一般医学系

食物アレルギーの基礎と臨床

s00139
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各種疾患との関連や日常生活上の諸注意

■講師 宇理須厚雄 先生(藤田保健衛生大学坂文種報徳会病院小児科 教授)
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■講師 近藤康人 先生(藤田保健衛生大学坂文種報徳会病院小児科 准教授)
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【セミナー概要】
過去10年間で食物アレルギーの治療や社会的対応において大きな変化がみられました。まさに食物アレルギー治療変革の10年といっても過言ではありません。
本医療技術セミナーでは食物アレルギーの治療と社会的対応のポイントを食物アレルギー診療ガイドラインに基づき解説します。
皆様、奮ってご参加ください。
■講演プログラムおよび要旨
(受講者各位の録画・録音は固くお断り申し上げます)
 
10:00食物アレルギーの診療宇理須厚雄
 
(12:00-13:00昼食・休憩)
 
13:00食物アレルギーの社会的対応近藤康人

セミナー要綱

セミナーNO. 139
開催日 2012年2月12日 10:00〜15:00
講師 ■宇理須厚雄 先生(藤田保健衛生大学坂文種報徳会病院小児科 教授)
■近藤康人 先生(藤田保健衛生大学坂文種報徳会病院小児科 准教授)
診療科目 一般医学系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■2月12日(日)に開催しました第139回医療技術セミナー「この10年で大きく変わった食物アレルギーの治療と社会的対処法−診療ガイドライン2012はどこが変わったか」は盛会裏に終了しました。
講師には「食物アレルギー」の斯界の第一人者で、関連学会でのガイドライン等の取りまとめ役を積極的に果たしておられる藤田保健衛生大学坂文種報徳会病院小児科の教授宇理須厚雄先生、准教授近藤康人先生でした。分担は、午前の宇理須先生が「食物アレルギーの診療」、午後の近藤先生が「食物アレルギーの社会的対応」で行われました。
宇理須先生の午前の講義は、「食物アレルギー」の診療のこの7年程の年譜をレビューされることから始められました。また、「食物アレルギー」といいながらも、決して「食物の侵入ルート」からだけでなく、皮膚との接触や刺激ルート(例:ラテックス)、吸入(例:花粉、ラテックス)、注射(例:インフルエンザワクチン)ルートも存在することを強調されました。
先日起きた「茶のしずく」事件が大きく取り上げられたことで、「食物アレルギー」はまた有名になってしまった観がありますが、あの事件は、加水分解小麦を含有していたことで、顔の発赤と口唇の腫脹が起きたのです。石鹸は、「医薬部外品であるため成分表示は一部の法律で決められた物質以外は義務ではなかった」ようで、化粧品は全成分表示義務がある、とのこと。
質疑はたくさん出て、昼食時間にはるかに食い込み、続けられました。もちろんネット受講者からも。
最近は、アナフィラキシー(全身ジン麻疹、意識消失)等での症状での事故では、命に関わることが多く、訴訟沙汰になりかねないことも多く、世間の注目を集めて来ているところです。また、前職には、長野県出身の「蕎麦アレルギー」の方が居られて、直接蕎麦を食べることだけでなく、蕎麦を使った料理の器を洗った同じ水で洗ったりした器が近付くだけで、息ぐるしくなる・・・・・という深刻な方が居られたのを思い出しました。
一般に、頻度の高い食品として挙げられるのは、牛乳、鶏卵、小麦、大豆、豆乳、蕎麦、魚類、ピーナッツ、甲殻類(海老、蟹等)、果物類、野菜類、等何でもありですね。食品外ではラテックス(ゴム)、ダニ、ほこり、汗、石鹸、衣服のこすれ、細菌、真菌などなど、だといいます。
近藤先生の午後の講義は、「新生児・乳児の消化管アレルギー」、「食物依存運動誘発アナフィラキシー」「口腔アレルギー症候群」「花粉、果物・野菜アレルギー」「ラテックス−フルーツ」等を取り上げられました。
 
今後、関連の分野で、慈恵医大小児科の勝沼俊雄先生により、「小児の喘息とアレルギー」とのテーマで6月24日に、同じく慈恵医大皮膚科の上出良一先生により「アトピー性皮膚炎」を5月13日に開催予定です。どうぞご期待ください。

■講師 宇理須厚雄 先生(藤田保健衛生大学坂文種報徳会病院小児科 教授)
専門:小児疾患全般、小児免疫アレルギー疾患
 
<学歴・職歴>
74年3月名古屋大学医学部卒業
5月半田市立半田病院にて研修開始
75年4月名古屋大学大学院小児科学専攻課程
入学
77年4月岐阜薬科大学薬理学教室研究生
79年4月トヨタ病院小児科医師
83年8月米国食品医薬品局(FDA)留学
85年11月同上修了
86年1月名古屋大学医学部付属病院小児科医

4月名古屋大学医学部小児科学講座文部
教官助手
9月藤田学園保健衛生大学医学部講師
小児科担当
95年10月藤田保健衛生大学医学部助教授
坂文種報徳會(ばんぶんたねほうとくかい)
病院小児科担当
02年4月 藤田保健衛生大学医学部教授
坂文種報徳會病院小児科担当
現在に至る
 
<学会および社会活動>
日本小児科学会専門医・代議員
日本アレルギ−学会評議員・指導医・専門医
日本小児アレルギ−学会評議員
日本小児科学会東海地方会幹事
日本小児皮膚科学会運営委員
国際喘息学会日本部会幹事

■講師 近藤康人 先生(藤田保健衛生大学坂文種報徳会病院小児科 准教授)
専門:小児疾患全般、小児免疫アレルギー疾患
 
<学歴ならびに職歴>
87年3月 藤田学園保健衛生大学医学部卒業
6月 藤田保健衛生大学病院:研修医
93年3月 藤田保健衛生大学院医学研究科修了
4月 愛知県厚生農業協同組合連合会加
茂病院
94年11月 デンマーク留学:ALKlaboratory
95年9月 米国留学:FDA/DAPP/CBER
97年10月 藤田保健衛生大学小児科:病院講師
98年4月 藤田保健衛生大学小児科:講師
02年4月 米国留学:テキサス大学小児科
05年4月 藤田保健衛生大学小児科:准教授
11年4月 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病
院:准教授
 
<学会および社会活動>
日本小児科学会:専門医中部地区代議員
日本アレルギー学会:専門医・学会指導医、代
議員
日本小児アレルギー学会:評議員
AmericanAcademyofAllergyAsthma&
Immunology:Member
ラテックスアレルギー安全対策ガイドライン作
成委員
食物アレルギー診療ガイドライン2012協力者
東海小児アレルギー談話会幹事
愛知県小児科医会理事
東名古屋小児科医会顧問
 
<賞>
2011年AsianSocietyforPediatricResearch-JSPACIAward(Denver)
 

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