消化器科系

明日からの診療にすぐに役立つ消化管エコーの診かた;”の”の字、”の”の字の2回操作法の薦め

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虫垂炎、炎症性腸炎・感染性腸炎、その他 胃腸病変を見つける!!

■講師 杉山高 先生(浜松南病院画像診断部 顧問)
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【セミナー概要】
下痢、腹痛、血便といった腸病変が疑われる場合、外来で最初に選択したい画像検査は躊躇なくエコーといえます。その理由は前処置の必要がなく、その場で腸管の肥厚や拡張の存在について知ることができるからです。
今回の医療セミナーでは、消化管エコー検査を日常診療に身近なものとして気軽に行うことができるknowhowについて日頃の経験を交えてお話致します。総論では消化管エコー検査を腹部臓器一連の流れの中に位置づけた走査手順について解説します。各論では各消化管の走査と正常例を解説、次に症例の多くを見ていただくことで消化管エコーの重要性をご認識いただき、診療時の強い味方としての威力を発揮できるようになっていただきたいと考えています。また、実技では専門家が対応、手をとって指導致しますので、この機会に是非、皆様お誘い合わせのうえ奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。
■講演プログラムおよび要旨(受講者各位の録画・録音は固くお断り申し上げます)
10:00-12:00腹部エコーマルチスキャンの総論
(上腹部・下腹部・回盲部・小腸・大腸)

総論:「“の”の字2回走査」により腹部臓器から消化管検査への走査手順について解説
各論1:食道・胃・十二指腸・小腸・回腸末端の走査と正常像およびチェックポイントと症例呈示
各論2:回盲部・虫垂・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸の走査と正常像およびチェックポイントと症例呈示
 
12:00-13:00昼食・休憩
 
13:00-15:30
各論3:各論2の続きと消化管検査のピットホールなど
実技:「“の”の字2回走査」により腹部臓器から消化管検査への走査手順について資料に基づき実技指導

セミナー要綱

セミナーNO. 76
開催日 2010年10月31日 10:00〜15:30
講師 ■杉山高 先生(浜松南病院画像診断部 顧問)
診療科目 消化器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■10月31日(日)に開催しました第76回医療技術セミナー「明日からの日常診療にすぐに役立つ消化管エコーの診かた−虫垂炎、炎症性腸炎・感染性腸炎、その他の胃腸病変」は盛会裏に終了しました。
講師は、CareNet等で「”の”の字の、2回走査法」でご活躍中の浜松南病院画像診断部顧問であります杉山高先生をお迎えしました。杉山先生は、5月30日に開催しました「腹部エコー」に続いて2度目ですが、今回は特に、「明日からの日常診療にすぐに役立つ消化管エコー」に力点を置いていただき、実践的なプログラムにしていただきましたので、大好評でした。なお、今回のセミナーの開催にあたりましては、エコーの器械を2台、東芝・静岡支店様よりご提供いただきましたので、記して感謝の意を表明させていただきます。
講義は、午前中に「食道・胃・十二指腸・小腸・虫垂・回腸末端の走査と症例」と、「上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸の走査と大腸病変、IBD症例」の2部に分けていただき、各臓器のエコー正常像と病態像、内視鏡像の3種を捉えた画像をパラレルに作っていただいたスライドや動画をたくさん供覧していただきましたが、色んな炎症や癌、腸重積、腸閉塞、色んな感染症の腸等の写真のどれも実際の検査中に捉えられた画像であるということで、一人で勉強するにもテキストと復習用のDVDさえあれば何とかなりそうなくらいによくまとまった内容ときれいな画像でした。
午後の講義では、先に約10分程で「消化管エコーのピットホール」とのタイトルで、設問形式にまとめられた講義の後は、皆さん待ちかねた実技に移りました。実技では、杉山先生が、モデルさんを相手に一通り走査法についてご説明いただいた後、2手に分かれて操作法を学んでいただきました。”虫垂”の出し方はとか、上行結腸や横行結腸の出し方は・・・・とか、声が飛んでおりましたが、「先生!、”の”の字の操作法を一通り教えて下さい」とか、最後は、予定外の「肋骨の描出方法は」との声まで出てしまいましたが、杉山先生も快く応じられ、操作法を披露されておりました。最後まで、和気藹々の雰囲気の中で進行し、「杉山先生のセミナーは3回目だよ」「納得したよ!」との声を残して皆さん方帰られました。
前夜、関東地方には大型の台風14号が来襲し、大雨や強い風に襲われて開催が危ぶまれたのですが、主催者としてはエコーのセミナーはそう開催の機会があるものではないので、「決行」をお知らせしておりましたが、開催当日は、うれしいことに全員の方に参加していただきました。感謝に絶えません(涙)。主催者といたしましては、感謝の意を込めて、受講者の方々に杉山先生と一緒に実技中のお写真を配布させていただくことにいたします。思い出の記念にご笑納下さい。

■講師 杉山高 先生(浜松南病院画像診断部 顧問)
経歴:1967年より藤枝市立総合病院放射線科に勤務ののち超音波科を設立。超音波科長、診療技術部長を経て、2000年科学技術庁長官賞受賞、退職後、志太医師会検診センターで「エコーによる多臓器癌健診」を立上げる。2006年ケアネットTVによる「”の”の字2回走査法で出来る「超音波手技大原則」、腹部全臓器と乳腺・甲状腺の走査法を動画像で全11回に収録。放送後4巻のDVDをリリース、現在に至る。
著書:「腹部超音波断層マニュアル」(秀潤社)、「実践腹部エコー」「体表エコーの実践」「腹部エコーの実学」「表在エコーの実学」「ひと目でわかる腹部・消化管エコー“実践編”」「ひと目でわかる腹部・消化管エコー実習テキスト”基礎編”」ともに(医療科学社)、「全科救急エコー”虎の巻”」「腹部カラードプラ”虎の巻”」(ともに井上書林)など
資格:診療放射線技師、第1種放射線取扱主任者、超音波検査士、日本超音波医学会会員。東海超音波研究会顧問など

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販売価格  ¥5,500(税込)

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