フィジカル診断でここまで分かる
視・打・触・聴・臭診を極める
■講師 徳田安春 先生(JCHO本部総合診療顧問)
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【セミナー概要】
日常診療における基本的臨床能力の基礎としてのフィジカル診断のポイントについて、模擬患者を相手に具体的で大変興味ある講義をして下さいました。その多くが教科書には載っていない裏技の連続で、いつどんな場所ででも役に立ち、診断エラーを最小限にするための実践的な知識ばかりで、受講者に多くの、かつ強い感銘を残しました。10:00−12:00I.フィジカル診断でここまで分かる(前編;実技デモ+実習付)
12:00−13:00昼食
13:00−15:00II.フィジカル診断でここまで分かる(後編;実技デモ+実習付)
日常診療における基本的臨床能力の基礎として、「視・打・触・聴診」によるフィジカル診断の重要ポイントについて症例クイズをベースに解説し、模擬患者を相手に実際の手順や手技の実習参加型のデモンストレーションを行います。
まず「フィジカル診断でここまで分かる(前編)」では、ショックの鑑別に加え、急性疾患の重症度の評価をロジカルに行うセンスを身に付け、急病患者への対応に自信を持つことができることを目標としています。
「フィジカル診断でここまで分かる(後編)」では、身体診察教科書に載っていないが、実践で役立つさまざまな裏技を習得することが目標です。また、「視・打・触・聴診」に加えて「嗅診」のやり方を解説し、合わせて「視・打・触・聴・嗅診」の「五診」を組み合わせる方法について実習していきます。さらにはアドバンスド編として、脳科学の最新理論を応用した「クオリア診」の理論を紹介し、診断エラーを最小限にするための実践的アプローチの方法について学んでいきます。
なお、参加者各位には、各自聴診器をご持参いただきますようお願いします。
セミナー要綱
セミナーNO. | 15 |
開催日 | 2009年10月11日 10:00〜15:00 |
講師 | ■徳田安春 先生(JCHO本部総合診療顧問) |
診療科目 | 総合診療系 |
DVD価格 | 5,500円(会員価格/税込) |
終了したセミナーの報告と開催の模様
■10月11日(日)に開催いたしました第15回医療セミナー「フィジカル診断でここまで分かる」は多くの感銘を残して、盛会裏に終了しました。
今回のセミナー「フィジカル診断;視・打・触・聴・嗅診を極める」の講師をお引受いただいたのは、筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター教授の徳田安春先生です。徳田先生はこの3月まで、聖路加国際病院の内科の医長をお勤めでしたが、筑波大学が社会注視の中で水戸協同病院と共同で進めておられる地域との連携をめざした新たな理想を目指した病院作りに参画されて、奮闘されておられます。
講義は、日常診療における基本的臨床能力の基礎としてのフィジカル診断のポイントについて、模擬患者を相手に具体的で大変興味ある講義をして下さいました。その多くが教科書には載っていない裏技の連続で、いつどんな場所ででも役に立ち、診断エラーを最小限にするための実践的な知識ばかりで、受講者に多くの、かつ強い感銘を残しました。講義終了後も、個別に質問される方の行列ができ、それらの方々との質疑と交流がいつまでも続きました。
ところで、徳田先生の2回目のセミナー「癌を疑うべき症候−アラームサインを見落とすな」の開催が、来年4月25日に決まりました。どうぞご期待下さい。
■講師 徳田安春 先生(JCHO本部総合診療顧問)
【略歴】
1988年琉球大医学部卒業。沖縄県立中部病院、聖路加国際病院、水戸協同病院などを経て、2014年より現職。筑波大学客員教授、総合診療医学教育研究所CEO、臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄副センター長を兼務。