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【セミナー概要】 心電図は心疾患の診断に絶大な威力を発揮する。心電図なしで心疾患、とりわけ虚血性心疾患を診断しようとすると、相当な苦労を強いられることになる。それほどまでに、心電図のあの単純な波形には、驚くほど多くの情報が含まれている。このことは逆に、心電図を細部にわたるまで読解しないと、現れている異常所見をみすみす見逃してしまうことを意味している。 今回の医療技術セミナーでは、心電図の有する豊富な情報と絶大な診断的意義を最大限に引き出すため、以下の項目に沿って講義をすすめる。 ▶ 心電図読解はまずprimary surveyし、疑う疾患があるならそれを狙って、secondary survey。 ▶ 異常所見が見られたら、さらにQRSとST-Tを区別して細部にわたって「心電図解釈のパーツ」に該当する所見がないかを探し出す。 ▶ 最後に、それぞれの「心電図解釈のパーツ」の解釈を統合し、心電図を読解する。 以上により、臨床において効率的に心電図を読み解くことができる能力獲得を指南する。
| | プログラム要旨
1)ルーチン検査で記録された心電図はprimary survey3秒で終 了!って、どうやって? 2)胸痛を主訴で来院した患者。症状から何を疑う?そしてそれを 狙って、心電図secondary surveyで診断!って、どうやって? 3)心筋梗塞?急性冠症候群?狭心症? どこのどの所見でわかる の? 4)上記で、たくさんの心電図読解のパーツが身につきましたね。 ここではその他の全、心電図読解のパーツを大公開! 5)心電図読解のパーツを使って、心電図読んでいきましょう!!
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|  | ■講師 | 渡辺重行 先生 | | (筑波大学水戸地域医療教育センター総合病院水戸協同病院 院長/筑波大学名誉教授、) |
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| | | | <略歴> 1984年筑波大学医学専門学群卒。卒後研修後、筑波記念病院内科科長、筑波大学講師、同助教授を経て、2009年より筑波大学教授、筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター長。2020年より現職。 循環器内科学、特に虚血性心疾患の診断、治療を専門とし、筑波大学附属病院水戸地域医療教育センターにおいて、何でもみることのできる総合診療能力を有する医師の育成に力を入れている。また、心電図の系統的読み方の指導に力を入れており、著書「心電図の読み方パーフェクトマニュアル」は医学生、研修医、医師に広く親しまれている。
<学会活動> 日本心血管画像動態学会評議員 日本心血管インターベンション治療学会評議員 日本不整脈学会評議員 日本循環器学会評議員 日本循環器学会用語委員会委員、
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