
2023年7月30日(日)【第742回】実地医家のための 狭心症・心筋梗塞の診断と対応
実臨床に直結する胸部症状全般への対応を伝授

■講師渡辺重行 先生
(筑波大学水戸地域医療教育センター・総合病院水戸共同病院 院長)
<略歴>
1984年筑波大学医学専門学群卒。卒後研修後、筑波記念病院内科科長、筑波大学講師、同助教授を経て、2009年より筑波大学教授、筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター長。2020年より現職。
循環器内科学、特に虚血性心疾患の診断、治療を専門とし、筑波大学附属病院水戸地域医療教育センターにおいて、何でもみることのできる総合診療能力を有する医師の育成に力を入れている。また、心電図の系統的読み方の指導に力を入れており、著書「心電図の読み方パーフェクトマニュアル」は医学生、研修医、医師に広く親しまれている。
<学会活動>
日本心血管画像動態学会評議員
日本心血管インターベンション治療学会評議員
日本不整脈学会評議員
日本循環器学会評議員
日本循環器学会用語委員会委員
【セミナー概要】
プライマリーケアの現場において、あらゆる種類の胸部症状を、的確に診断し対応するには特別な臨床スキルが要求される。なぜなら、患者さんの来院時には、その症状が消えている状態であることが多く、病歴だけから診断を絞り込む必要があるからである。また、胸部症状が持続している状態で来院された場合も、胸部症状を呈する疾患の多くは、わかりやすい身体所見や検査所見を示すことが少なく、ある程度の心電図の判読力が要求されることも診断を難しくしている要因である。
そこで、本セミナーでは種々の胸部症状を取り上げそれらの臨床症状から狭心症や心筋梗塞はもちろんのこと、他の胸部症状の原因となる種々の疾患の診断スキルを獲得することを第一の目標とする。
本セミナーの第二の目標は、胸部症状に関連する身体所見と検査所見の読み方、特に種々の形を呈して出現してくる心電図所見を的確に読影するためのスキルを獲得することである。ここでは、たくさんの心電図に接していただき、心肺疾患の診断力を身についていただく。
第三の目標は、診断がついた後の対応法の獲得である。クリニックで治療しフォローアップしていけば良いものもあれば、循環器専門医に緊急転送する必要があるものもある。それら各場面における初期対応と継続治療について学んでいただく。
最後に虚血性心疾患をはじめとする胸部疾患の一次予防と二次予防の重要なポイントを学んでいただく。狭心症や心筋梗塞の再発率はかなり高いため、クリニックの先生方がいかに的確にコントロールしていくかがその患者さんの長期予報を左右することになる。
■講演プログラムおよび要旨(受講者各位の録画・録音は固くお断りします)
10:00-12:00 12:30-14:30
1)病歴から診断する胸部疾患へのアプローチ法を学ぶ!
2)胸部疾患診断のための検査所見、特に心電図の読み方を獲得!
3)胸部疾患への初期対応と継続治療法を身につける!
4)虚血性心疾患の一次予防と二次予防のキモ
セミナー要綱
セミナーNO. | 742 |
開催日 | 2023年7月30日(日) 10:00~14:30 ※開場 9:30 |
セミナー会場 | アットビジネスセンター 東京駅八重洲通り (東京都中央区八丁堀1-9-8 八重洲通ハタビル6F) |
講師 | ■渡辺重行 先生(筑波大学水戸地域医療教育センター・総合病院水戸共同病院 院長) |
受講料 | ■医師会員 会場:27,000円/ライブ生中継:無料/動画:無料 ■コ・メディカル会員 会場:10,000円/ライブ生中継:無料/動画:無料 ■ビジター会員 会場:40,000円/ライブ生中継:20,000円/動画:無料(※) ※会場またはライブ中継受講したセミナーに限り無料で受講可 会員に関する詳細は「会費・受講料」をご参照ください。 |
※料金には消費税を含みます