脳卒中センター長、横浜市立大学名誉教授)
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【セミナー概要】
6つの“脳神経症状”;“4時間でマスターできるレクチャー・マラソン”数人の一人が経験するといって過言でない脳神経症状として、「頭痛」「しびれ」「腰痛・背部痛」「めまい」「けいれん」「ふるえ」があります。
「聞かないと損する“神経内科の話”:頻度の高い“脳神経症状”の診方」をテーマに、「4時間でマスターできるレクチャー・マラソン」と銘打ち、神経内科の極意を6テーマに分けてまとめてお伝えします。
百聞は一見にしかず!:「けいれん・ふるえ」については動画を豊富に用いて分かりやすく解説します。日常の忙しいご診療の一助になれば幸いです。皆様、奮ってご参加下さい。
10:00-12:001.“頭痛としびれ、腰痛・背部痛”を極める
「頭痛の診方」(10:00〜10:40)
「しびれの診方」(10:40〜11:20)
「腰痛・背部痛の診方」(11:20〜12:00)
12:00-13:00昼食・休憩
13:00-15:002.“めまいとけいれん、ふるえ”を極める
「めまいの診方」(13:00〜13:40)
「けいれんの診方」(13:40〜14:20)
「ふるえの診方」(14:20〜15:00)
セミナー要綱
セミナーNO. | 82 |
開催日 | 2010年12月12日 10:00〜15:00 |
講師 | ■黒岩義之 先生(帝京大学医学部附属溝口病院 客員教授(神経内科)、附属 溝口病院脳卒中センター長、横浜市立大学名誉教授) |
診療科目 | 神経内科系 |
DVD価格 | 5,500円(会員価格/税込) |
終了したセミナーの報告と開催の模様
■12月12日(日)に開催しました第82回医療技術セミナー「4時間でマスターできるレクチャーマラソン聞かないと損する”神経内科の話”?−頻度の高い”脳神経症状”の診かた;頭痛、しびれ、腰痛・背部痛、めまい、けいれん、ふるえを極める」は盛会裏に終了しました。
講師は横浜市立大学大学院医学研究科神経内科学教授黒岩義之先生をお迎えしました。黒岩先生は全国医学部長病院長会議の会長もお勤めです。黒岩先生には4月29日にも「知っていないと損する”神経内科”の話」と題してお話いただきましたが、大好評でしたので、今回は3月6日との2回に分けて、企画させていただきました。静かな話しぶりの中に鋭さがいっぱい・・というイメージでした。
講義は、午前中に”頭痛””しびれ””腰痛・背部痛”の3つを取り上げていただきました。頭痛は、国民の40%・800万人の方が持っている病気だそうですが、”頭痛”の具合や種類によって起きている部位や異常の見極めの仕方について、”しびれ”もしびれている部位や症状・障害についての見極めと神経診察の方法とポイントについて、詳細な解説をしていただきました。今回は、腰痛や背部痛を取り上げていただいた関連でなのか内科の医師のみならず整形外科の医師も多数参加され、質問も約1時間に亘って続き、活発な質疑に終始しました。
午後の講義では、”めまい””けいれん””ふるえ”の3つを取り上げていただきました。今回取り上げていただいた6つの症状の中では、めまいが一番頻繁で遭遇しやすい疾患・症状であるとのことですが、何も無いことも多いけど危険なものが含まれていることもある症状であるとのこと。けいれんとふるえについては、てんかん、パーキンソン病、ウイルソン病、ハンチントン舞踏病、アテトーゼ、舞踏アテトーゼ、ジストニア、チック病、ジスキネジア等の動画を多数見せていただきましたが、要するに多くの先生方にとって未遭遇でまだ見たことのない症状をたくさん見せていただきましたが、”患者情報”や”個人情報の保護”が声高に叫ばれる昨今では貴重な機会であったかと思います。午後の質疑でも、こなしきれずに大部分が宿題になってしまいました。
受講者の中には”水俣病”の患者さんを診ておられる医師も来ておられ、質問もたくさんされて帰られましたが、良く分かったよ、とうれしそうでした。
来年の3月6日の2回目のセミナー”神経内科の話”?「物忘れ、うつ、不眠」が大いに楽しみです。
■講師 黒岩義之 先生(帝京大学医学部附属溝口病院 客員教授(神経内科)、附属 溝口病院脳卒中センター長、横浜市立大学名誉教授)
<略歴>
東京大学医学部卒。岩手医科大学神経内科助教授、虎の門病院神経内科部長、横浜市立大学医学部長・副病院長・神経内科学教授を経て、現職。
学会会長(日本臨床神経生理学会、日本自律神経学会、日本神経治療学会)を歴任。全国医学部長病院長会議会長、医療系大学間共用試験実施機構理事、医師国家試験専門委員、日本脳科学学会連合評議員、厚生労働省の各種専門委員、日本医師会疑義解釈委員、医薬品医療機器総合機構専門委員などを歴任。
専門領域は認知症・パーキンソン病・多発性硬化症・プリオン病・頭痛・てんかん・脳卒中など。
日本メディカルスキルアップは対面形式のセミナー(会場受講)を重視し、2009年4月より計800回以上医療技術セミナーを開催してまいりました。製薬企業とは無縁の独立系セミナーで、臨床現場、専門領域の第一線で活躍する講師の質と圧倒的な学習時間で医療業界に貢献してまいります。脳神経内科系(神経内科)の他、さまざまなジャンルのセミナーを開催しております。