一般医学系

リウマチ性疾患における関節超音波検査の有用性と応用(関節エコー実技付き)

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骨関節領域の診断のスキルアップに関節超音波検査の導入を!

■講師 大野滋 先生(横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター リウマチ膠原病内科 准教授)
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【セミナー概要】
日常臨床で最も頻繁に遭遇する病態が骨関節領域の痛みです。その多くの原因となるリウマチ性疾患の診療ではこれまで関節などの対象部位の触診を中心に診察が行われてきました。熟練した指導医に「この関節は腫れていますね」と言われて「そうかな」と思ったことはありませんか触診は診る人の主観に大きく左右される技術です。明らかに異常な関節は誰にでも容易に判断できますが、早期の軽度の異常は正確な診断が困難です。困ったことにリウマチ専門医の間でも、触診による異常所見の有無の判断に乖離があることがしばしばです。より客観的な検査法として関節超音波検査が注目されています。関節超音波検査ではリウマチ性疾患の診断に重要な関節の腫脹や骨びらんを、触診やレントゲン検査よりも早期の段階で正確に評価することができます。日常診療に関節超音波検査を応用することで、一歩上の診断が可能です。百聞は一見にしかず。当日はプローヴも握っていただき関節超音波検査の実技も指導します。
皆様、奮ってご参加ください!10:00-12:00リウマチ性疾患の関節超音波検査に関する講義
13:00-15:00健常人を対象とした関節超音波検査のデモおよび実習
(受講者同士でモデルを務めていただきます)
 

セミナー要綱

セミナーNO. 231
開催日 2013年11月17日 10:00〜15:00
講師 ■大野滋 先生(横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター リウマチ膠原病内科 准教授)
診療科目 一般医学系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■11月17日(日)に開催しました第231回医療技術セミナー「リウマチ性疾患における関節超音波検査の有用性と応用−骨関節領域の診断のスキルアップに関節超音波検査の導入を!」は盛会裏に終了しました。
講師には、横浜市立大学附属市民総合医療センターリウマチ膠原病センター准教授大野滋先生をお迎えしました。大野先生は、背が高くて落ち着いた低い声でゆっくりとお話になる”大人物”を思わせるとっても温厚な先生でした。聖路加国際病院の岸本先生のご紹介です。
一方で、この領域には「整形外科エコー」と今回の「関節エコー」が考えられますが、「整形外科エコー」は、かつて前職のメディカル・コア時代に一度だけ実現したことがあり、再度企画・実現することが念願でありましたが、今回は「リウマチ性疾患の関節エコー」が実現できました。大変嬉しく思っております。また、つい先日、NHKの『試してガッテン』でこのテーマが取り上げられたばかりで、現在、トレンドなんだそうです。
講義は、午前が「関節リウマチ(RA)の診断・治療」という小タイトルで、?RAの早期発見の重要性、?RAの早期治療の重要性、?RAの治療の目標、?寛解導入(と意義)、の項目での講義でした。午後の講義は、「関節超音波検査について」との小タイトルで、?関節超音波検査の長所、?検査の短所、?日常診療における超音波検査の実際、?実技指導、でした。
大野先生は、講義を『今、リウマチは200名に1人が発病する疾患とされ、現在70万名の患者さんが存在すると言われておりますが、治療法が進み、骨破壊や変形が進まないうちに、もう一歩で治ったようにコントロールできるようになる疾患です。早期発見が重要ですが、早期発見・診断は難しく、エコーはその重要な検査法です』との言葉で始められました。また、「治療」の場面で、薬物療法が進んだ中で、生物学的製剤による治療では月に3万円も費用がかかるので、皆さんが歓迎する状況ではない、との言葉には考えさせられました。
質疑では、やはり薬物療法についての質問が途切れませんでした。
肝心のエコー実技では、日常やられている受講者もおられ、2台のエコー機の前で指導者に早変わりしていただき、操作の指導までお願いしてしまいました。ありがとうございました。

■講師 大野滋 先生(横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター リウマチ膠原病内科 准教授)
<略歴>
88年4月横浜市立大学医学部卒業
6月横浜市立大学医学部附属病院臨床研修医
90年横浜市立大学第一内科大学院入学
92年米国国立衛生研究所(NIH)留学
94年横浜市立大学第一内科大学院卒業
国立横須賀病院内科
95年国立相模原病院臨床研究センター
96年横浜市立大学附属病院第一内科常勤特別職
99年横浜市立大学附属病院第一内科助手
02年横浜市立大学附属病院第一内科講師
横浜市立大学附属市民総合医療センター難病医療(現リウマチ膠原病)センター講師
05年同准教授、現在に至る
 
<著書>
・「EULARリウマチ性疾患超音波検査テキスト」(単行本、MEDSI大野滋(翻訳)池田啓(翻訳)瀬戸洋平(翻訳)

・「今日からできる!誰でもできる!リウマチ医のための関節超音波」(単行本、南山堂、
石ケ坪良明大野滋、年

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