心臓血管外科を起点に視点を増やし、視野を広げ、視座を高める |2025年9月27日(土)【第818回】

─医療・制度・社会をつなぐ思考と実践─
■植野剛先生(医師、政策立案者、NPO 法人 理事長、ヘルステック企業 メディカルアフェアーズディレクター)
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【セミナー概要】
近年、急速な技術革新や社会構造の変化などにより、私たちの社会全体が、先の見通しづらい「VUCA* の時代」に突入していると言われています。医療もまたその例外ではなく、複雑化する環境の中で様々な課題に直面しています。
本講演では、心臓血管外科医師として急性期医療に従事してきた立場から、最前線で地域医療を担う先生方や他科の先生方にとって、明日からの診療にすぐに活かせる臨床知識や連携のヒントをご紹介するとともに、産官学民にわたる広範な経験から、「医師としての軸を保ちながら、いかに思考と行動を拡張できるか」についても皆様と共に考えます。
医師法第一条に記された医師の本分──「医療及び保健指導を掌ることによって公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保する」──を、私たちはこの VUCA の時代にどう実現していけば良いのか。医学生から若手・中堅・ベテランの先生方まで、世代を超えた対話の機会となりますれば幸いです。
事前のご質問・ご意見につきましても早めにお寄せ頂けましたら、可能な範囲で当日の内容に盛り込みたいと考えておりますので、ぜひお気軽・積極的にお寄せ下さい!
当日皆様とお会いできますことを楽しみにしております!
* VUCA:Volatility(変動性), Uncertainty(不確実性), Complexity(複雑性), Ambiguity(曖昧性)
◼️第1部では、急性期病院の心臓血管外科医師の立場から、地域の開業医・他科の勤務医の先生方に向けて、
・心臓血管外科手術を要する可能性のある症状・所見
・そのような症状・所見を見つけた際の対応
・紹介時の注意点や紹介先における診療の流れ
・術後患者における診療上の留意点や再連絡の目安
等、明日からの診療にすぐお役立て頂ける知識と連携上のポイントをご紹介します。
◼️第2部では、心臓血管外科を起点としつつ、制度・政策、非営利活動(NPO 法人)、社会健康医学(公衆衛生学)、企業といった複数の領域に関わる自身のキャリアから、視点・視野・視座をミクロ⇔メソ⇔マクロと意図的かつ柔軟に拡張してきた経験についてご共有します。多様な選択肢について知ることの意味、医師としての軸の保ち方と拡げ方を共に考える時間とできますと幸いです。
セミナー要綱
| セミナーNO. | 818 |
| 開催日 | 2025年9月27日(土)15:00〜17:00 |
| 講師 | 植野剛先生(医師、政策立案者、NPO 法人 理事長、ヘルステック企業 メディカルアフェアーズディレクター) |
| 診療科目 | |
| 価格 | 5500円(会員価格/税込) |
開催実績報告
■ ※準備中です。
■植野剛先生(医師、政策立案者、NPO 法人 理事長、ヘルステック企業 メディカルアフェアーズディレクター)
<略歴>
2008年 京都大学医学部医学科卒業
2008~2014年 倉敷中央病院にて初期研修、心臓血管外科後期研修、専門修練
2014~2015年 兵庫県立尼崎病院にて心臓血管外科医長
2015~2021年 兵庫県立尼崎総合医療センターにて心臓血管外科医長
2021年 ヘルステック企業の Medical Officer に就任し、2025年より現職
その他、特定非営利活動法人 CALS Japan 理事長、Policy makers lab Managing partner / 医療・ヘルスケア領域ワーキンググループ 代表、京都大学 大学院 医学研究科 社会健康医学系専攻 社会疫学分野 所属。
日本メディカルスキルアップは医師向けの対面形式のセミナー(会場受講)を重視し、2009年4月より計800回以上医療技術セミナーを開催してまいりました。製薬企業とは無縁の独立系セミナーで、臨床現場、専門領域の第一線で活躍する講師の質と圧倒的な学習時間で医療業界に貢献してまいります。一般医学系の他、さまざまなジャンルのセミナーを開催しております。

