明日からの診療が変わる!2型糖尿病の新たなとらえ方|2026年2月15日(日)【第827回】
講師:税所芳史先生(さいしょ糖尿病クリニック 院長)
■講師:税所芳史先生(さいしょ糖尿病クリニック 院長)
<略歴>
1998年 慶應義塾大学医学部卒業
慶應義塾大学医学部内科学教室入局
慶應義塾大学病院、埼玉社会保険病院(現 JCHO埼玉メディカルセンター)、清水市立病院(現 静岡市立清水病院)、平塚市民病院において内科全般を研修
2002年 慶應義塾大学医学部内科学教室腎臓内分泌代謝内科入局
糖尿病専門医として研修を開始
2006年 米国カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(University of California Los Angeles, UCLA)に留学
Peter C. Butler教授のもと膵β細胞の研究を行う
肥満や加齢による膵β細胞量の生理的変化を明らかにする(Diabetes Care 36:111-7, 2013)
2009年 慶應義塾大学医学部内科学教室腎臓内分泌代謝内科 助教として帰国
2015年 同 専任講師
病棟チーフとして診療、教育、研究に従事
Islet study・臨床糖尿病学をテーマに研究グループを主宰
2022年 さいしょ糖尿病クリニック開設
慶應義塾大学医学部非常勤講師
<専門医>
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 専門医
日本糖尿病協会 療養指導医
日本医師会認定健康スポーツ医
<著書>
2023年「今日の治療指針 2023年版」分担執筆:税所芳史.高浸透圧高血糖状態,乳酸アシドーシス.医学書院
2021年「標準的医療説明-インフォームドコンセントの最前線」分担執筆:税所芳史.妊娠糖尿病.医学書院
2020年「いま読んでおきたい!血糖データの活かし方」分担執筆:税所芳史,島田朗.1型糖尿病の治療目標と達成へのCGM/FGMの役割と展望.南山堂
2020年「インスリンポンプ療法マニュアル 改訂第3版」分担執筆:税所芳史,島田朗.インスリンポンプ療法での血糖コントロール目標と評価法.南江堂
2020年「血糖管理のための糖尿病治療薬活用マニュアル」分担執筆:税所芳史.スルホニル尿素(SU)薬の使い方.中外医学社
2019年「腎臓病診療でおさえておきたいCase36」分担執筆:税所芳史.膵島数と糖尿病 腎組織との対比から.医学書院
2019年「新時代のホルモン療法マニュアル」分担執筆:税所芳史,伊藤裕,宮越敬,田中守.糖尿病・妊娠糖尿病.診断と治療社
2018年「やさしい臨床医学テキスト 第4版」分担執筆:税所芳史,島田朗.糖尿病.薬事日報社
2017年「疾患・病態検査・診断法の開発」分担執筆:渡辺雄祐,税所芳史.1型糖尿病における診断の現状と求める診断技術.技術情報協会
2016年「いま知っておきたい 2型糖尿病の注射療法の疑問67」分担執筆:税所芳史.Q48 注射する場所は? Q49 注射手順は? Q50 注射薬はどのくらい予備を持っているべき? 南江堂
2015年「産科診療Q&A 一つ上を行く診療の実践」分担執筆:税所芳史,宮越敬,田中守.Q42.カーボカウントやCSIIなど新しい血糖管理を行っている糖尿病合併妊娠での注意点を教えて下さい.中外医学社.
2014年「やさしい臨床医学テキスト」分担執筆:税所芳史,島田朗.糖尿病.薬事日報社
2013年「ここが知りたいインクレチン関連薬」分担執筆:税所芳史.DPP-4阻害薬を内服中で低血糖を呈した症例・GLP-1受容体作動薬治療中で低血糖を呈した症例.中外医学社
2013年「期待されるチアゾリジン薬 改訂版」分担執筆:税所芳史,河合俊英,伊藤裕.チアゾリジン薬の効果的な使い方 他剤との併用 ビグアナイド薬.フジメディカル出版
2013年「ホルモン療法 実践マニュアル」分担執筆:税所芳史,宮越敬,吉村泰典,伊藤裕.糖尿病、妊娠糖尿病.診断と治療社
2012年「副作用軽減化 新薬開発」分担執筆:税所芳史.血管性浮腫、浮腫・心不全、乳酸アシドーシス.技術情報協会
2010年「糖尿病研修ノート」分担執筆:税所芳史,島田朗.特殊な病態における糖尿病治療:外科手術.診断と治療社
2010年「各疾患領域の治療の現状とメディカルニーズDATA BOOK」分担執筆:税所芳史,丸山太郎.1型糖尿病.技術情報協会
2006年「内科研修マニュアル 改訂第2版」分担執筆:税所芳史.甲状腺関連の検査、甲状腺機能亢進症.南江堂
【セミナー概要】
近年、糖尿病治療は大きく進歩しました。複数の新薬の登場により、治療の選択肢が大き
く広がるとともに糖尿病治療に対する考え方も大きく変わっています。一方で、治療の選
択肢が広がったことで、目の前の患者さんにどの治療を選択したらよいのか、迷うことも
多くなったのではないでしょうか。本講演では2型糖尿病治療の最近の進歩を「膵β細胞」
という視点を通して考えます。「インスリン抵抗性」か「インスリン分泌不全」か、では
なく「β細胞障害」という観点から2型糖尿病を捉えることで、その病態をよりよく理解す
ることができます。本講演を通して「β細胞」の重要性を理解することで、明日からは自
信をもって治療を選択することが可能となるでしょう。
・ 2型糖尿病は生活習慣病?
・ 2型糖尿病治療のパラダイムシフト
・ これまでの考え方:インスリン抵抗性 vs. インスリン分泌不全
・これからの考え方:β細胞保護
・「β細胞保護」の視点から考える新たな糖尿病治療戦略
・ 患者さんの治療へのモチベーションを高め、治療中断を防ぐために
セミナー要綱
| セミナーNO. | 827 |
| 開催日 | 2026年2月15日(日)10:00〜12:00 |
| セミナー会場 | タイムリッチ銀座(東京都中央区銀座4-10-14 ACN銀座4ビルディング11階) |
| 講師 | 税所芳史先生(さいしょ糖尿病クリニック 院長) |
| 受講料 | ■医師会員 会場: 13,500 円/ライブ生中継:無料/動画:無料 ■コメディカル会員 会場: 5,000 円/ライブ生中継:無料/動画:無料 ■ビジター 会場: 20,000 円/ライブ生中継: 10,000 円/動画:無料(※) ■研修医・医学部生 会場: 2,000 円/ライブ生中継: 1,000 円/動画:無料(※) ※会場またはライブ中継を受講したセミナーに限り無料で受講可 会員に関する詳細は「会費・受講料」をご参照ください。 |
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日本メディカルスキルアップは医師向けの対面形式のセミナー(会場受講)を重視し、2009年4月より計800回以上医療技術セミナーを開催してまいりました。製薬企業とは無縁の独立系セミナーで、臨床現場、専門領域の第一線で活躍する講師の質と圧倒的な学習時間で医療業界に貢献してまいります。一般医学系の他、さまざまなジャンルのセミナーを開催しております。

