DVD・テキスト(開催実績)

心不全はこわくない

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心不全の管理法と治療戦略を身につける

■講師 猪又孝元 先生(北里大学医学部内科学 講師)
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■講師 長田尚彦 先生(聖マリアンナ医科大学循環器内科 講師)
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【セミナー概要】
10:00-12:001.心不全管理を整理する〜目に見える治療、目に見えない治療
北里大学医学部内科学猪又孝元
 
現況の心不全治療は、目に見えて悪い状態からの脱却を目指す「目に見える治療」と、長期予後改善というエビデンスに基づく「目に見えない治療」とに大別されます。聞き慣れない用語かもしれませんが、各々の心不全治療ツールがどちらに属しているのか、あるいは医療者がどちらの役割を期待するのかを的確に理解し、戦略を立てる態度がまず求められます。このキーワードを基軸に、心不全診療をいかに構築し展開していくかの具体的方策を説明していきます。
 
12:00-13:00昼食・休憩
 
13:00-15:002.心不全の治療選択について〜専門医にはいつ相談すべきか
聖マリアンナ医科大学循環器内科長田尚彦
 
心不全は非常にポピュラーな病態でありながら、実際臨床の現場ではどのような治療をすべきか悩むことが少なくありません。急性期は強い呼吸困難を訴えても、適切な治療により数時間程度で改善してしまうことも多いものです。心不全の治療は病態によって異なり、介入するポイントがたくさんあります。すなわち、心不全の治療方針の決定の仕方のプロセスを病態別に考え、どの様な治療オプションが適切かを考えていく必要があります。虚血の解除、弁置換術、CRTD挿入、運動療法、酸素療法、和温療法など、現在多くの治療オプションがあり、これらの方法がどのように効果があるのか、どのような患者に選択すべきかを考える必要があります。そして、いつの時点で高度専門医療機関に紹介すべきかについても説明を加えます。
 

セミナー要綱

セミナーNO. 39
開催日 2010年3月14日 10:00〜15:00
講師 ■猪又孝元 先生(北里大学医学部内科学 講師)
■長田尚彦 先生(聖マリアンナ医科大学循環器内科 講師)
診療科目
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■3月14日に開催しました第39回医療セミナー「心不全はこわくない−心不全の管理法と治療戦略を身につける−」は盛会裏に終了しました。
午前中の「心不全管理の考え方と整理」の講師は、北里大学医学部循環器内科講師の猪又孝元先生でした。猪又先生は、最初に「心不全」とは全身病で、周りの臓器がきちんと働けるようなレベルに心臓が血液を送れていない状態の表現であり、心不全かどうかは周りの臓器が決める、と意味づけをされました。また、心不全の状態では、「急性期の状態」と「慢性期の状態」が同居している状態でもあり、治療は「急性期」と「慢性期」の病体の並立の中で、急性期の「目に見えて悪い状態」からとりあえずは脱却し、長期の予後改善という次の治療に”橋渡し”をする治療との考え方が大事であることを強調されました。
午後の聖マリアンナ医科大学循環器内科講師長田尚彦先生は、午前の講義を受け、広い内科領域の治療の中で、急性期の治療と慢性期の治療の中身が(まるっきり)違うのは「心不全」のみであることを強調され、具体的な病態に合わせた薬物療法についての解説の他に、弁置換術、CRTD挿入、運動療法、酸素療法、和温療法、心臓リハビリなどの治療オプションについて解説していただきました。特に、質問に答えられる長田先生の言葉で、「和温療法はサウナと違い湿った空気の中ではなく、乾いた空気による療法なんですよ」というものが今でも耳に残っています。

■講師 猪又孝元 先生(北里大学医学部内科学 講師)
89年3月新潟大学医学部卒業
6月新潟大学第一内科研修医
96年3月新潟大学大学院卒業
10月独・マックスプランク研究所
(神経免疫学)留学
98年10月北里大学循環器内科
(和泉徹教授)助手
00年6月同大講師、現在に至る

■講師 長田尚彦 先生(聖マリアンナ医科大学循環器内科 講師)
<専門分野>
心不全、心臓リハビリ、睡眠時無呼吸症候群
 
<略歴>
95年3月聖マリアンナ医科大学大学院卒業/4月米・セントルイス大留学/97年4月聖マリアンナ医科大学循環器内科助手/03年1月講師、現在至

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