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【セミナー概要】 皮膚疾患は目に見えるため、それを主訴に来院する患者は多く、皮膚科以外の先生もその治療を求められることは少なくない。さらに皮膚疾患の多くは適切な治療を行えば、簡単に治ることが多いが、不適切な治療のために、なかなか治らず、跡が残ることもある。 今回の医療技術セミナーでは、外来で遭遇する機会の多い皮膚疾患をとりあげ、従来から行われていた治療法に科学的根拠があるのかどうかを解説し、どのような治療を行えば、後遺症を残さず、速やかに皮膚疾患を治すことができるかを解説する。特に最近は不適切治療による難治性アトピー性皮膚炎患者が増えているが、適切な治療を行えば、容易にアトピー性皮膚炎は軽快する。そこで、世間に流布している間違った情報を正し、患者さんのためになる正しい治療法を紹介する。講義内容は医学部の学生時代の知識を前提としているので、初心者でも十分理解できるようになっている。今回のセミナーで一人でも多くの医師の方々に患者さんのためになる正しい治療法を知ってもらい、明日の診療に役立てていただければ幸いである。 皆さま、ふるってご参加ください。 | | 10:00 ◆湿疹・皮膚炎群(アトピー性皮膚炎・接触皮膚炎など)の診断と治療 接触皮膚炎(かぶれ)の診断の落とし穴 意外と診断が難しいが、原因を明らかにすれば、完治する。 アトピー性皮膚炎とは アトピー性皮膚炎はどこまで検査すればよいか? 内服薬は何を使用するのか 痒みに対する対処法は? 11:00 ◆アトピー性皮膚炎に対する正しい外用療法 ステロイド外用薬とは 保湿剤の使い方 スキンケア用品は治療薬ではない 外用薬の混合は良いのか ぐじゅぐじゅした湿疹に対する対処法は 伝染性膿痂疹(とびひ)との鑑別 とびひにステロイド外用薬を使用してもよいのか? 皮膚の傷口には消毒をした方が良いのか? 12:00 昼食 13:00 ◆湿疹と誤診されている真菌感染症(足白癬、爪白癬、体部白癬など)の診断のコツ 第一選択薬は? 治療に反応しない時に何をするか? 誤診しない為のコツ 足白癬・爪白癬の予防法 14:00 ◆痤瘡(にきび)の診断と治療 ニキビの国際的標準治療は? 抗菌薬の使い方 外用レチノイドの使い方 15:00 終了
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|  | ■講師 | 渡辺晋一 先生 | | (帝京大学医学部附属病院皮膚科 教授) |
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| | | | <略歴> 78年 東京大学医学部医学科 卒業 東京大学医学部皮膚科研修医 79年 東京大学医学部文部教官助手 83年 東京大学医学部皮膚科医局長 84年 三楽病院皮膚科部長 85年 米国ハーバード医科大学マサチューセッツ総合病院皮膚科 research fellow 88年 帝京大学医学部皮膚科助教授 94年 帝京大学医学部皮膚科教授 98年 帝京大学医学部皮膚科主任教授、現在に至る <著書> 皮膚レーザー治療プロフェッショナル、南江堂、東京、2013 医師・歯科医師のための口腔診療必携、金原出版、東京、2010 皮膚感染症のすべて-私の治療のコツ-、南江堂、東京、2009 皮膚疾患最新の治療、南江堂、東京、2012 皮膚科診療 こんなときどうするQ&A、中外医学社、東京、2008 、他 多数
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