循環器科系

心血管系疾患発症の予防戦略と治療戦略

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■講師 浦田秀則 先生(福岡大学筑紫病院内科第一 教授)
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【セミナー概要】
心血管系疾患発症の予防戦略と治療戦略わが国の心血管疾患発症の原因となる高血圧症は約4000万人、脂質異常症も約3000万人の患者数が推定されており、最近の国民健康衛生動向の調査でも、心血管疾患は増加の一途をたどっている。本医療技術セミナーでは高血圧と脂質異常症に焦点をあて、その両者の心血管病発症の予防と管理が心血管系疾患予防と治療に直接関係するエビデンスを紹介し、論議したい。10:00-12:001.高血圧症の治療と心血管系疾患予防戦略
12:00-13:00昼食・休憩
13:00-15:002.脂質異常症の治療と心血管疾患予防戦略
我が国における心・脳・血管病疾患の統計は、ガン疾患を上回っており、死亡原因の第1位を占めている。特に虚血性心臓病を中心とする
心血管疾患、心臓病死は次第に増加している。その原因は、欧米化しつつある食生活と生活様式の変化にある。
ところが、日常生活においてはいわゆる生活習慣病は全く無症状で、病気であるという認識が全くないため、その重要性を理解していない患者等は治療に対して積極的ではない。医師の間でも、このような意識は改善されつつあるが、今だに管理不良の高血圧患者、脂質異常症患者の数は全体の8割を占め、両疾患共に管理不十分の状態で経緯している。従って、もっとも重要な対策は啓蒙である。今回の医療技術セミナーでは、?如何に高血圧や脂質異常症を持つ疾患者を治療現場に引き込むか?治療開始後の管理をいかに改善し、心血管病発症予防に寄与するかに焦点を当てお話をしたい。

セミナー要綱

セミナーNO. 36
開催日 2010年2月21日 10:00〜15:00
講師 ■浦田秀則 先生(福岡大学筑紫病院内科第一 教授)
診療科目 循環器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■2月21日(日)に開催しました第36回医療セミナー「心血管系疾患発症の予防戦略と治療戦略−高血圧と脂質異常症−」は盛会裏に終了しました。
講師は、福岡大学筑紫病院内科(循環器)教授浦田秀則先生にお願いしました。浦田先生は、アンジオテンシン?産生プロテアーゼであるキマーゼの発見者ですが、R-A系の研究や高血圧の運動療法でご高名な荒川規矩男先生の門下生のお一人です。講義は、高血圧と脂質異常症を切り口に、”サイレントキラー”と呼ばれ知らないうちに人に忍び寄る「生活習慣病」の4つの症候である高血圧・高脂血症(脂質異常症)・糖尿病・肥満(死の四重奏)の予防と治療について大きな視点から取上げていただき(これらの症候はきちんと検査したり計ったりしないと判らないことも強調されましたが)、午前は高血圧症を、午後は脂質異常症を分かりやすく解説していただきました。高血圧の項では特に食塩の摂取量を抑えることを強調され、塩分の多いインスタント食品やファーストフードに走る現代の若者の食生活と喫煙に警鐘を鳴らされました。午後の脂質異常症の項では、初めに、米国での死因が虚血性心疾患が多く、日本では脳卒中や脳梗塞をトップに、虚血性心疾患と癌が増えていることを指摘され、高脂血症にともなう動脈硬化症による脳卒中や脳梗塞の増加の問題点と対策を強調されました。ともに、具体的な薬物療法の詳細についての場面では、会場からだけでなくネット受講者からも約40件に及ぶ質問が殺到し、雰囲気も盛り上がり、浦田先生はその一つひとつに丁寧に分かりやすくお答えいただきました。浦田先生、お疲れが出ませんように。ありがとうございました。写真は、受講者の質問ににこやかにお答えになる浦田先生。

■講師 浦田秀則 先生(福岡大学筑紫病院内科第一 教授)
80年3月福岡大学医学部卒業
6月福岡大学研修医(内科系)
82年4月福岡大学大学院入学
86年3月福岡大学大学院卒業
(循環器科臨床高血圧患者の運動療法を
行った)
86年4月福岡大学第2内科(荒川内科)
医員
86年6月Res.Fellow、ClevelandClin.
89年6月Res.Asso.、ClevelandClin.
92年10月
ProjectLeader、Max-Delbruck-CenterforMolecularMed.(95年11月まで)
95年12月福岡大学病院第2内科助手
96年10月福岡大学病院第2内科講師
02年4月福岡大学筑紫病院第1内科
助教授
03年10月福岡大学第1内科教授、
現在に至る

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販売価格  ¥5,500(税込)

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