整形外科系

頚部痛・上肢痛、腰痛・下肢痛に対するマッケンジー法(実技指導付)

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■講師 石橋俊郎 先生(伊奈病院整形外科 部長)
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【セミナー概要】
マッケンジー法は特に脊椎の運動療法として世界的に有名です。マッケンジー法では、一定方向の運動を繰り返したときの症状の変化から、これらの非特異的腰痛を分類し、個々の症例に合った運動療法を処方します。私が診療にマッケンジー法を取り入れるようになってほぼ10年になりますが、頚部痛、腰痛の治療において、大変有用な手技であると痛感しています。マッケンジー法は、考え方も手技もとてもシンプルなので、あしたからの診療にすぐに応用できると思います。●10:00-12:00腰痛・下肢痛に対するマッケンジー法
1.マッケンジー法の発展と基本的な考え方
2.腰痛・下肢痛の評価方法、
3.腰痛の治療手技
4.腰痛治療手技のデモンストレーション
5.腰痛治療手技の体験・指導
 
●12:00-13:00昼食・休憩
 
●13:00-15:00頚部痛・上肢痛に対するマッケンジー法
1.頚部痛・上肢痛の評価方法
2.頚部痛の治療手技
3.頚部痛治療手技のデモンストレーション
4.頚部痛治療手技の体験・指導
5.マッケンジー法に関する文献的考察

セミナー要綱

セミナーNO. 58
開催日 2010年7月11日 10:00〜15:00
講師 ■石橋俊郎 先生(伊奈病院整形外科 部長)
診療科目 整形外科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■7月11日に開催しました第58回医療技術セミナー「頚部痛・上肢痛、腰痛・下肢痛に対するマッケンジー法(実技指導付)」は多くの受講者をお迎えし盛会裏に終了しました。
講師には国際マッケンジー協会認定療法士で日本支部支部長であります伊奈病院リハビリテーション科部長石橋俊郎先生をお迎えしました。
午前の講義は「腰痛・下肢痛」で、午後は「頚痛・上肢痛」についての講義で、それぞれ時間をとってベッドや椅子、壁、そしてタオルを使った実技をたっぷりと入れていただき、外来通院の範囲内での治療のやり方等の解説もしていただきました。講義を見聞きした印象では、この理論を勉強せずとも日頃から知らず知らずのうちにやってしまっている”保存療法”だなあというところです。原理はあえて痛いところの伸展体操であり、それが有効でなければ屈曲(伸)体操を加えることで、実際的に症状の改善を図る療法です。ただし、この療法では、脱出ヘルニアや脊柱管狭窄症、癌等の症例は適応ではないとのこと。でも、ほとんど(80%方)の整形外科的な疾患は適応であるとはうれしい限りの療法です。その真髄が普通はタブーとされるか、痛いので誰もやろうとしない伸展運動や屈曲運動を出来る範囲、動かせる範囲で繰り返すことで、心理要因も手伝って、治療を受けている途中で、誰しもが”痛みが軽くなった”、あるいは”楽になった”とつい感じてしまう療法でした。ある受講者の感想は、「聞いていて簡単そうな治療法であったが、実際に講師やPTの方に手取り足取りで教えてもらい”力を抜くところ”を会得できたのがうれしい」とのことでした。セミナーには、整形外科領域の先生方だけでなく、内科の先生もご出席になっていただきましたが、この療法はどなたにでも簡単に取り入れていただけるものであり、内科の先生が腰痛や頚痛まで診れるようになることは診療領域が広がり、これこそが「総合診療」「かかりつけ医」だとの思いを強くします。
病んで、お医者さんやPTの方に、実際に触れて診察や治療をしていただけるというのは安心できるし、うれしいものです。先日腰痛で近くの整形外科医に行った経験では、その医院では痛いところはもちろん、体にもいっさい手を触れられずに、腰の牽引と温熱療法を処方されただけでした。いちおう診療は受けてきましたけど、残ったのは落胆だけでした。痛いのはそのうち消えてしまったようですが。

■講師 石橋俊郎 先生(伊奈病院整形外科 部長)
81年東京医科歯科大学医学部卒業、整形外科学教室入局
84年川口工業総合病院整形外科
89年東京医科歯科大学整形外科助手
93年埼玉県総合リハビリテーションセンター医長
02年伊奈病院リハビリテーション部長
02年国際マッケンジー協会日本支部長
(〜11年1月)

ビジターは購入できません。

医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

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