
2024年1月14日(日)【第764回】実地医家のための 「下肢・股関節関連の痛み」鑑別と治療
~貧乏ゆすり ジグリング から人工関節まで~

■講師 :大川 孝浩 先生(久留米大学医療センター 病院長補佐(前病院長)整形外科・関節外科センター 教授)
<略歴>
86年 久留米大学医学部 卒業
久留米大学整形外科 入局
90年 久留米大学大学院 卒業
96年 済生会二日市病院整形外科部長
03年 ベーラー医科大学(USA,HoustonHouston)留学
08年 久留米大学医療センター 整形外科・関節外科センター開設
15年 同上 および 久留米大学医学部 教授 現在に至る
19年 久留米大学医療センター 病院長
23年 同上 病院長特別補佐 現職奮闘中。
<役職>
日本整形外科学会代議員
日本股関節学会理事
日本人工関節学会評議員
日本関節病学会評議員 他
【セミナー概要】
下肢関節疾患による移動能力の低下・生活動作の低下は、フレイル・サルコペニアに直結し、要介護・要支援の原因として即座に負のスパイラルを生じてしまいます。さらには加齢による経年的なものだけではなく、若壮年期から発症する解剖学的・生理学的な病態に起因する症例も含まれます。腰部、臀部を含めた下肢帯の痛みを中心とする愁訴からは、様々な病気の鑑別が必要となります。
今回のセミナーにおいては、変形性膝関節症より頻度は少ないものの、見逃しがちな「股関節関連疾患」の診かたと診断鑑別のポイント、さらに股関節症の保存的治療から観血的治療を必要とする場合のアルゴリズムについて、見逃してはいけないタイミングを考察します。また骨切り術・関節鏡手術などの関節温存を行う手術のタイミング、そして再置換術(入れ換え)を含めた人工股関節手術に関して現在の考え方とpitfalls を解説し、第一線の診療を担われる「実地医家」の先生方と共に考えたいと思います。また現在われわれが股関節症の保存的治療のひとつとして取り入れているジグリング(貧乏ゆすり)と、「健康ゆすり」としての意外な効果についても概説します。 多くの皆様のご参加をお待ちいたします。
午前の部(10:00~12:00)
1)股関節周囲の構造と下肢関節の重要性
2)下肢帯の愁訴と診断鑑別のポイント 3) 股関節障害をきたす病態と疾患
午後の部(12:30~14:30)
4)股関節症の治療と観血的治療の適応の認識
5)近年の人工股関節手術のpitfalls
6)「貧乏ゆすり(ジグリング)」:意外な効果と股関節症治療への応用
セミナー要綱
セミナーNO. | 764 |
開催日 | 2024年1月14日(日) 10:00~14:30 ※開場 9:30 |
セミナー会場 | アットビジネスセンター 東京駅八重洲通り (東京都中央区八丁堀1-9-8 八重洲通ハタビル6F) |
講師 | ■:大川 孝浩 先生(久留米大学医療センター 病院長補佐(前病院長)整形外科・関節外科センター 教授) |
受講料 | ■医師会員 会場:27,000円/ライブ生中継:無料/動画:無料 ■コ・メディカル会員 会場:10,000円/ライブ生中継:無料/動画:無料 ■ビジター 会場:40,000円/ライブ生中継:20,000円/動画:無料(※) ※会場またはライブ中継受講したセミナーに限り無料で受講可 会員に関する詳細は「会費・受講料」をご参照ください。 |
※料金には消費税を含みます