|
【セミナー概要】 くび・肩・腰・膝の痛みや障害はADLやQOLの低下に直結し、その社会的損失も莫大であるといわれています。生活基礎統計(平成19年)によれば、有訴者率は男女ともに1位は腰痛、2位は肩こり、女性では3位が手足の関節の痛みであり、上位はすべて整形外科疾患となっています。さらにそのすべてにおいて、有訴者率は前回の調査(平成16年)より増加しています。しかしながら、日常診療において極めて多く見られるこれらの症状の原因となる病態はさまざまであり、その診断は必ずしも容易ではありません。見過ごされやすい病態や、見過ごしたくない病態も多く存在します。 今回のセミナーでは新進気鋭のスペシャリストを講師として、頚胸椎・肩関節・腰椎・膝と足関節のさまざまな病態とその診断法を、最先端の画像やエビデンスとともにお示しし、さらにそれぞれの最新の治療法を2回シリーズで簡潔にお見せします。 ご参加の皆様にとりまして、明日からの診療にお役立ていただけますことを確信しております。奮ってご参加下さい。
| | 10:00-12:00 第1部:腰痛性疾患の画像診断と治療 男澤 朝行 腰痛性疾患は,椎間板ヘルニアや骨粗鬆症,腰部脊柱管狭窄症,変形性脊椎症などがあります。このように,原因がはっきりしていればいいのですが,背骨が原因で起こる腰痛の場合,自分では思いあたるふしがなく,検査をしてもはっきりとした原因がすぐにはわからないことがあります。このように原因がわからない腰痛は”非特異的腰痛”といわれ,腰痛全体の80%を占めるとも言われ,治療に難渋します。今回のセミナーでは日常診療でよく遭遇する腰痛性疾患の診断と治療法を,最近の話題を交えながらお示しします。
12:00-13:00 休 憩
13:00-15:00 第2部:膝・足関節の疾患の診断と治療 渡辺 淳也 我が国では高齢化に伴い,関節の加齢変化によりADLに大きな障害を有する患者が急速に増加しています。また近年のスポーツ人口の増加に伴い,様々なスポーツ外傷,障害が広い年齢層で認められるようになってきました。特に膝や足関節など荷重関節の疾患は,ADLの低下に直結することから,早期に適切な診断と加療を開始することが重要です。今回のセミナーでは,日常診療でよく遭遇する膝と足関節の疾患の概要と治療法を,最近の話題を交えながら解説します。
|
|
|
|  | ■講師 | 渡辺淳也 先生 | | (帝京大学医学部ちば総合医療センター整形外科 准教授) |
|
| | | | 96年 千葉大学医学部卒業 千葉大学整形外科 97年 川崎製鉄千葉病院、鹿島労災病院、結城病院、ともに整形外科出向 01年 千葉大学大学院 入学 05年 千葉大学大学院 卒業 05年 スイス・ベルン大学留学(ポスドク) 06年 スイス・ベルン大学附属病院放射線科 准教授 06年 帝京大学ちば総合医療センター放射線科 准教授 08年 ブリガム&ウイメンズ病院放射線科、ハーバード大学医学部 客員准教授 09年 現職
専門:関節外科、スポーツ医学、画像診断
| |
|
| | |  | ■講師 | 男澤(おざわ)朝行 先生 | | (帝京大学医学部ちば総合医療センター整形外科 講師) |
|
| | | | "96年 弘前大学医学部卒業 千葉大学医学部整形外科 97年 君津中央病院、国立がんセンター中央病院、千葉県救急医療センター整形外科出向 02年 千葉大学医学部整形外科 05年 船橋市立医療センター整形外科 06年 帝京大学附属市原病院整形外科 助手 06年 帝京大学ちば総合医療センター整形外科 助手 07年 現職
専門:脊椎・脊髄外科、外傷
著書目録{男澤朝行}
論文タイトル:【脊椎・脊髄イメージング 標準的検査法から最新情報まで】 画像検査法編 標準的画像検査 腰椎椎間孔部狭窄に対するMR myelographyの有用性 出典:脊椎脊髄ジャーナル [0914-4412] 著者名:男澤 2010年 23巻 4号 249 -253頁
論文タイトル:【Q&Aでなるほどナットク! 骨粗鬆症性椎体骨折のすべて】 骨粗鬆症性椎体骨折のQ&A 手術治療 出典:整形外科看護 [1342-4718] 著者名:男澤 2009年 14巻 6号 571 -575頁
論文タイトル:【骨折治療の最新知識 いま、どうなっているの?】 骨粗鬆症性脊椎骨折の治療 出典:整形外科看護 [1342-4718] 著者名:男澤 2006年 11巻 11号 1056 -1060頁
整形外科ハンドブック Orthopaedic Access 2010年9月 外傷性脊髄損傷 P218-219
" | |
|
| |
|
|
|