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過去に開催されたセミナー

過去に開催されたセミナー【最新医療技術セミナー「スキルアップ」】
セミナー終了報告
 過去に開催されたセミナーをご紹介します。ご参加の皆様ありがとうございました。
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アスベストと中皮腫疾患の診断と治療
【セミナー概要】
 アスベスト曝露による中皮腫は環境発がんであり地球規模の問題である。過去の中皮腫死亡数は国内で年間1200人(厚生労働省人口動態統計)である。しかし、暴露経験をもつ建築・建設関連労働者は潜在的にもいまだ多く存在し、今後の発症の可能性は高い。また、現在でもアスベストを使用し続けているアジア諸国では、今後、欧米そして日本と同様に中皮腫や肺がんを含む多くのアスベスト関連疾患による健康障害や死亡の増加が予測されている。
 アスベスト曝露と関連が深い中皮腫は、早期診断が難しくまた有効な治療法がなく、症状が出た頃には進行していることが多いため早期発見・早期治療が重要である。したがって、プライマリケアの日常診療における遭遇の確率は依然として高く、求められている役割も高い。産業医の医家、あるいは外国人の診療に多く携わっておられる医家に、中皮腫の自覚症状を含めた症状、診断キットをご紹介し、発症前診断・早期発見につなげたい。
 奮ってご参加下さい。
17:30〜19:30
・アスベスト暴露と中皮腫疾患−歴史、病理
・現在の検診体制とその内容
・中皮腫の自覚症状と各種症状、検査法と種類
・開発されている「中皮腫診断キット」の紹介
・治療法と今後の課題 
樋野興夫先生
■講師
樋野興夫 先生
(順天堂大学病理・腫瘍学 教授)
日本癌学会 理事
日本家族性腫瘍学会 名誉理事長
第99回日本病理学会総会会長(2010年)
一般社団法人「がん哲学外来」理事長
がん哲学外来市民学会 代表
日本結節性硬化症学会 理事長

米国アインシュタイン医科大学肝臓研究センター
米国フォックスチェースがんセンター
癌研究所実験病理部長   を経て、現職

順天堂大学医学部付属順天堂医院に
2005 年に「アスベスト・中皮腫外来」
2008 年に「がん哲学外来」   を開設

<賞罰>
日本癌学会奨励賞
日本病理学会学術研究賞
日本実験動物学会賞
癌研究会学術賞
日本病理学賞
高松宮妃癌研究基金学術賞
新渡戸・南原賞
東京都医師会賞

<著書>
「われ21世紀の新渡戸とならん」(イーグレープ刊)、
「がん哲学」(EDITEX)、
「われOrigin of fireたらん」(to be 出版)、「がん哲学外来」(to bo 出版)
「がん哲学外来の話」(小学館)、
「がん哲学外来入門」(毎日新聞社)、
「末期がん、その不安と怖れがなくなる日」(主婦の友社)、
「がんと暮らす人のために」(主婦の友社)、「使命を生きるということ」(青海社) など
セミナー要綱
 セミナーNo
294
 開催日
2015年2月14日(土) 17:30〜19:30
 セミナー会場
スタンダード会議室 銀座二丁目店
(東京都中央区銀座二丁目6-15)
 講師
樋野興夫 先生(順天堂大学病理・腫瘍学 教授)
 分野/対象
■分野: 診療・診察技術
■対象: 医師/看護師
 質疑応答
質疑応答集(PDFファイル)
終了したセミナーの報告と開催の模様
■第294回セミナー『アスベストと中皮腫の診断と治療』は盛会裏に終了しました。
 2月14日(土)の夕刻に開催しました第294回医療技術セミナー『実地医家のためのアスベストと中皮腫の診断と治療』は盛会裏に終了しました。
 講師には、順天堂大学医学部附属病院病理・腫瘍学 教授で、『アスベスト・中皮腫外来』と『がん哲学外来』で診療をされております樋野興夫先生をお招きしました。樋野先生は、先月11日の『がん哲学外来に学ぶ』以来、2回目のご登場です。
 まず、アスベストというのは、石綿のことですが、1970年代の建築物の屋根や壁の材料に輸入され使われており、実は、これは溶けない、燃えない、無くならないという厄介な代物であったわけです。で、石綿には青石綿と白石綿の2種があって、後半使われた白石綿は大きさが500ナノメータあって、20ナノメータの細胞に突き刺さる。1995年に大阪のクボタの工場と周辺でのアスベスト災害が明らかになり、”クボタショック”と言われた。原因は住宅街のど真ん中に工場があり、そこで使われるアスベスト流れ出て周りの住宅街に降り注ぎ、多くの住民に被害者が出た。一般に被害者は、建設や土木の作業に関わる労働者が多かったのであるが、実は作業者が作業着にアスベストが着いたまま帰ることにより、家族が毎日毎日吸い込むことになり主婦や家族にまで被害が広がることになった。また、地震や火事の際に建築物が壊れる際、環境中にアスベストが排出されることにより被害がさらに広い地域と住民に広がるこもなった。長期間アスベストを吸い続けることにより肺や腹膜の線維化が起こり、中皮腫・がんへと進んでいく”環境発がん”の被害があと20年は出続けること、国家的な救済措置が早急に必要なことを樋野先生は指摘されました。
 患者さんの症状としては息苦しさや呼吸困難が主。静かなる爆弾として進行し、発症したら早い。あっという間に重症化する怖い厄介な疾患であり、先の大阪でのアスベスト被害の訴訟では、住民が○訴し、重点は和解交渉に移っているのは、誰しもご承知のことかと思います。
 因みに、順天堂大学のアスベスト外来では、2005年の日本での初の外来設置以来、昨年までに約1,500名が訪れられた、とのこと。10万人に1名の発症頻度であるそうです。
 問題は、それらの診断と治療ですが、ようやく血液検査により診断できるようになってはいるが、まず患者さんの側で、アスベストによる疾患であることに重症化する最後の最後まで思いがいかないので、来院しないというのが現状。ぜひともプライマリケアの段階で、アスベスト被害や中浮腫であることを疑って欲しい、空振りでも良いので送っていただきたい、要は早期発見・早期診断に尽きる・・・と訴えられました。
 重症化した段階で来院され発見されても救いようがない状況では結局在宅医療に頼り、死を待つしかない。こうした状況で、私は『がん哲学外来』のきっかけになり、続けている・・・ということで、活動状況についても解説されました。
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