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【セミナー概要】 双極性障害は躁うつ病ともいわれ、生涯罹患率は数パーセントとされます。従来、うつ病とともに「感情障害」あるいは「気分障害」に分類されていましたが、近年、うつ病とは異なった治療を行う必要があることがわかってきました。 今回の医療技術セミナーでは、うつ病との区別や薬物療法のちがい、日常生活指導などについてエッセンスをお話します。 次に、パニック障害は頻度の高い不安障害の1つで、動悸、呼吸困難感などの身体症状が多く出現するほか「死の恐怖」などの精神症状を伴うため、内科などの身体科や救急外来を受診する機会が多い精神疾患です。外出などが困難になることもあり、社会的機能を大きく損なうことも少なくありません。 今回の医療技術セミナーでは診断、治療、病態メカニズムの要点をお話し、一定の対応ができるようになることを目標とします。 | | 午前の部 10:00-12:00 “双極性障害”の診療 (講師:功刀浩先生) ・双極性障害の疫学 ・症状、病歴聴取のポイント ・検査所見、診断 ・薬物療法 ・生活指導と対応法
午後の部 12:30-14:30 “パニック障害”の診療 (講師:藤井猛先生) 1.パニック障害とは 2.パニック障害の診断 3.パニック障害の心理教育 4.パニック障害の薬物療法 5.パニック障害の認知行動療法
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|  | ■講師 | 功刀(くぬぎ)浩 先生 | | (帝京大学医学部精神神経科学 教授) |
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| | | | <略歴> 86年 東京大学医学部卒 94年 医学博士(東京大学)、精神保健指定医(厚労省) 94年 ロンドン大学精神医学研究所にて研究 98年 帝京大学医学部精神神経科学講座講師 02年 国立精神・神経医療研究センター疾病研究第三部・部長 20年 帝京大学医学部精神神経科学講座・教授
<専門医> 日本精神神経学会指導医、日本睡眠学会認定医、日本老年精神医学会指導医、日本臨床栄養学会指導医
<学会活動> 日本生物学的精神医学会副理事長、日本うつ病学会評議員、日本統合失調症学会評議員、日本臨床栄養協会理事
<著書> 『心の病を治す 食事・運動・睡眠の整え方』(2019年、翔泳社) 『読めば気持ちがす〜っと軽くなる 本人・家族に優しい統合失調症のお話 』(監修、2018年、翔泳社)、 『こころに効く精神栄養学』(2016 年、女子栄養大学出版部)、 『精神疾患の脳科学講義』(2012 年、金剛出版)、 『図解 やさしくわかる統合失調症』(2012年、ナツメ社)ほか
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| | |  | ■講師 | 藤井猛 先生 | | (国立精神・神経医療研究センター病院精神科 医長) |
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| | | | <略歴> 99年 京都府立医科大学卒業 99-01年 沖縄県立中部病院で臨床研修 01−05年 国立精神・神経センター国府台病院精神科レジデント、児童精神科レジデント 09年 総合研究大学院大学生命科学研究科修了(学位取得) 09年 国立精神・神経センター精神保健研究所流動研究員 10年 福井大学高エネルギー医学研究センター 助教 11年 福井大学子どものこころの発達研究センター特命講師 13-17年 国立精神・神経医療研究センター病院精神科医員 18年 同 精神科 医長
<資格> 精神保健指定医、医学博士、厚生労働省認知行動療法研修修了、ECTトレーニングセミナー修了、EMDRベーシックトレーニング修了
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