
2024年1月28日(日)【第768回】脳神経内科を学ぶひとのために

■講師:井口正寛 先生
(福島県立医科大学脳神経内科)
<略歴>2002 年日本大学卒業。東京女子医科大学脳神経内科、福島県立医科大学脳神経内科を経て、現在フリーランス。
<資格>脳神経内科専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医。医学博士。
<著書>「ジェネラリストのための神経疾患の診かた(中外医学社;2020 年)」、
<編集>「Hospitalist 特集:脳梗塞 (メディカルサイエンスインターナショナル;2022年)」
<訳書>「症状や所見からアプローチする めまいのみかた(メディカルサイエンスインターナショナル;2020年)」
<DVD>「Dr 前野のスペシャリストにQ!【神経内科編】ケアネット、2016 年 」など
【セミナー概要】
脳神経内科に苦手意識を持っている方は多いと思いますが、特に頭痛やしびれ感はプライマリ・ケアの現場でとても多い主訴です。プライマリ・ケア外来を受診する頭痛のほとんどは一次性頭痛です。有名なのが片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛ですが、あまり知名度の高くない一次性頭痛もたくさんあります。それらを知っているのと知らないのとでは、頭痛診療の幅が大きく異なります。しびれ感は、症状の存在する部位によって病変局在をある程度推測することが可能です。病変局在がわかれば、想定する原因や必要な検査がしぼられてきます。これらのノウハウをお伝えします。
午前の部では、頭痛、しびれ感が主訴の方が外来を訪れたとき、自信を持って診療できるようになることを目指します。
午後の部では、脳神経内科に興味を持って頂ける話題を扱います。他ではほとんど聴く機会ができない内容です。「神経診察の原著探訪」では、Babinski 徴候を中心に、その神経診察が生まれた背景を解説します。どういう経緯で誕生したのかを知れば、きっと神経診察に興味が湧くでしょう。「作曲家を苦しめた神経疾患」では、シューマン、ワーグナー、ラヴェル、ガーシュウィンを扱います。それぞれ、ジストニア、片頭痛、原発性進行性失語症、症候性てんかんについて、学ぶことができます。絵画や音楽の話がたくさん登場しますので、肩の力を抜いて楽しんでいただければと思います。
午前の部(10:00~12:00)
「脳神経内科スキルアップ頭痛・しびれ感~」
1.一次性頭痛を極める
2.シンプルに考えるしびれ感の診療
午後の部(12:30~14:30)
1.神経診察の原著探訪
2.作曲家を苦しめた神経疾患
セミナー要綱
セミナーNO. | 768 |
開催日 | 2024年1月28日(日) 10:00~14:30 ※開場 9:30 |
セミナー会場 | アットビジネスセンター 東京駅八重洲通り (東京都中央区八丁堀1-9-8 八重洲通ハタビル6F) |
講師 | ■:井口正寛 先生(福島県立医科大学脳神経内科) |
受講料 | ■医師会員 会場:27,000円/ライブ生中継:無料/動画:無料 ■コ・メディカル会員 会場:10,000円/ライブ生中継:無料/動画:無料 ■ビジター 会場:40,000円/ライブ生中継:20,000円/動画:無料(※) ※会場またはライブ中継受講したセミナーに限り無料で受講可 会員に関する詳細は「会費・受講料」をご参照ください。 |
※料金には消費税を含みます