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【セミナー概要】 日本人のがん罹患者数のうち、死亡数が多いのは肺がんに次いで「胃がん」と「大腸がん」であります。昨今のコロナ禍では、外出自粛による運動不足や過食も伴って、消化管内環境の停滞が余儀なくされ、消化管に対する負担も増加していると考えられます。一方で、コロナ禍での検診控えの影響もあり、早期でみつかるべき癌が進行癌としてみつかることも懸念されています。そもそも、胃がんや大腸がんの病因は多彩であります。胃がんでは、世界最大の感染症である、ピロリ菌感染の制御が注目されてきましたが、これを基軸に撲滅をめざした対策が必要です。大腸がんは、近年、罹患患者数が増えており、その病因として遺伝的なものもあれば、生活習慣(食習慣や運動習慣など)に起因するものもあります。そのため、生活習慣介入は重要です。このように、消化管の細菌叢やその代謝物、食物との相互作用など発がん現場である消化管腔内環境を整えることが「がん予防:胃がんと大腸がん」に重要と考えられます。 今回の医療技術セミナーでは、胃がんと大腸がんの予防の観点から、現時点における発がん機構への考察と可能な限りの予防法をお示ししたいと思います。 皆さま、奮ってご参加下さい。
| | 10:00-14:30 がん予防:胃癌と大腸がんの予防 1.胃がんの疫学・病態 2.胃がんとピロリ菌・腸内細菌 3.胃がん検診と予防 4.大腸がんの疫学・病態・腸内細菌 5.大腸がん検診と予防
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|  | ■講師 | 鈴木秀和 先生 | | (東海大学医学部消化器内科 教授) |
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| | | | 専門分野:消化器内科学、消化器内視鏡学、 上部消化管、機能性消化管障害、 専門医教育 <略歴> 89年 慶應義塾大学 卒業 93年 慶應義塾大学博士課程修了 93年 カリフォルニア大学サンディエゴ校研究員 05年 北里研究所病院消化器科医長 06年 慶應義塾大学内科学(消化器)専任講師 11年 慶應義塾大学内科学(消化器)准教授 13年 慶應義塾大学病院消化器内科診療副部長 15年 慶應義塾大学医学教育統轄センター教授 16年 東京歯科大学内科学講座客員教授 17年 慶應義塾大学医学部専修医研修センター長 18年 日本専門医機構運営委員・共通講習委員長 19年 東海大学医学部内科学系消化器内科学教授 19年 東海大学医学部付属病院臨床研修部長 19年 北京大学医学部客員教授 20年 東海大学医学部内科学系消化器内科学領域主任教授
<学会役員、等> 日本微小循環学会 理事長、AGA国際委員 日本神経消化器病学会 理事、Rome委員会委員 日本潰瘍学会 理事、日本高齢消化器病学会 理事 日本ヘリコバクター学会 理事、 日本がん予防学会 理事
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