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【セミナー概要】 COPDは喫煙・大気汚染等による肺の慢性的な炎症を基本病態とする呼吸器疾患です。日本では2013年に1万6千人以上がこの病気で死亡し、日本人男性の死亡原因第8位になっています。しかし、少なくとも530万人以上いると見積もられているCOPD患者のうち、正しく診断されて、適切な治療を受けている患者は10%にも達していません。厚生労働省は、2012年に「健康日本21」の目標としてCOPDの認知度向上を掲げ、国を挙げてCOPDの認知度向上に取り組む方針を示しました。 こうした経緯から、COPDは呼吸器内科専門医だけが診療する疾患ではなく、実地医家がプライマリーケアの場で診療に取り組まなければいけない疾患となっています。しかし、実際の診療に当たって、COPDという病気の概念が難しく患者へ説明しても理解してもらえない。特に禁煙指導が重要であるにもかかわらず、どのようにしたら禁煙してもらえるかわからないなどといった悩みの声を多く聞きます。 本セミナーは、そうした悩みの解消の一助となるべく企画しました。ふだんCOPDに対する患者指導にお悩みの先生方、COPDの診療に関わる可能性のある実地医家の先生方の参加をお待ちしています。
| | 10:00〜12:00 実地医家におけるCOPD診療のポイント 1. なぜ実地医家にとって、COPD診療が重要となっているのか? 2. 実地医家の限られたリソースでどのようにCOPDを診断していくのか? 3. COPDを患者さんに説明する際のポイント 4. COPDの治療、禁煙指導の概略 5.行動変容を起こさせるための面接とは?
13:00〜15:00 禁煙の動機付け面接法 1. 動機付け面接法とは? 2. なぜ動機付け面接法が禁煙指導に役立つのか? その生まれてきた背景・原理 3. 動機付け面接法の基本技法 OARS 4. チェンジトーク、維持トークとは? 5. 日常診療への落とし込みにあたって
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|  | ■講師 | 三島渉 先生 | | (上六ッ川内科クリニック 院長) |
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| | | | <略歴> 97年3月 横浜市立大学医学部 卒業 4月 横浜市立大学附属病院 99年4月 三浦市立病院 内科 01年4月 横浜市立大学大学院病態免疫制御内科学 05年4月 横浜船員保険病院 内科・呼吸器科 07年10月 上六ッ川内科クリニック 院長
<専門医・認定医> 日本呼吸器学会専門医、 日本アレルギー学会専門医、 日本禁煙学会専門医、 日本内科学会認定医、
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