小児科系

小児科医および他科医のための『小児の成長障害』と『夜尿症』の診断と治療

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■講師 西美和 先生(広島赤十字原爆病院 副院長)
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【セミナー概要】
小児科医および他科医のための『小児の成長障害』と『夜尿症』の診断と治療講演Iでは、日常診療でよく遭遇する夜尿症の診断・治療について解説する。。今回は、夜尿症の病因・病態、病型分類方法、生活指導方法、治療法、基礎疾患(続発性夜尿症)などについて解説する。
講演IIでは、日常診療でよく遭遇する小児の低身長、成長障害について解説する。症例を提示して詳しく解説する。
 

10:00−11:30I.夜尿症の診断と治療
 たかが“おねしょ”、されど“おねしょ”
 夜尿症の病因・病態
夜間多尿、夜間膀胱容量、夜間覚醒
 病型分類と治療の実際
多尿型、膀胱型(排尿機能未熟)、混合型、解離型
生活指導の実際
抗利尿ホルモン剤、抗うつ剤、抗コリン剤、夜尿アラームの対象夜尿症と使用方法に
ついて解説する。
 昼間遺尿(おもらし)の考え方
 続発性夜尿症(症例を提示してポイントを解説)
難治例、昼間遺尿をともなう、繰り返す尿路感染症、高血圧、身長の伸び不良、頑固な
便秘・遺糞症では注意。先天性腎奇形(低形成腎、異形成腎、水腎症など)、慢性腎不
全、下部尿路疾患(尿道リング状狭窄、後部尿道弁、過活動膀胱など)、脊髄疾患(神
経因性膀胱、2分脊椎など)、尿管・膣異所開口、尿崩症(中枢性、腎性)、糖尿病、神
経性(心因性)多飲症、てんかん発作など。
11:30−12:30昼食
12:30−15:00II.小児科医および他科医のための小児成長障害の診断と治療
 成長曲線作成の重要性(点と線)と見方
来院時一回の身長、体重測定値(点)よりも成長曲線の作成が成長障害の診断・治療の出発点。
 低身長、身長の伸び不良だけでなく、高身長、急に身長が伸びる場合も原因疾患が存在する場合がある。症例を提示する。
 「生まれが小さいから低い」、「親が低いから子どもも低い」、「いずれ伸びるだろう」の大部分は正しい。しかし、それで安心していると病気による成長障害の発見が遅れることもある。症例を提示する。
 各種疾患の診断と治療(症例を提示してポイントについて解説)
成長ホルモン不全性低身長症、甲状腺機能低下症、思春期早発症、“わせ”、思春期遅発症(おくて)、ターナー症候群、慢性疾患(慢性腎不全、クローン病、潰瘍性大腸炎など)、骨系統疾患(軟骨無形成症など)、ステロイド剤の長期使用、不適切な食生活や養育環境など。

セミナー要綱

セミナーNO. 25
開催日 2009年12月6日 10:00〜15:00
講師 ■西美和 先生(広島赤十字原爆病院 副院長)
診療科目 小児科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■12月6日に開催いたしました第25回医療セミナー「小児科および他科医のための小児の夜尿症と成長障害」は盛会裏に終了しました。
講師には、広島赤十字・原爆病院の副院長(小児科)西美和先生をお願いしました。講義は、午前中が「夜尿症」、午後が「成長障害」を取り上げていただきました。『夜尿症』については、「たかがおねしょ・されどおねしょ」であり、なかなか相談されにくい疾患であり、なかなか直らないこともあるが、病因・病態と4つの病型が示され、生活指導方法、治療法等が示されました。問題は、7歳を過ぎてから出てくる夜尿症で、基礎疾患がある場合や、思わぬ重大な疾患が隠れており、それらの病因の例や対応方法が示されました。『成長障害』については、成長曲線の作成が強調されるとともに、「いずれ伸びるだろう」の言葉に安心していると、重大な成長障害を見落とすこともあり、いくつかの症例の呈示が行われました。また、成長ホルモン不全性低身長症、甲状腺機能低下症、思春期早発症(わせ)、思春期遅発症(おくて)、ターナー症候群、慢性疾患(慢性腎不全、クローン病、潰瘍性大腸炎など)によるもの、骨系統疾患(軟骨無形成症など)、ステロイド剤の長期使用によるもの、不適切な食生活や養育環境などによるもの等の各種の疾患の症例が供覧され、治療のポイントについて詳細な解説をしていただきました。
 

■講師 西美和 先生(広島赤十字原爆病院 副院長)
 
 

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