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【セミナー概要】 現代のストレス社会においてうつ病は猛威をふるっており、およそ20人に一人が罹患しているとされ、「障害を受ける年数」は先進国においてはあらゆる疾患の中で第一位であるといわれています。長期休職の主な要因の1つであり、また、およそ年間2万人存在する自殺の大きな要因となります。しかし、精神科専門医を受診している患者はいまだに少数とされ、他方、内科患者の中にはうつ病に罹患している人が少なくないとされます。従って、実地医家がうつ病に対応する機会は多いのが現実ではないでしょうか。 今回の医療技術セミナーではうつ病者への診断、治療、対応のエッセンスについてお話し、うつ病に対する基本的な考え方を学んでいただき、患者さんに対して適切に対応できるようになることを目標とします。治療では、薬物療法だけでなく、生活指導についてもエビデンスに基づいて紹介いたします。 | | 午前の部 ・うつ病の疫学 ・うつ病の症状、検査所見 ・診断と分類、性格との関連 ・うつ病患者への対応法の基本 ・うつ病の薬物療法:抗うつ薬
午後の部 ・うつ病の薬物療法:抗不安薬、抗精神病薬、睡眠薬、その他 ・うつ病の分子・脳内メカニズム ・薬物療法以外の治療法 ・うつ病患者の生活指導:特に食生活・運動面へのアプローチ ・症例呈示
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|  | ■講師 | 功刀(くぬぎ)浩 先生 | | (帝京大学医学部精神神経科学 教授) |
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| | | | <略歴> 86年 東京大学医学部卒 94年 医学博士(東京大学)、精神保健指定医(厚労省) 94年 ロンドン大学精神医学研究所にて研究 98年 帝京大学医学部精神神経科学講座講師 02年 国立精神・神経医療研究センター疾病研究第三部・部長 20年 帝京大学医学部精神神経科学講座・教授
<専門医> 日本精神神経学会指導医、日本睡眠学会認定医、日本老年精神医学会指導医、日本臨床栄養学会指導医
<学会活動> 日本生物学的精神医学会副理事長、日本うつ病学会評議員、日本統合失調症学会評議員、日本臨床栄養協会理事
<著書> 『心の病を治す 食事・運動・睡眠の整え方』(2019年、翔泳社) 『読めば気持ちがす〜っと軽くなる 本人・家族に優しい統合失調症のお話 』(監修、2018年、翔泳社)、 『こころに効く精神栄養学』(2016 年、女子栄養大学出版部)、 『精神疾患の脳科学講義』(2012 年、金剛出版)、 『図解 やさしくわかる統合失調症』(2012年、ナツメ社)ほか
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