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過去に開催されたセミナー

過去に開催されたセミナー【最新医療技術セミナー「スキルアップ」】
セミナー終了報告
 過去に開催されたセミナーをご紹介します。ご参加の皆様ありがとうございました。
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実地医家のための間質性肺炎の診断と治療
−坪井病院での取組み−
【セミナー概要】
 間質性肺炎は100を超える原因があるといわれており,中でも特発性肺線維症 (IPF)は本邦では特定疾患に指定されている難病であるため,専門医による適切な診断と治療が求められる.そこで2018年1月より,福島県初の間質性肺炎・肺線維症センターを開設し,東邦大学医療センター大森病院呼吸器内科(間質性肺炎センター)と連携を取りつつ,大学の診療内容と同水準の医療を提供できるシステムを構築した.
 間質性肺炎が疑われた場合は,予後の点および治療内容を決定する上でもIPFとそれ以外の間質性肺炎を鑑別することが必要で,中でも問診は最も重要なポイントである.当センターでは外来診察前に専用の問診票の記入をしてもらい,診断していく過程で,適応と必要性が高い場合は,外科的肺生検(胸腔鏡下肺生検)を行うこともあり,実際,当センターでは,この2年間で約50名の患者に間質性肺炎の診断目的で外科的肺生検を施行している.さらに最終診断は,間質性肺炎を専門とする臨床,病理,放射線科医による総合的判断 (multidisciplinary discussion; MDD)が必要とされており,定期的に施設外の専門の先生方を招聘し,院内でMDDを実施している.
 治療においては,特にIPFと診断された場合,重症例はもとより,これまでの研究で予後不良例と考えられる比較的軽症例においても抗線維化剤であるニンテダニブ(オフェブ®),ピルフェニドン(ピレスパ®)を積極的に導入している.我々の検討でも,リスク因子を有する軽症のIPF患者に抗線維化薬を導入することにより,有意に努力性肺活量の低下抑制をもたらした.さらにIPF以外でも進行性に悪化する慢性線維化型間質性肺炎において抗線維化薬が有効であった症例を経験している.また,リハビリテーション科との密な連携を取りながら,酸素療法,呼吸リハビリテーションも適応患者には積極的に併用している.
 間質性肺炎は,分類の時代から患者への治療機会(抗線維化薬)を考慮する時代へ変わりつつあり,日常臨床において現実的な診断(Working diagnosis)が重要である.


10:00〜12:00 前半講演内容:
ヾ崋狙肺炎とは(疾患概念,疫学,分類など)
⊃巴琶法(外科的肺生検の意義,MDD診断の有用性など)
D攬翩賊,任亮茲蠢箸


12:30〜14:30 後半講演内容:
ーN妬法(抗炎症療法と抗線維化療法について)
特発性肺線維症における早期診断と治療介入の意義
実臨床における包括的医療サポートと地域医療連携

杉野圭史先生
■講師
杉野圭史 先生
(坪井病院 副院長/呼吸器科 部長 兼 間質性肺炎・肺線維症センター長)
<専門分野・研究内容>
呼吸器一般,中でも間質性肺炎の診療.
特発性肺線維症の病態ならびに治療に関する研究.

<略歴>
1999年3月 東邦大学医学部医学科卒業
      同付属大森病院にて研修
2004年10月 国家公務員共済組合連合会虎の門病院呼吸器内科に出向
2007 年4月 東邦大学大学院医学研究科博士課程入学
2011年 3月 東邦大学大学院医学研究科博士課程修了、博士
2013年4月 イギリス(ロンドン)ロイヤルブロンプトン病院放射線科に留学
2014年4月 東邦大学医学部医学科講師
2017年4月 一般財団法人慈山会医学研究所付属 坪井病院に出向
2018年1月   同 間質性肺炎・肺線維症センター長
2019年7月   同 呼吸器科部長兼間質性肺炎・肺線維症センター長
2020年7月   同 副院長

<所属学会>
日本内科学会
日本呼吸器学会
日本呼吸器内視鏡学会
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
日本感染症学会
日本肺癌学会
American Thoracic Society;ATS
The American College of Chest Physicians (CHEST);ACCP
European Respiratory Society;ERS
Asian Thoracic Society of Respirology;APSR

<資格>
日本内科学会認定内科認定医・専門医
日本呼吸器学会呼吸器内科専門医,指導医,代議員
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会代議員
日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会評議員
気管支鏡専門医
日本感染症学会専門医

セミナー要綱
 セミナーNo
599
 開催日
2020年9月27日(日) 10:00〜14:30
 セミナー会場
アットビジネスセンター 東京駅八重洲通り
(東京都中央区八丁堀1-9-8 八重洲通ハタビル6F)
 講師
杉野圭史 先生(坪井病院 副院長/呼吸器科 部長 兼 間質性肺炎・肺線維症センター長)
 分野/対象
■分野: 診療・診察技術
■対象:
 質疑応答
質疑応答集(PDFファイル)
終了したセミナーの報告と開催の模様
■第599回セミナー『間質性肺炎の診断と治療』は盛会裏に終了しました。
 9月27日(日)に開催しました第599回医療技術セミナー『実地医家のための 間質性肺炎の診断と治療−坪井病院の取り組み』は盛会裏に終了しました。
 講師には、一般財団法人慈山会医学研究所附属坪井病院 副院長/呼吸器科 部長、間質性肺炎・肺線維症センター 長であります杉野圭史先生をお招きしました。初めてのご登場です。杉野先生は、週の大半を郡山市にあります坪井病院で診療に携わられ、金曜日が出身大学の東邦大学で診療に当たられておられるそうですが、この”間質性肺炎”の領域は東邦大学の呼吸器科は伝統的に強い教室のようで、2010年当時、教授の本間栄先生にお願いし、坂本晋先生が講義をされております。また、このセミナーはもともと3月1日に予定されておりましたが、ちょうど新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、「私は呼吸器科の医師なので、感染拡大が進む状況では開催できない」とのことで、5月に延期、その後 9月に再延期・・・という経過でした。
 当日の講義の組立ですが、午前の講義は基礎領域のお話しとして、以下の通りでした。
・間質性肺炎とは?(疾患概念、疫学、分類など)
・診断方法(外科的肺生検の意義、MDD診断の有用性など)
・坪井病院での取り組み
 また、午後の組立は「治療」のお話しで下記の通りでした。
・治療方法(抗炎症療法と抗線維化療法について)
・特発性肺線維症における早期診断と治療介入の意義
・実地臨床における包括的医療サポートと地域医療連携

 講義をお聞きして、おぼろげに分かったことは、「間質性肺炎」という疾患は、約3億個といわれる肺胞で構成されている肺の下葉部分が、硬くなって縮んでゆく疾患」であるとのこと。65歳以上の男性に多く、原因は喫煙、住居の環境(埃、黴、他)がんの合併、薬剤・・・等だそうで、ある特殊な病状になると難病にも指定されている厄介な疾患で、医療関係者には敬遠されがちな病気なのだそうです。
 治療方法としては、ステロイド、ステロイドのパルス療法、肺移植、等で、在宅酸素、呼吸器リハビリ・・・等の関連があげられ、要するに早期発見・早期治療に限る…とのことでした。

 杉野先生は、坪井病院に赴任されての3年間の取り組みを披露され、坪井病院、福島県、ひいては東北の呼吸器科の医療を変えられたという、素晴らしいお話しでありました。
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