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【セミナー概要】 現在、本邦でひそかに大流行しているのはクラミジア、HPV(ヒトパピローマウイルス;子宮頸がんの原因とも言われ、予防ワクチンの認可も含め、最近大いに注目されています)を始め、ヘルペス、淋病といった旧来から知られている疾病に加え、HIV(エイズ)等新たな各種の性感染症(STI;Sexually Transmitted Infection)です。その罹患症例数の莫大さ・問題の深刻さは、インフルエンザなど及びもつかない程の医学的大問題です。ことに若い世代での感染者数は、その世代の他のすべての疾患群にも比をみない程の大流行なのに、社会はもとより医学界・医療界でさえも、あまり注目していません。これは性の問題をタブー視する習慣から抜けきれないためか、あまりにも関心が低すぎます。また、これらの原因の一つには、実地医家各位が、それらの症状や病態が“まだ診たこともない疾患”のものとして、日常の診療でも気付かずに見過ごしていることも考えられるかと存じます。また、自分とは別世界のことだとお考えのせいかも知れませんが、いつ遭遇するか分かりません。殊に殆ど自覚症状が無いまま、大流行していることが、医学的大問題と言えます。 そこで、本 医療技術セミナーでは、若者世代の“性の自由化”を背景に、驚くほどの拡がりを見せている性感染症について、多数のスライドを供覧して、疾患の症状・病態とその特徴の他に、実際の診療で気付くための手がかり等の診断と検査・鑑別のコツを紹介します。また、各々の治療法と、どこまで診れて、どの段階で専門医や基幹病院に送るべきかについて詳しく解説します。 皆さん、奮ってご参加下さい。
| | ■講演プログラム(受講者各位の録画・録音は固くお断り申し上 げます) 13:00-14:40 性感染症(STI)の現状と問題点、症状・病態、特徴と検査・鑑別のコツ 病因: 細菌、ウイルス、原虫、その他の微生物 14:40-15:00 休 憩 15:00-16:40 各種の性感染症(STI)の検査・治療とその実際
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|  | ■講師 | 熊本悦明 先生 | | (性の健康医学財団 名誉会頭/札幌医科大学 名誉教授/日本男性医学研究所 所長) |
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| | | | 【略歴】 東京大学医学部卒業。東京大学講師(泌尿器科学講座)を務めたのち、札幌医科大学医学部泌尿器科学講座主任教授。男性医学・泌尿器科外科学・尿路性器感染症学を中心に研究を進め、日本Men's Health 医学会及び日本性感染症学会を創立している。 その後、(財)性の健康医学財団会頭を経て、現在、札幌医科大学名誉教授、(財)性の健康医学財団名誉会頭、NPO法人アンチエイジングネットワーク副理事長、日本抗加齢医学会顧問、日本思春期学会顧問、日本性機能学会名誉会員など 【受賞】 保健文化賞、志賀潔・秦佐八郎賞 日本泌尿器科学会:坂口賞・鈴木賞
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