人口減少のなかでのクリニック経営 -スタッフ採用・マネジメントと承継|2024年7月21日(日)【第802回】
■近藤隆二先生(ドクター総合支援センター代表)
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【セミナー概要】
日本の人口減少により、クリニック経営はかつてない厳しい状況に直面しています。本セミナーでは、クリニックが患者さんに選ばれ続けるための具体的な経営戦略をお伝えします。特に、スタッフの採用と定着、そして円滑な承継方法に焦点を当て、クリニック経営を継続する方法をわかりやすく解説します。
患者数の減少や競合クリニックの増加に対応するための対策、スタッフ不足に対応するための環境整備と情報発信のコツを学びます。また、ITの活用や外部戦力の活用による効率化のヒントも提供し、今後の経営に役立てていただけます。
クリニック経営における課題を解決し、持続可能な運営体制を築くための実践的な知識を得られる貴重な機会です。ぜひこのセミナーにご参加いただき、明日からの経営にお役立てください。
1.日本の人口減少とクリニック経営への影響
2.クリニック経営の現状と課題
3.患者から選ばれるクリニックになるために
4.患者ニーズの把握と対応
5.情報発信の重要性
6.患者との信頼関係の築き方
7. スタッフから選ばれるクリニックになるために
8.スタッフが働きやすい環境の整備
9.スタッフ募集のための情報発信
10.院長とスタッフ、スタッフ同士の信頼関係の構築方法
11. スタッフが減少しても経営できる体制づくり
12.ITとアウトソーシングの活用
13. 承継に向けた準備とコミュニケーション
14.承継者との関係構築
15.承継計画の立案と具体化
セミナー要綱
セミナーNO. | 802 |
開催日 | 2024年7月21日(日) 12:30~14:30 |
講師 | 近藤隆二先生(ドクター総合支援センター代表) |
診療科目 | |
価格 | 5500円(会員価格/税込) |
終了したセミナーの報告と開催の模様
■ ■ 7月21日(日)午後に開催しました『人口減少のなかでのクリニック経営-スタッフ採用・マネージメントと承継』は盛会裏に終了しました。講師にはドクター総合支援センター代表取締役 近藤隆二先生をお迎えしました。2021年5月以来久しぶりの19回目のご出演です。これまで“時代の課題・背景とクリニック経営”、“医療法人活用術(設立、運営、解散、承継)”、“クリニックと情報(HP,宣伝)管理”、“財務、決算、節税、保険”、“増患・増収・患者さん対策”、“クリニックの運営チーム作り”・・・と色々と幅広いテーマでお話をいただいて参りました。 領域を意識した主立った講演実績をいくつか並べてみてみますと、①『親子承継に医療法人を活用する』(#644;2021年4月)、②『良いチーム作りは経営の基礎-スタッフ不採用とマネ-ジメント手法』(#638;2021年3月)、③『クリニック二極化時代-情報発信が生き残りの条件;ホームページを評価する』(#643;2021年2月)、④『医療法人の設立から解散まで-医療法人制度を正しく理解し、正しく活用する』(#597;2020年2月)、⑤『クリニックの決算書は経営の羅針盤(クリニックの会計学)-決算書の目的と見方を分かりやすくひもとく』(#483;2018年4月)等です。
今回のセミナーの講義の組立ては以下の通りでした。
1.日本の人口減少とクリニック経営への影響
2.クリニック経営の現状と課題
3.患者から選ばれるクリニックになるために
4.患者ニーズの把握と対応
5.情報発信の重要性
6.患者との信頼関係の築き方
7. スタッフから選ばれるクリニックになるために
8.スタッフが働きやすい環境の整備
9.スタッフ募集のための情報発信
10.院長とスタッフ、スタッフ同士の信頼関係の構築方法
11. スタッフが減少しても経営できる体制づくり
12.ITとアウトソーシングの活用
13. 承継に向けた準備とコミュニケーション
14.承継者との関係構築
15.承継計画の立案と具体化
お話の中で興味を惹いたのは、人口減と高齢化で、就業人口は東京(首都圏?)以外では減少するであろう。病院における入院需要は増えるであろうし、外来の需要は少なくなっていくであろう。クリニックについては子どもが少なくなる・・・という点で小児科、高齢化で通院が難しくなる・・・という点で整形外科が難しくなりそうであろう。また、一方でクリニックの新規開業(無床。有床のウエイトは減っているが)はあいかわらず続いている状況であるとのこと。看護師・技師さんは資格を必要とし、その資格が次々と多様化と高度化していく点では立場はあまり変わらないとしても、受付事務等の資格の不要な(?)領域では労働力の流動化が進むことが想定される。医療・福祉分野では人材は足りなくなるであろうし、特に介護の分野では、高齢者の定年延長を図っても、効率化を図っても、今後人材不足はますます続くであろうし、他の業界との人材獲得競争が深刻になるであろう。
受講者の中に、SEO(Search Engine Optimization)対策に大変興味があって来た・・・という方がおられ、逆に持論を堂々と展開されるとともに、色々と質問をされました。また、近藤先生のお話に非常に共感されておられました。
質疑では以下の質疑が行われましたが、ここでは一部の質問のみを記し、回答を希望される方、興味ある方はDVDないし動画をお買い求めいただきまして、ご確認下さい。
Q1.確認に近いですが、良いクリニックにするためには、まず自分が良い状態で働く、イライラせず平常心でクリニック全体を管理している、あるいは 改善・維持の行動をする・・・ということですか?
■近藤隆二先生(ドクター総合支援センター代表)
<略歴>
80年 株式会社リコー
92年 ソニー生命保険株式会社 08年 医業経営コンサルタントとして独立
10年 (株)ドクター総合支援センター設立
「クリニックの院外経営幹部」というコンセプトで、医業経営と院長先生の生活面の両面から、集患、お金やスタッフ問題、ライフプランなどを全体的、長期的な視点から考え継続的にサポート。
医業経営コンサルタント
CFP(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会)
一般社団法人 医業経営研鑽会 副会長