―脳神経内科診療が誰でも得意になるレクチャーシリーズ―

■講師　山本大介 先生（湘南鎌倉総合病院脳神経内科　部長）
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【セミナー概要】
テキストに網羅的に記載されている内容が、実際の臨床の場面ですぐに役立つわけではありません。各論的に疾患ごとに学ぶ知識も、直接臨床には生かしにくかったりします。臨床現場で思考し、判断するための真にプラクティカルな知識は、意外と得にくいものです。自力の勉強にも限界があります。
この医療技術セミナーでは、General neurologyの現場に身を置く脳神経内科の臨床医が日々活用している、「生きて実際に使える知識」を伝授して参ります。レクチャーを通じて、レジデント・プライマリケア医向けにとって、臨床医として必ず役に立ち、かつ神経診療が好きになるようなきっかけになる機会に致します。
　皆さま、奮ってご参加ください。

午前の部（10:00〜12:00）
・頭部MRIがわかる、プレゼンテーションが自分でできるようになる
・片頭痛診療が自分でできるようになる、頭痛がわかる
・パーキンソン病の概要がわかる、自分で紹介できるようになる
・抗精神病薬が自分で使えるようになる、得意になる
・認知症を自分の言葉で説明できる、診療ができるようになる

午後の部（12:30〜14:30）
・良性しびれを理解し、しびれ診療が得意になる
・脳梗塞の診断がわかる
・内科的脳梗塞の診療が自力でできるようになる
・脳梗塞慢性期管理が自分でできるようになる
・脳卒中後てんかんを理解し、てんかん診療の基本ができるようになる

セミナー要綱

終了したセミナーの報告と開催の模様

■3月5日(日)に開催しました医療技術セミナー『すべての臨床医に役立つプラクティカルな脳神経内科をマスターする！－脳神経内科診療が誰でも得意になるレクチャーシリーズ』は盛会裡に終了しました。
　講師には、湘南鎌倉総合病院脳神経内科部長山本大介先生をお招きしました。初めてのご登場です。今後、新しいシリーズとして何回かに分けてお話しをいただきます。今回は初めてで、全ての課題を網羅された、盛りだくさんの内容で、スライドも全部で500枚を超えるという内容濃いセミナーになりました。

　講義の組立ては,以下の通りでした。
午前の部
① 頭部MRIがわかる、プレゼンテーションが自分でできる
② 片頭痛診療が自分でできるようになる、頭痛がわかる
③ パーキンソン病の概要がわかる、自分で紹介できる
④ 抗精神病薬が自分で使えるようになる、得意になる
⑤ 認知症を自分の言葉で説明できる、診療ができるようになる
午後の部
① 良性しびれを理解し、しびれ診療が得意になる
② 脳梗塞の診断がわかる
③ 内科的脳梗塞の診療が自力でできるようになる
④ 脳梗塞慢性期管理が自分でできるようになる
⑤ 脳卒中後てんかんを理解し、てんかん診療の基本がわかる

　講義は、「MRI」「MRA」の読影手法から始められました。出血病変が生じた部位は、低信号で白く見える・・・。
「片頭痛」、「頭痛」に悩まされるシビアな日常。これほど不幸な日々はない。せん妄、抗・向精神薬の使い方、・・・。
　症例もたくさんご供覧いただいたお陰で、質疑も盛り上がりました。

　山本先生は、この領域のシリーズは、黒岩義之先生（横浜市立大学）、吉井文均先生（東海大学）、福武敏夫先生（亀田総合病院）、眞鍋雄太先生（神奈川歯科大学/横浜新都市脳神経外科病院）等のレジェンドの方々に連なって、スキルアップセミナーでお話しが出来る幸せを感じつつ、始めて4時間も講演が出来たことに自信が出来た・・・と嬉しそうでした。また、お忙しい日常診療の中で、「神経内科」の話を聞きに来ていただいたことに感謝したい、とのことでした。

■講師　山本大介 先生（湘南鎌倉総合病院脳神経内科　部長）
＜略歴＞
2008年順天堂大学医学部卒業。河北総合病院で初期研修後、聖隷浜松病院で脳神経内科専門医研修、専門医取得。
2018年より現職。 脳神経内科診療とともに、「教育」をテーマに、「患者さん、医師、病院、地域」に貢献できるよう、やる気あふれる若者達と修羅のtraining hospitalである湘南鎌倉総合病院で日々奮闘中。

＜専門医＞
日本神経学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医、日本脳卒中学会専門医

＜著書＞
「みんなの脳神経内科」（中外医学社）