消化器科系

明日からの日常診療にすぐ役立つ頚部エコー検査

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唾液腺病変と甲状腺、頚動脈のエコー検査を一遍に診る!

■講師 杉山高 先生(浜松南病院画像診断部 顧問)
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【セミナー概要】
エコー検査の対象部位を「腹部」から「胸部・頸部」にまで拡げてみませんか。その最も有用性の高いものの一つに唾液腺があります。
今までエコーであまり見られていないと思われますが、体験すれば簡単に見ることができます。唾液腺検査は耳鼻咽喉科が、甲状腺は外科あるいは内分泌科が、頸動脈検査は循環器科が、といった診療科目の違いにより一緒に見ることはほとんどありませんでした。
今回の頸部エコー検査はオリジナルの企画で、唾液腺・甲状腺の検査のほか、脳梗塞の危険因子と目されるプラークの存在も頸動脈エコーで、一緒に診てしまおうというものです。講義では、臨床現場で日常遭遇する頸部エコー検査について症例を呈示し、身近な検査として位置づけていただけるよう長年の経験を交えて解説致します。
皆様奮ってご参加いただき、実技で是非ご体験くださいますようご案内申し上げます。10:00−11:15頸部エコー検査の診かた
講義1:唾液腺・甲状腺エコーの走査と正常像および症例呈示
講義2:頸動脈エコーの走査と正常像および症例呈示
 
11:15−12:30
実技:唾液腺・甲状腺と頸動脈エコーの走査と描出法について実技指導
 

なお、この日の午後、同じ講師、同じ会場にてセミナー「胸部エコー」を開催しております。ぜひ、そちらのセミナーにもご出席ください。なお、できるだけ事前にお申し込みください。お弁当をご準備致します。

セミナー要綱

セミナーNO. 72
開催日 2011年2月6日 10:00〜12:30
講師 ■杉山高 先生(浜松南病院画像診断部 顧問)
診療科目 消化器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■2月6日(日)午前に開催しました第72回医療技術セミナー「明日からの日常診療にすぐ役立つ頚部エコー検査;唾液腺病変と甲状腺、頸動脈エコーの診かた」は盛会裏に終了しました。
講師は、「”の”の字”の”の字の2回操作法」で高名な、かつCareNetでもご活躍の浜松南病院画像診断部顧問杉山高先生にお願いしました。
今まで「甲状腺」と「頸動脈」は別々に診るような企画が多かったというか、”しか”なかったと思うのですが、今回の企画の目玉は、「甲状腺」と「頸動脈」を一遍に、かつ(企画として)取り上げられることがあまり無かった「リンパ節」「唾液腺」のエコーを加えて”頚”を丸ごとエコーで検査することにありましたが、その斬新な点が奏功したのか、多くの受講者をお迎えすることができました。何でもお出来になられる杉山先生ならでは・・・・の企画です。
講義は、?「左右の頚部リンパ節」の解剖、走査法とポイント、正常像と病態であるリンパ節炎、胃癌の転移、リンパ節腫大、悪性リンパ腫等の描出図を、?次に「耳下と顎下、舌下にある唾液腺」の解剖、走査法とポイント、正常像と病態としての急性耳下腺炎、急性化膿性耳下腺炎、慢性硬化性顎下腺炎、ガマ腫(顎下舌下型)、唾石、耳下腺膿胞、ワルティン腫瘍(耳下腺)、扁平上皮癌(耳下腺)、腺癌(顎下腺)等の描出像を示していただきました。次に、「甲状腺」エコーでは、同じく解剖、走査法とポイント、正常像と病態であるびまん性甲状腺疾患(単純性甲状腺腫、バセドウ病、橋本病、亜急性甲状腺腫。急性化膿性甲状腺炎)のチェックポイントと描出像、各種の良性疾患の描出像。各種の悪性疾患の病態では、乳頭癌、甲状腺癌、悪性リンパ腫、頚部食道癌、副甲状腺腫瘍の描出像等をご紹介いただきました。最後に、「頸動脈」エコーでは、検査の仕方、頸静脈との鑑別の仕方、走査部位と正常像、総頸動脈・内頸動脈・外頸動脈・椎骨動脈の鑑別と走査部位、正常像、観察のポイント、内中膜壁厚(IMT)の計測、血流計測、頸動脈疾患の等をお示しいただきました。病態像としては、プラークの色々、総頸動脈狭窄、内頸動脈閉塞症、動脈瘤、静脈瘤、動脈解離、血栓等の描出像を示していただきました。
その後、グループに分かれ、技術指導の講師の指導の下、エコー機とモデルさんを囲み実技指導が行われました。自分がプローブを握っている時のみならず、他の方が指導を受けておられるのも一言も聞き漏らさないように・・・・・・と熱心なまなざしで取り組んでおられました。
受講者各位は、「勉強になった」「大変良かった」「次も実技セミナーがあれば参加したい」との声を残して帰って行かれました。

■講師 杉山高 先生(浜松南病院画像診断部 顧問)
経歴:1967年より藤枝市立総合病院放射線科に勤務ののち超音波科を設立。超音波科長、診療技術部長を経て、2000年科学技術庁長官賞受賞、退職後、志太医師会検診センターで「エコーによる多臓器癌健診」を立上げる。2006年ケアネットTVによる「”の”の字2回走査法で出来る「超音波手技大原則」、腹部全臓器と乳腺・甲状腺の走査法を動画像で全11回に収録。放送後4巻のDVDをリリース、現在に至る。
著書:「腹部超音波断層マニュアル」(秀潤社)、「実践腹部エコー」「体表エコーの実践」「腹部エコーの実学」「表在エコーの実学」「ひと目でわかる腹部・消化管エコー“実践編”」「ひと目でわかる腹部・消化管エコー実習テキスト”基礎編”」ともに(医療科学社)、「全科救急エコー”虎の巻”」「腹部カラードプラ”虎の巻”」(ともに井上書林)など
資格:診療放射線技師、第1種放射線取扱主任者、超音波検査士、日本超音波医学会会員。東海超音波研究会顧問など

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販売価格  ¥5,500(税込)

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日本メディカルスキルアップは対面形式のセミナー(会場受講)を重視し、2009年4月より計800回以上医療技術セミナーを開催してまいりました。製薬企業とは無縁の独立系セミナーで、臨床現場、専門領域の第一線で活躍する講師の質と圧倒的な学習時間で医療業界に貢献してまいります。消化器科系の他、さまざまなジャンルのセミナーを開催しております。